ルーン占い講座、38回目の今回は、ルーン×タロットの実践編についてをお届けします。
「タロットカードは、絵柄が抽象的で意味がよくわからない…」
そんなお悩みをよく耳にします。
確かに、カードのデザインによってはかなり直感を要するので、「何を言いたいのかわからない…」となりがち。
しかし、そこにルーンを組み合わせることでカードのメッセージを受け取りやすくなることもあります。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ルーン✖︎タロットの鑑定例
「複数の仕事を掛け持ちしているのですが、時間的にいっぱいいっぱいになってきました。どれか一本でいこうかどうか悩んでいますが、どうでしょうか?」(Sさん 40代 女性)
お仕事のお悩みについて、まずはシンプルに、タロットカード4枚で見ていきます。
過去・現在・未来・結論でリーディングすることもできますし、起・承・転・結で見ることもできるでしょう。
まずはカードを引いてみます。
- 1枚目 吊るされた男 逆位置
- 2枚目 ペンタクル2 逆位置
- 3枚目 ソート2 逆位置
- 4枚目 カップ3
全体的に逆位置が多いことからも、今現在のSさんがイマイチ仕事に集中できていない様子が伝わってきます。
Sさんは、ご自身の表現を借りるならば「器用貧乏」で、わりとどんなこともサラッとこなせてしまうタイプ。
ゆえに、なにをやっても「そこそこうまくこなせてしまう」のだそう。
人柄の良さから、人間関係もうまくやっていけるタイプなので、どんな職場でも信頼され、上司からも目をかけてもらえるのでしょう。
しかし、今のSさんは、どこかバランスを欠いてしまっているようです。
複数の仕事を掛け持ちしているとおっしゃっていましたが、どの仕事もそれぞれ忙しくなってしまって全く余裕がなくなってしまっているとか。
ペンタクル2、ソード2が逆位置で出ていることからも、これまでうまく両立できていたものが、大きくバランスを崩してしまっているのでしょう。
しかし、カップ3が象徴しているように、この問題はやがて解決に向かって行く兆し。
そこには、一緒に働く「仲間」の力が強く作用するようです。
「人間関係を重視して決めたほうが良い」
「友人や仲間の協力により、この問題は解決に向かう」
「友達に相談してみて。良いアドバイスがもらえそう」
・・・捉え方次第では「和気あいあいとした職場と縁がある」「イベント系の会社にご縁がある」とも読めます。
このようにリーディングは様々で、結局のところ、仕事を変えたほうが良いのか?今の状態を続けたほうが良いのか?イマイチよくわからない・・・・と混乱してしまう方も多いかもしれません。
そんな時こそ、ルーンの出番です。
ルーンを組み合わてみよう
では、今度はカードの補足としてルーンを引いてみましょう。
この場合は、ストレートに「転職するべきですか?」と尋ねた方が良いでしょう。
ルーンもタロットも、知りたいことはできるだけ具体的に、「YES」か「NO」かで応えられるレベルまで落とし込んでから占ったほうが的確な答えをもらえます。
さて、引いたルーンは「シゲル」
これは、地上に降り注ぐ太陽光を表すルーンで、正逆もなく、とてもポジティブな意味を持つルーンです。
「あなたには幸運が降り注いでいる」「良い流れが来ている」と、背中を押してくれるルーンですから、今のまま悶々としているよりは思い切って働き方を大きく変えて、なにか一つに絞ったほうが良さそう。
それによってSさんの潜在的な力をフルに引き出すことができ、人脈にも恵まれて自然と活躍の場も広がっていくだろうとルーンは伝えています。
ルーンからのメッセージを一言でバシッと言うなら、「小さくまとまるな」でしょう。
・・・このように、タロットカードだけではリーディングの結論を出すのが難しい場合はルーンを合わせて使ってみると良いでしょう。
オラクルカードを使う場合もありますが、やはり解釈の幅が広くて悩んでしまいやすいので、バシッと結論を出したい場合にはルーンと合わせることをオススメします。
【まとめ】
タロットカードとルーンの合わせ技で鑑定する方法をご紹介しました。
オラクルカードがそうであるように、タロットカードに補足のメッセージを与えるツールは色々あります。
カードに描かれた絵柄の世界観だけを頼りにメッセージを受け取るのは、最初のうちはなかなか難しいでしょう。
カードとにらめっこして直観を鍛える・・というのも一つの訓練ですが、ルーンをうまく活用すると効率的です。
占いを一つの「ショー」や「エンターテイメント」として捉えた場合でも、ルーンを転がしてYES/NOを判断するというのはキャッチーで人を惹きつけるものがありますよね。
ただ、オラクルカードに比べるとルーンのリーディングには「スピード感」と「正確さ」「的中率」を求められます。
日々の生活の中でも、ちょっとしたことはルーンで決めるなど、小さなことから積み重ねて直観力や判断力を磨いておきたいものですね。
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