「火星」と言えば火星人！
多くの方々にとっての火星は、そんな位置づけかもしれません。
太陽や月に引けを取らないくらい、身近な存在に感じられる天体の一つなのではないでしょうか。
星占いの世界では、あなたがあなたであるためにとても大切な意味を持った天体です。
…今回は、そんな「火星」に注目してみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
「情熱」を司るアツい星
何をするにも、「やる気」は絶対必要ですよね。
何かを「やってみたい」「やってみよう」というモチベーションがなければ行動は起こせません。
行動しなければ、当然ですが結果もついてこない…。
だからこそ、心の中で燃え立つ「炎」が必要なのです。
そんな炎を司るのが「火星」です。
赤っぽく見えるため、いかにも「火の星」という雰囲気ですが、実際は、酸化鉄（要するに赤さび）を多く含むためにあのような色に見えるのだそう。
ローマ神話における戦いの神「マルス」になぞらえられ、人を戦争に駆り立てる星としても知られています。
このように考えると凶星のように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
確かに戦争は好ましくないことですが、何かを得るために必死に戦うという「情熱」そのものは、生きていく上で欠かせないもの。
受験に合格するために必死に勉強を頑張ることも、ライバルに負けたくない！と必死に部活に打ち込むことも、営業成績を上げるためにせっせと営業にまわることも、すべて、内なる「火星」の働きがあるからなのです。
覚えておくと便利なキーワード
星占いを学ぶ上では「イメージ」が非常に大事です。
火星に対して、あなたはどのようなイメージをお持ちですか？
「情熱」「熱血」「スパルタ」「赤」…たとえばこんな言葉が聞こえてきそうです。
火星には他にも以下のようなキーワードが与えられていますので、参考にしてみてください。
・戦い
・戦争
・サバイバル
・競争
・勝負
・型破り
・勇気
・怒り
・暴力
・野心
・欲望
・スピード
・刺激
・性的エネルギー
・男性性
・トラブル
・おひつじ座（火星はおひつじ座の支配星です）
・さそり座（火星はさそり座の支配星です）
どうでしょうか？わりとしっくりくるキーワードが多かったのではないかと思います。
火星は「血気盛んな戦士」や「熱血営業マン」のイメージで、とにかく行動力がある人のイメージ。
物事を処理するスピードも速いですが、その分、暴走しがちでトラブルメーカーな一面も備えています。
こんなイメージで「火星」をとらえてみると、占いのリーディングをする際にもストーリーを組み立てやすくなるはずです。
火星は「手に入れたいものができた時」のあなたを表す
火星は、ギリシャ神話では戦いの神である「アレス」にたとえられます。
アレスには、ヘパイストスの妻であったアプロディテを寝取ったというエピソードがあります。
結局、その関係は明るみとなって二人はとらわれてしまうのですが、この話には「欲しい物のためなら正義や倫理にとらわれない」というアレスのあり方がよく現れています。
好きだと思えば、たとえ相手が人妻であろうとも一直線にアプローチする。火星にはそのような素直さがあります。
戦争にも同じことが言えますよね。
「その領土が欲しい」と思えば、倫理なんて関係ないとばかりに相手国に攻め入っていく。
これはまさに、火星が表すテーマ。正義や倫理では抑えられない、動物的な欲望、欲求です。
不倫や戦争を正当化するわけではありませんが、少なくとも火星の世界において「戦い」は当然の行動であり、決して「悪」ではないと言えるでしょう。
もっとも、あなたのホロスコープにおいて火星がどの星座にあったかで、戦い方はずいぶんと違ってきます。
火星の力を味方につけるには？
「やる気がわかない」
「やらなければならないことを先延ばしにしがちだ」
…そんなあなたは、火星の力を生かし切れていないと言えるでしょう。
内なる火星に火をつけるためには、こんなアクションがおススメです。
・赤い物を身に着ける
・ちょっと辛い物を食べる
・エナジードリンクを飲む
・新幹線や飛行機など、速い乗り物に乗る
・筋トレをする
・火星浴をする
特に筋トレは、集中力を高める効果もあるのでおススメアクション！
メンタル強化にもつながるので、ぜひ無理のない範囲で日常生活に取り入れてみましょう。
また、ファッションやインテリアに、ワンポイント的に「赤」を取り入れるのも効果的です。
普段、白黒ばかりのファッションだという方は特に効果を実感しやすいはずですよ♪
まとめ
「情熱の星」としておなじみの「火星」についてご紹介しました。
星占いにおいて、火星が表しているのは「情熱」「勇気」「戦い」です。
「欲望」や「野心」を司る星でもあり、時としてそれは、人や自分を傷つける方向に働いてしまうかもしれません。
しかし、その情熱がなければ世界は成り立ちません。
あなたの内側にある「欲望」を否定してしまうのではなく、どのように生かすかを考えることが大事！
戦いの末に”なにか”を勝ち取った時の姿はとても神々しくて美しく、見る人を魅了するものです。
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