インナーチャイルドカード講座19回目の今回は、守護天使~節制~についてのお話をしていきます。
インナーチャイルドカードの大アルカナ 15枚目は「守護天使」です。
ウェイト版のタロットにおける15枚目(14)は「節制」で、「バランス」「浄化」がメインテーマとなっています。
では、守護天使と節制の間にはどのような共通点があるのでしょうか?
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
改めておさらい!「守護天使」とは?
スピリチュアルの世界では、私たちには一人一人に「守護天使」がついていると考えられています。
曜日ごとに担当する守護天使は違っていて、何曜日に生まれたかで守護天使がわかるという説も。
あなたは自分が生まれた曜日を知っていますか?
例えばタイやミャンマーでは、12星座占いよりも「生まれた曜日占い」がメジャーだったりします。
それぞれの曜日別にラッキーカラーも決まっていて、現地の人々はあらゆる場面でそのカラーを活用します。
生まれた日の曜日はGoogleで検索すると簡単に調べられますので、これを機に知っておくと良いでしょう。
【生まれた曜日別の守護天使】
★月曜日 ガブリエル
母のように包み込むような「愛」を司る天使。
「神の声を伝達する」という役割も担っています。
★火曜日 カマエル
「正義」を司る天使。
人が人の道を踏み外すことがないように見守ってくれます。
★水曜日 ラファエル
人を癒す力を持った「ヒーリングエンジェル」。
どんな病も奇跡的に回復させる力があると言われています。
★木曜日 ザドキエル
慈愛の心を持つ天使。
ネガティブな感情を浄化する力も備えています。
★金曜日 ハニエル
自然や大地を愛する心を持つ天使。
この世界にある、あらゆる「美」を司っています。
★土曜日 カシエル
自制心や「調和」を司ります。
負けない強い精神力を与えてくれる天使です。
★日曜日 ミカエル
正しいことを貫く「正義」の天使です。
最も神に近い位置にいる天使だと言われています。
タロットカード「節制」との共通点は?
おとぎ話の世界でも、「守護天使」は度々、登場しますね。
妖精、魔法使い、動物や植物など、姿を変えて現れることも多いです。
なぜ「節制」=「守護天使」なのか?というと、節制に描かれている人物は天使だから。
両手にカップを持ち、「ワインを水に変えている」(あるいは水をワインに変えている)と言われているこの人物は、大天使ミカエルなのです。
前述した通り、ミカエルは神に最も近いと言われている天使。
このカードで描かれているのは、「二つの相反するものを調和させて、新しいものを生み出す」という行為です。
広い意味では、火・風・水・地の「四大元素」をまとめあげて新しい世界を作っている…とも解釈できます。
それができるのは、人知を超越した存在だから。
一方、インナーチャイルドカードで描かれているのは、男の子と女の子を見守る天使の姿。
このカードが伝えているメッセージは実はとても奥が深く、男女で二つの相反する物を表しています。
つまり、男と女、陽と陰、天と地、昼と夜…あらゆるもののエネルギーを統合して新しいものを作り出すタイミングであることを表しているのです。
このカードが出た時は、単に字面の「節制」という意味ばかりではなく、何かしら「創造」のエネルギーが働いているというメッセージ。
新しいものを生み出す段階にさしかかっていることを意味しているでしょう。
「変化」を恐れていませんか?
インナーチャイルドカードは、単なる占いのツールではありません。
今の自分や過去の自分と向き合い、未来につながるような気づきや癒しを得るツールです。
ですから、出たカードにじっくり向き合うことが大切です。
そして、さらに自己理解を掘り下げるための「問いかけ」や「アファメーション」の言葉が与えられています。
『守護天使』の場合は、
★問いかけの言葉①:「目に見えない存在からの守護や問いかけに気づいていますか?」
⇒守護天使は、例えば「エンジェルナンバー」という数字を何度も見せたり、偶然とは思えない不思議な出来事を通じてあなたに”気づき”を与えようとすることがあります。
最近、何度も見る、気になる数字はありませんか?(例えばゾロ目など)
気持ち悪いくらい、同じ夢ばかり見る…なんてことはありませんか?
それは、きっと天使からのメッセージ。
ぜひ、その数字や夢の意味を調べてみましょう。今必要な、大事なメッセージを受け取ることができるでしょう。
★問いかけの言葉②:「何かを変えるタイミングではありませんか?保守的になり過ぎていませんか?」
⇒人間は、現状維持を好む生き物です。
なぜなら、「変化」には膨大なエネルギーを要するから。
また、その変化が必ずしも自分にとってプラスになるとも限りません。
だから人は、変えること、変わることを恐れるのです。
しかし、変える勇気を出さなければ大きな前進がないのもまた事実。
このカードを引いた時は、何かしら現状を変えるべきタイミングとも言えます。
あなたは、保守的になり過ぎていませんか?変えること、変わることを恐れていませんか?守りに入り過ぎているのではありませんか?
…と、カードはあなたに問いかけているようです。
私たちはいつでも、あらゆる「バランス」を保ちながら生きている
『守護天使』では、「バランス」が一つの大きなテーマとなっています。
例えば恋人や夫婦の関係でも、どちらかの力が強すぎるとうまくいかないことが多いですよね。
男女、陰陽、光と闇、悪と善。
あらゆるものは「バランス」の上に成り立っています。
ゆえにこのカードには、次のようなアファメーションの言葉が与えられています。
(※アファメーションとは?…肯定的な自己暗示。自分で自分に前向きな言葉で魔法をかけることです。アファメーションを行うことで、幸せな未来を引き寄せやすくなると言われています。)
「私はあらゆるバランスを保ちながら人生の道を歩みます。私の守護天使はいつも私を祝福し、見守ってくれています。」
ともすれば私たちは、自分の主張に固執してしまいがちです。
「こうして欲しい」「ああしてほしい」「こうだったら良いのに」
…恋愛とはまさに、そんなEgoとEgoのシーソーゲーム。
また、一人の人間の中でも悪と善がせめぎ合っていたりします。
自分が幸せであるために、そして目の前の人を幸せにするために、私たちは常にこの「バランス」と向き合い続けていかなければならないのでしょう。
そして、そんな私たちを、守護天使はいつでも近くにいて見守っていてくれるのです。
まとめ
インナーチャイルドカード 大アルカナ15枚目の「守護天使」についてご紹介しました。
なにかピンチに陥った時には、「天使さん、天使さん、助けてください」と丸投げすると良い。
…というおまじないがあるのをご存知ですか?
そうすると、不思議なことにピンチを逃れることができるのです。
例えば、大事な会議や試験に遅刻しそうだ!という時に、天使に丸投げしてみましょう。
なぜかその会議や試験自体のスケジュールが遅れていたりして、間一髪で助かったりします。
ただ、このおまじないは守護天使との信頼関係がしっかりできていることが大前提。
だからこそ、普段から「守護天使」を意識して過ごすことが大事なのです。
まずは自分の生まれた曜日から守護天使を調べ、名前を覚えるところからですね!
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