西洋占星術講座の入門編35回目の今回は「生まれた時間で太陽のハウスを予測する方法」についてのお話をしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
生まれた時間で太陽のあるハウスを予測する方法
まず初めに、占星術できちんとしたホロスコープを読むためには生まれた時間が必ず必要です。
生まれた時間がわかれば、ホロスコープを出さなくても太陽は大体何ハウスなのか?
知ることができます。
大体の太陽のハウスを知っておくことで、初心者の頃にありがちなお昼と夜でホロスコープを間違えて出していないか?の確認をすることもできます。
ホロスコープの太陽の位置は、お昼生まれの方はMC、天頂に近い場所に太陽が位置しています。
ということは、夜中の12時ごろに生まれた方は180度反対側のICに近い場所に太陽が位置していることがわかります。
1つずつみていきましょう。
大体10時から12時頃に生まれた方の太陽は、天頂の10ハウス近くにあります。
午後12時から14時頃の場合、太陽は9ハウス。
14時から16時頃の場合、太陽は8ハウス。
そして、16時から18時頃の場合は7ハウスです。
例えば、ソーラーサインでホロスコープを出した設定のまま時間がわかる方のチャートを出してしまった場合、16時生まれなのに太陽が1ハウスにあれば、ハウスシステムをプラシーダスに変更していなかったことに気づくこともできますよね?
(プラシーダスに限らず、ハウスシステムは、その方の使いやすいものを使うのは前提です)
18時から20時生まれの方の太陽は、6ハウス。
20時から22時生まれの方の太陽は、5ハウス。
22時から0時生まれの方の太陽は4ハウスの天底になります。
そして0時から2時生まれの方の太陽は、3ハウス。
2時から4時生まれの方の太陽は2ハウス。
4時から6時生まれの方の太陽は、1ハウスとなり、太陽が昇る時刻ですね。
あくまでも大体になりますので、ハウスがずれることもありますが、知っておくと何かと便利で、ホロスコープを出さなくてもなんとなくイメージすることができるようになります。
太陽が意味することは?
太陽は、自我であり人生の目的を意味します。
ということは、他の天体との絡みにもよりますが、お昼生まれの方は人生の目的が社会生活や仕事に向かっていることが多かったり。
逆に夜中に生まれている方は、どちらかと言うと内に向かう内向的な資質であったり。
夕方生まれの方は、人との関係を構築していくことが人生のテーマだったり。
人との絡みの中で、何かを学んでいくことを今世行っていくタイプなのかもしれません。
ちなみにですが
古典のインド占星術では、ハウスを4つに分類し、どのハウスに星が多いのか?
で人生の興味の方向性を見ることもあります。
12ハウス、1ハウス、2ハウスに天体が多い場合は、自分自身に興味関心がある方、
3ハウス、4ハウス、5ハウスは趣味などが大切な方。
6ハウス、7ハウス、8ハウスは人との関わりに興味関心が向かっている方、
9ハウス、10ハウス、11ハウスは仕事、社会生活に関心がある方。
と言う形で分類します。
時間帯で見ると、天頂付近の9ハウス、10ハウス、11ハウスの8時から14時頃はまさに仕事の時間帯ですし、6,7,8ハウスの14時から20時頃は、少しずれてはいますがご飯を食べに行ったり、人との関係を楽しむ時間かもしれませんね。
そして3,4,5ハウスの20時から2時頃の時間帯は、お家でのんびり、
趣味などを楽しむ時間帯です。
12,1,2ハウスの2時から8時頃の時間帯は、寝ている時間帯で自分自身、潜在意識と繋がる時間帯になるのかもしれません。
もちろん正確なハウスは、きちんとホロスコープを出してみなければ分かりませんが、一つの指標として知っておくだけでも、鑑定時に役立つはずです。
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