11月1日の蠍座で迎える新月について、また、新月の過ごし方や新月のお願いごとについても、ホロスコープを交えて解説していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
11月1日の蠍座新月のホロスコープ
11月1日時間にして21時47分に、蠍座で新月を迎えます。
蠍座のキーワードは「洞察、集中、狭く深く」など。
死と再生がテーマの蠍座で迎える新月。
死と再生というと怖いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、物事は新陳代謝していくことで進化していきます。
何かが終わるから、新しい何かが生まれる。
もう着なくなった古い洋服を脱ぎ捨てて、今の自分にマッチする服を手に入れる。
そんなイメージですね。
度数を見ると、蠍座9度、4ハウスで迎える新月ですね。
4ハウスという場所は、蟹座の本拠地の場所で、ホーム、潜在意識、家族等を表す場所になります。
ホロスコープの底、一番見えない場所でもあり、蠍座という星座も内面に深く潜っていく星座になりますので、今回の新月のテーマは「深く自分と向き合うこと」にあると言っても良いでしょう。
アセンダントは蟹座、チャートルーラーは月。
月は4ハウスである蟹座のハウスに在住。
ホロスコープを全体的にみていると、水のエレメントが多いことに気づきます。
アセンダントの他に、火星、太陽、月、水星、土星、海王星の6天体が全て水の星座です。
さらに、水の大三角形であるグランドトラインが、火星、水星、海王星でできています。
火星はアセンダントと重なっている状態。
「心」の大切さが強調されている配置ですね。
何か決断するときのポイントは、心がどう感じるのか?
ここにあります。
頭で考えすぎてしまうと、チャンスを逃すことにもなりかねませんので、心が求めるならばゴーサイン。
という形で動くことで、いろいろなことがうまくいくようになります。
蠍座のエネルギーもとても強い時になりますので、
「何でそう感じるんだろう?」と掘り下げていくのも、なかなか面白いですね。
強い変化のエネルギーの新月
火星の180度反対側では、冥王星がディセンダントに乗っている状態で、緊張を感じる配置になっています。
蟹座の火星と山羊座の冥王星。
度数は29度で、火星はもうすぐ獅子座へ移動、冥王星も、11月20日に水瓶座へ。
もう山羊座に戻ってくることはありません。
強い変化のエネルギー、本格的に、変わる時ですね。
変わると言っても、何かに変わることを余儀なくされて変わるのではなく、自ら変わる。
変わりたくても変われない。
そんな時、自分に対して怒りのエネルギーをぶつけるのではなく、動いてみることにエネルギーを使ってみること。
ポイントは、心の内側に潜り、本音を探ってみることです。
過去生から、引きずってしまっている何かがあることもあるかもしれません。
蓋をしているものをこじ開けるのは、怖い・・
そう感じることもあるはずです。
それでも、勇気を出して動くことで、得られるものが必ずあるはずです。
内側の自分と社会に対しての自分。
家のことと、仕事のこと。
エネルギーを内側に向けるのか、それとも外側に向けるのか。
どのバランスが自分にとって心地が良いのか。
もちろん、心地よいだけでは、人は成長しません。
本気で変わりたいなら、自分自身に負荷をかけることはとても大切です。
そのために、周りの心地よいコミュニティから一歩外に出る必要があることもあるでしょう。
心が本心から求める「拠り所」となる場所は、きっとあります。
この後、11月20日に冥王星が動くことから、さらに急速に時代の流れが変わっていくはずです。
時代の波に乗り遅れないためにも、自ら決断し、行動に移してみませんか?
蠍座の新月のお願いごと
今回の蠍座の新月のお願い事は、
・集中して自分の課題に取り組めています
・心を大切に動けています
・自ら変わるための行動ができています
など
心を大切にすることと、その結果、人様に不快な思いをさせてしまうことは全く異なることです。
自分も周りの人も、みんな大切にできる。
広い視点で世界を見ることができるようになったとき、本当の意味で色々人生は変わっていくのではないでしょうか?
それでは、素敵な新月をお過ごしください。