インド占星術×カルマ講座では、インド占星術をカルマという視点でご紹介していきます。
12回目の今回は出生図の「カルマ」と「ダルマ」というお話をしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ダルマとカルマ
ダルマと聞いても、あまりピンと来ないという方も多いと思いますので、
・ダルマとはどんなものなのか?
・カルマとダルマの関係とは?
こちらについて、深掘りしていきます。
まず初めに、インド占星術の本質は、私たちの運命を形作るカルマのパターンを開明し、強みや弱み、人生の目的についての洞察を得ることにあります。
中心にあるのは、私たちの人生の経験を形作っていく上で重要な役割を果たしている、ダルマとカルマの概念だということ。
ダルマとは、人生における義務や目的のこと。
魂視点で考えていくと、魂の使命に沿った道のこと。
カルマとは、こちらのインド占星術×カルマ講座でお話してきました、思考や言葉、行為から生じ行動と結果のこと。
ダルマとカルマは、私たちの魂が旅をしていく過程で遭遇する教訓と課題を理解するための枠組みのようなものを、私たちに提供してくれている存在なのです。
インド占星術を通して、私たちは自分自身のダルマとカルマについてをより深く理解し、魂の旅の秘密を解き明かしていくことができます。
チャートを見ることで、現在の状況や人間関係に影響を与えるカルマの痕跡を明らかにすることも可能になります。
チャートにより、私たちは行動をダルマに合わせ、魂の道を歩むことができるようになる。
結果として、精神的な充足感に満ちた人生を送れるようになっていきます。
そんなことから、インドやネパール、バングラデュシュなど、ヴェーダの叡智の影響下にある国では、赤ちゃんが生まれると占星術師にチャートを出して貰い、カルマやダルマを知るのです。
ダルマとは北極星のような存在
多くの人たちは、人生のある時点で
「私は何のために生まれてきたんだろう?」
「ちゃんとやるべきことを、やれているのだろうか?」
「正しい道を進めているのだろうか?」
という問いを自分自身に投げかけるようになります。
特に、占いスピリチュアルな道を進まれている方は、そうなのではないでしょうか?
ヴェーダによると、
カルマとは、行為を意味します。
行為を完全に理解する事で、究極の自己理解をすることができると言われています。
ダルマとは、北極星のように私たちを正しい道に導く存在であるということ。
そして、カルマからダルマへの道も、占星術のチャートには刻まれています。
カルマもダルマも、その方その方で異なりますので、この世にやってきた瞬間のチャートを紐解いていく事で、
・この地球でどんな体験をするのか?
・自分にとっての精神的に成長する機会とはどんなものなのか?
理解することができるようになります。
インドの先生は、カルマとダルマのことを
「カルマとは支払うべき負債で、ダルマとは、換金しなければいけないものだ」というお話をされていました。
ヴェーダによると、
「ダルマより高次のものはありません。まさにダルマとは真実なのです。」と述べられています。
私自身はこの域にまだ達していませんので、究極の自己理解について自分自身の体験を用いて語ることはできませんが、人との出会いによりパズルのピースが繋がり、自分自身のダルマの道は見えてくるようになりました。
今年、アガスティアの葉を生徒さんたちの分開けに行ったことがとても大きく影響しています。
アガスティアの葉につきましては、こちらのYouTubeでもまたお話させていただきますし、近々もう一度開けに行く予定です。
まとめ
それではまとめです。
インド占星術を魂視点で読み解いていくと、カルマとダルマについて、知ることができるようになります。
ダルマとは、人生における義務や目的のこと。
魂視点で考えていくと、魂の使命に沿った道のこと。
カルマとは、思考や言葉、行為から生じ行動と結果のこと。
私たちは、カルマの負債を支払い、そしてダルマの正しい、真の道を進んでいくために、自分自身について知る必要があるということ。
魂について知ることで、
「だから自分の人生はこうなんだ」という部分に納得できるようになります。
そして、自分自身の魂の青写真を知ることで、北極星のような存在を得ることができます。
占星術を魂の視点から読んでいくのは、鑑定で読んで貰うのも良いですが、自分自身でチャートを読めるようになることが一番です。
12月1日にオープンする魂術協会では、魂の視点でチャートを読む方法もお伝えさせていただきます。
準備が整いましたら、YouTubeでもご案内させていただきます。