「雑念」は、日々退屈しないで過ごせるようになるものでもありますが、時として邪魔になってしまうものでもあります。
仕事や勉強の集中力もなくなりますし、人間はもともとネガティブな生き物なので、マイナスな方向に思考が持って行かれてしまったりすることも多々あります。
今回は、雑念を手放せないと言う方に向け「雑念はなぜ消しても頭に思い浮かぶのか?」
そして雑念を手放す方法について、ご紹介します。
雑念を手放すこと
赤いドラえもんを想像しないでください。
そう言われたらどうでしょうか?
きっと、あなたの頭の中には赤いドラえもんが描かれていますよね?
想像しないでください。
と言われたのにも関わらず、赤いドラえもんがちゃんと頭の中にイメージされている訳です。
ドラえもんを知らなければ話は別ですが、日本人として生まれてドラえもんを知らないと言う方は、おそらくほとんどいないですよね?
不思議なもので、人は「想像しちゃだめ」と言われると、想像してしまうものなのです。
赤いドラえもんのお話を、「雑念を手放すこと」に置き換えてみてください。
勘の良い方はお気づきなはずです。
雑念を手放そうとすればするほど、雑念に集中してしまうと言うことに。
人の脳は、何かを思考しないようにする時にも「考えないようにする」と言う部分を記憶しておかなければならないため、常に動いていると言われています。
⇧
脳科学の研究では証明されています。
そんなことから、雑念を取り払おうとすればするほど、雑念に集中してしまうのは理にかなっているのです。
瞑想の雑念
私の提供しているソウルディスカバリー講座の1年コースでは、瞑想も学んでいただいています。
瞑想を行うことで、自分自身の中心と繋がれるようになるためです。
反対に瞑想が出来なければチャネリングはできません。
ですが多くの方々が出来ないとおっしゃられるのが瞑想です。
「雑念が・・・」とおっしゃられますが、最初から出来なくて当然といえば当然です。
私も瞑想ができるようになるまで何年もかかりました。
今では何をしていても、瞑想状態に入ることができます。
瞑想は日々の訓練によって出来るようになるものだからです。
瞑想時に雑念を取り払えないのは、雑念に意識が集中してしまっているからです。
呼吸に意識を向け、自分自身の体の細部に意識を集中させていくこと。
リラックスして力を抜くことがポイントになります。
イグアスの滝を想像してみてください
それでは次に、イグアスの滝を想像してみてください。
イグアスの滝そのものをみたことがないと言う方も、壮大な滝を頭の中でイメージされたかと思います。
イグアスの滝といえば、世界3大滝の中の一つですよね。
水しぶきが飛んでくるような、大きな、壮大な滝がイメージできていますよね?
では、イグアスの滝を頭に思い浮かべていた時に、先ほどの赤いドラえもんはあなたの頭の中にありましたでしょうか?
おそらく殆どの方の頭の中には滝がイメージされていて、赤いドラえもんはどこかに行ってしまったはずです。
人の脳は、何かに集中していると他のことには気がまわらなくなるものなのです。
そのように出来ているのです。
今ここに集中すること
人の頭の中に浮かんでくる雑念は、例えば日々の暮らしの小さなことから将来の不安など、様々です。
今日のご飯は何にしようかな?
と言う雑念でしたら特に問題ありませんが、
このまま私どうなっちゃうんだろう?
ずっと今の状態で生涯を終えるのかな。
のような、ちょっと大きな雑念が頻繁に出てくることになると、不安から自己肯定感も下がりますしネガティブモードに突入してしまいますよね。
ちょっと不安や恐れの雑念が出てきた!
と思ったら、「今ここに帰る」癖をつけておくと、思考は分散しなくなっていきます。
大抵の不安や恐れは、意識が過去や未来に行ってしまうことから出てきます。
今ここには、そんなに大きな不安や恐れってないですよね?
雑念が浮かぶのは、脳の仕組みなので仕方がないことです。
自分ではどうにもならない事を変えることはできませんので、自分でどうにかなる「集中する場所を変えること」に意識を集中してみると、色々と変わってくるんじゃないかなと思います。
私も今この瞬間にエネルギーを注げるようになってから、本当に大きく幸福度が変わりました。
今ここには色々な幸せがたくさんあり、日々の暮らしの大切さに気づけるようになっていきます。
思い浮かべなくてもいい赤いドラえもんのようなものを想像せずに(笑)
「今」に意識を集中させてみてください。
仕事も勉強も、人生も向上していくはずです(*´∀`*)
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