ルノルマンカード講座、8回目の今日は、36枚あるルノルマンオラクルカードをよる深く解釈するために、背景の「色」に注目してみて行きましょう。
タロットカードもそうですが、背景の色はそのカードの意味やそこに描かれてる人物の心理を象徴するもの。
タロットの場合は、目が覚めるような黄色だったり、しんと静まり返るような青だったり、真っ暗な闇だったりとバリエーションがありましたがルノルマンカードはどうでしょうか?
さっそく、今回は背景の「色」に注目して36枚を比較していきます。
動画は以下よりご覧いただけます。
幸運のサインは「ピンク」
36枚を並べてみて、ひときわ目を引くのは背景が「ピンク」のカードではないでしょうか。
2クローバー
9花束
17コウノトリ
24ハート
25指輪
27手紙
29淑女
33鍵
いずれも、良い知らせが入ったり、状況が好転することを暗示するカードですね。
そもそもピンクを見て暗く沈んだ気持ちになる方はあまりいないでしょう。
心がわくわくするような感覚、ポッと温かくなるような感覚を生み出してくれるのがピンクの力です。
スピリチュアル的な観点から見れば、ピンクは、私たちの胸の中心付近にある「第4チャクラ」というエネルギーの出入口を活性化させる色。
イメージそのままに「愛」を司るチャクラですから、ここが開くと人に対してあたたかな思いやりが芽生えたり、物事に対してポジティブな捉え方ができるようになったりします。
もちろん一緒に展開するカードによって意味は変わってきますが、基本的には「背景がピンクのルノルマンカードが出たら、人との関わりを通じてラッキーチャンスが舞い込んでくる」と思って間違いないでしょう。
自分を脅かす存在は「赤」
ピンクほど明るくなく、ちょっと暗めのピンク。
どちらかといえは「赤」のイメージに近いのが「14キツネ」と「15熊」です。
いずれも、自分を脅かす可能性がある存在。
赤は背骨の付け根にある第1チャクラを司る色であり、生きる底力、生命力を表します。
人は、なにか”危機”を感じた時に自分の「生」を強く意識しますよね。
自分を理解してくれる人に囲まれた安全な場所から一歩外に出て、強力なライバルや絶対的な権力に出会った時に初めて「自分はこのままで良いだろうか」「今の自分で生きていけるんだろうか」と不安を感じたりします。
不安だから努力する。努力するからワンランク上のステージに這い上がることができる。
そう考えると、キツネやクマのカードの背景が「不穏な赤」で塗られているのも納得できるところではないでしょうか。
人智を超えた運命の流れを意味する「青」
続いて、枚数で見て多いのが淡い青(スカイブルー)です。
1騎手
4家
6雲
20庭園
21山
26本
30ユリ
36十字架
これらのカードに共通点はあるでしょうか?
解釈は人それぞれ違うと思いますが、一つ言えるのは「どのカードも、引いた人に対してやんわりと注意(警告というほど強いものではなさそうです)を与えているということです。
例えば、1騎手は「何か新しい動きがあるかもしれないよ」「あなたにとって重要な出会いがあるかもしれないよ」と教えてくれていますよね。
4家は「あなたのホームグラウンドに”何か”が迫っていること」を示している場合がありますし、6雲はまさに「雲行きがあやしくなってきているよ」というメッセージ。
20庭園は「甘いことを言ってそそのかしてくれる友人に注意して」というサインだったりもします。
21山は強力な敵や障害が現れることを、26本は「思いがけない秘密が開かされるかも」とか「愛情表現は”カタチ”にこだわらないで」。
30ユリはセクシャルなことに惑わされる暗示、36十字架は何かの犠牲になることを予感させます。
いずれも、私たち自身の力が及ばないレベルのところで何か動きが生じていることを表すカード。
「スカイブルー」のカードが出た場合は、そのような人智を超えた力が働いていることを暗示しているのです。
一方、16星で描かれている濃い青「インディゴ」は、直感の中枢と言われる第6チャクラを司る色。(眉間の間にあるチャクラです)。
迷いをぬぐい去り希望を与えてくれる、実はとてもパワフルな色です。
「希望」の意味を持つ「星」のカードにインディゴが使われているのは納得できるところではないでしょうか。
「黄色」は最高レベルのHAPPY
天体つながりで、31太陽と32月のカードに注目してみましょう。
太陽は、「黄色」や「オレンジ」とも受け取れますが、「ゴールド」とも表現できそうな色。
いずれも黄色から派生した色ですから、チャクラで言えばみぞおち付近にある第3チャクラに対応しています。
ここはパワーと英知の入り口。つまり黄色は英知・・・わかりやすく言えば「賢さ」を司る色だと言っても過言ではありません。
賢さを使って幸せを作り出す。幸せになるための知恵を与えてくれるのが黄色系の色で、ゴールドはその極みと言えるでしょう。
月も、控えめですが黄色というよりゴールドに近いニュアンスで描かれているように感じられます。
太陽も月も、ルノルマンオラクルの世界では「大きな幸運」「素晴らしい吉兆」を表すカードですから、背景のゴールドはまさにその幸福感を表現しているのだと言えます。
この2枚のゴールドカードが出た場合は、基本的にはかなり良い流れの中にいます。
自信を持って前に進みましょう!
うっすら「茶色」はグラウンディングを促す
ルノルマンオラクルは、タロット(ライダース版)と比べて背景色が淡いのも特徴。
それでも、ピンク、ブルー、ゴールドなどは非常にわかりやすいのですが、「これは茶色なの?それともクリーム色?」と判別が難しいカードも多いです。
その中でも、
3船
7蛇
10鎌
22道
35錨
これらはいわゆる「ベージュ」に分類される背景色。
ブラウン系のカラーですから、チャクラで言うと足の裏の第0チャクラに対応していて、グラウンディング(大地とつながる)の必要性を伝えるカード郡です。
たとえば3船では、船が浮かんでいる海も青ではなくブラウンで表現されているのがとても印象的。
34魚では水がブルーで描かれているのに、3船があえてブラウンで描かれているのはそこに特別な意味が込められているからです。
「旅立ち」のカードではありますが、「フラフラするんじゃなくて、しっかりビジョンを持って旅することが大事だよ」というメッセージを受け取ることもできるでしょう。
22道の選択も「地に足のついた選択をしなさいよ」という暗示ですし、35の錨はまさにグラウンディングそのものの象徴。
背景色ベージュのカードは意味と色が非常にわかりやすくマッチしているので覚えやすいのではないでしょうか。
状況によって解釈がわかれそうな6枚
白でもなく黄色でもない。かといって茶色でもないし・・・。
あえて表現するとしたら「クリーム色」がしっくりくるのが以下の6枚です。
5樹木
11鞭
12鳥
13子供
19塔
18犬
いずれも、吉とも凶とも言い難い、人によって解釈がわかれるカードですよね。
隣にどんなカードが出るかによって意味が特に大きく変わるため、あえて曖昧な色で表現されているのかもしれません。
参考情報ですが、スピリチュアルな世界において「白」は宇宙とのつながりやエネルギーの統合を意味する色。
ですから、クリーム色は目に見えない力の作用を受けやすい(状況が変わりやすい)ことを暗示しているとも読めるでしょう。
特別な色を持つ3枚
ここまで背景の色でカードを分類し、その共通する特徴を抽出してきました。
一方、以下の3枚はそれぞれ個別の色で描かれているのが特徴的です。
★8棺 黒の壁×黄色のステンドグラス
全ての色を足し合わせると黒になるということから、黒は「物質界の全てを含んだ色」とも表現されます。
チャクラで言う第1チャクラに対応し、実は「赤」と同じ。
「死」を連想させる色のように見えて、実は強く「生」を意識させる色でもあるのです。
8の棺では、壁は黒で描かれていますが窓は黄色のステンドグラスですよね。
ゆえに、「英知で暗闇を照らしなさい」「知恵を活かして新しい自分に生まれ変わって」「自分の外側からあなたを照らしてくれる光に気付いて」というメッセージとも解釈できます。
★23ネズミ グレー
黒と白の中間であるグレイは、曖昧さを許す色。
「白黒つけなくていいよ」「正しさにこだわりすぎないで」「厳しくなり過ぎないで」
色だけで見ればそんなメッセージを受け取ることができます。
「大事なものを失う」ということに対する警告を与えるカードではありますが、ある意味ではネズミの侵入を許している現状を色で表しているとも解釈できるでしょう。
★28紳士 淡い緑
緑は、ピンクと同様、ハートチャクラを開く色。
心を通わせるような出会いがあることを「色」を使って表現していることがわかります。
【まとめ】「色」で楽しむと理解が深まる!自分の感じ方を大切に
カードに対してより深くコミットするための一つの方法として、今回は「背景色」に着目して見てきました。
タロットカードに比べると全体的に色が淡いですが、こうして比較してみると背景の色によってしっかりとテーマを描き分けられていることがわかります。
今回の解釈はあくまでも一つの仮説であって「正解」ではありませんが、いろんな観点からカードを眺めることで理解が深まるというのは確かです。
色の感じ方は人によって少しずつ違いますし、特にルノルマンオラクルカードは感じ方がわかれるカードだと思います。
ぜひ、あなたなりの分類でカードとより深いコミュニケーションをとり、リーディングをもっともっと楽しんでくださいね(*´∀`*)
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