「まずはタロットカードでリーディングし、補足のメッセージとしてオラクルカードを引く」
プロの占い師さんは、このスタイルで鑑定している方も多いです。
今回は、ウェイト版タロットの「ケルト十字」にギルデッド版のルノルマンオラクルカードを合わせてリーディングしてみました。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ルノルマン×タロットリーディング
◆ご相談(Bさん 30代 男性)
「バツイチのシンパパです。なかなか彼女ができないのですが、良い出逢いはありますか?」
一人で小学生のお子さんを二人育てているということで、お仕事と家事・育児の両立も大変なご様子。
それでも「新しい恋をしたい!」というモチベーションは高く、出会いを強く求めています。
今後の展開について、伝統的なスプレッドである「ケルト十字」でリーディングしてみました。
Bさんの今の状況に対する「対策」と、最終結果の補足として2枚、オラクルカードを引いています。
出たカード
①問題の現在の状態・・・死神
②問題の障害になっているもの・・・正義
③Bさんの表面的な気持ち・・・ワンド10
④Bさんの深層心理・・・ソート3 逆位置
⑤問題の過去の状態・・・ソード4
⑥問題の近い未来の状態・・・ワンド6 逆位置
⑦Bさんの現在の立場・・・ペンタクル6 逆位置
⑧周囲の状況・・・ソート クイーン
⑨Bさんの期待や恐れ・・・ワンド9
⑩最終結果・・・ソート8 逆位置
⑪最終結果の補足・・・36十字架
⑫対策・・・23ネズミ
現在の状況
「全く出会いがない」とBさんがおっしゃる通り、今現在の状況は恋愛と縁遠い雰囲気。
子育てや仕事で忙し過ぎる・・・というのもありますが、Bさんご自身の理想が高いことも影響しています。
以前の結婚生活で受けた精神的な痛みを今もなお引きずっており、「今度は失敗したくない」というお気持ちが強いようです。
そのため、言葉通りにしばらくの間、恋はお休みされていたようですね。
恋をするキッカケもないというのは事実で、正直「子供たち以外の誰かに愛情を与える余裕はない」「精神的にいっぱいいっぱい」の状態。
愛は与えたり受け取ったりのバランスが大事ですが、今のBさんには求めるばかりで「与える」余裕はないのかもしれません。
「恋をしたい」とはおっしゃっていますが、置かれた状況として恋愛ムードになっていない。
それが行動や発言ににじみ出てしまうので、なかなかご縁につながらないところがあるのではないでしょうか。
これからどうなっていくのか
なかなかご縁がない原因の一つとして、Bさんが「守りに入り過ぎている」「慎重になり過ぎて、人に対してなかなか心を開けない」ということも挙げられます。
お子さんがいらっしゃるわけですから、やはりこれから交際する相手に対しては「子供たちの母親」としての役割も期待してしまうでしょう。
その条件を満たせるお相手となると、ハードルが上がってしまうのは仕方のないことです。
また金銭的な面としてもどうしても子供が優先になりますよね。
そこをわかってくれるお相手でなければ、なかなか交際は難しいでしょう。
ペンタクル6とネズミの組み合わせが伝えるメッセージは「あなたのお金やエネルギーを奪うような恋に陥らないように注意せよ」。
ただでさえいっぱいいっぱいなのに、奪われるような恋はしたくない・・・そんなBさん自身の不安もあらわれているように思います。
また、お相手の方にとっては、求められるものが多すぎてそれが精神的な重圧になってしまうのかもしれません。
「シンパパは恋愛をしてはいけない」「子供がいるバツイチは恋愛する権利はない」、ということではなく、相手の立場(特に初婚)になってみれば荷が重すぎる面があるということです。
「ソード8」と「十字架」の組み合わせが伝えるメッセージは、「近視眼的な幸福にとらわれず、もっと違う価値観に目を向けなさい。自分を苦しめているのは、他でもない自分自身だ」。
今は子育てで大変なので、交際する女性に対してはどうしても「母親」を求めてしまうかもしれません。
しかし、子どもはあっという間に成長します。
そして、やがては親の元を巣立っていくでしょう。
その時に男女として向き合えるような相手こそが、今、Bさんが見つけるべきパートナー。
選択肢として、「今からつきあって、子どもが独立してから結婚する」という道もあるのです。
それなら、相手の女性も精神的にラクにおつきあいできるのではないでしょうか?「子育て」と「恋愛」は分けて考えるべきです。
「子供も含めて家族になってくれる女性」を求めるのではなく、もっと長い目で見てBさん自身を愛してくれる女性、そしてBさん自身が純粋に一人の女性として愛せる人を探しがほうが良いのではないか?とカードは伝えているのかもしれません。
【まとめ】
状況として、今のBさんは子育てでいっぱいいっぱい。
「彼女が欲しい」という言葉には、「子育てを含めて、生活をサポートしてくれる相手が欲しい」というお気持ちが含まれています。
しかし、それでは相手の女性にとっては荷が重いでしょう。
一旦、「子育て」は脇に置き、純粋に男女として向き合える女性を探すことが大事。
考え方を切り替えないと、なかなか条件に合う女性は現れないでしょう。
これからの「交際」に何を求めるのか?
まずはその点をクリアにしておかないと、交際に発展するような出会いをものにするのは難しいのではないかというのがカードからの啓示でした。
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