「ドラゴンヘッド、ドラゴンテイル」のお話前半としまして、西洋占星術でわかる過去生に散々やってきたこと、今世やるべきことがわかるについてをお伝えしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは?
まず初めに、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは何なのか?
簡単にいうと、太陽の軌道である黄道と月の軌道である白道が交わるポイントを意味します。
太陽と月の軌道は、少しずれていて、同じ場所を通ってはいませんが、交わるポイントがあるということですね。
この交点の近くで新月、満月が起こると日食、月食になります。
ドラゴンヘッドをノースノード、ドラゴンテイルをサウスノードという言い方をしたりもしますし、インド占星術ではドラゴンヘッドをラーフ、ドラゴンテイルをケートゥと呼びます。
西洋占星術のホロスコープ上では、
ドラゴンヘッドをヘッドフォンみたいなマークで、
ドラゴンテイルをヘッドフォンがひっくり返ったような記号で示します。
西洋占星術上の解釈では、
・ドラゴンヘッドは今世やるべきこと、来世に向けてやっていくこと
・ドラゴンテイルは、過去生に散々やってきたこと
インド占星術上の解釈では、
・ラーフは貪り、自分の意志とは関係ないところで拡大していくこと
・ケートゥは、過去生で散々やってきたこと
を意味します。
インド占星術的解釈の方が、思想的にカルマ的要素が強いですね。
というのも、
根っこにあるのが「どんなに物質的なもので満たされたとしても、それは空虚なものに過ぎない」という考え方がインドの思想にはあるからです。
ラーフは、どんなに貪っても、
どんなに欲しいものを手に入れたとしても、完全に満たされることがないということを教えてくれる存在だということですね。
それに気づくことで、人は精神的に成長できる。
「今世の成長」という意味で捉えると、西洋でもインドでも
大きな意味でのドラゴンヘッドの捉え方は同じ意味になりますね。
ドラゴンヘッドを目指す
話を戻しますと
ドラゴンテイルは、過去生に散々やってきたことになりますので、意識せずとも出来てしまうことになります。
そしてドラゴンヘッドは目指していく方向になりますので、なかなか難しかったりするものです。
魂的な話になりますが、
私たちの魂は、成長を遂げるためにこの世にやってきています。
でも、
ドラゴンテイル側に偏ってしまうと、過去に散々やってきて自然と出来てしまうことになるため、成長が見込めません。
魂の成長が見込めないため、魂レベルで考えるとドラゴンヘッド側に舵を切ることの大切さがよくわかります。
ドラゴンヘッドは、
来世に向かって魂を成長させていく場所になりますので、正直大変な事かもしれません。
でも、
ここをやっていくことで、魂が成長できる。
そんなポイントになります。
年齢域で考えると、小さな頃はなかなかドラゴンヘッドを使うのは難しいとされていますが、ある程度の年齢になってくると、ドラゴンヘッドを使えるようになってくる。
もちろん人それぞれ異なりますが、40歳を超えてくると
ドラゴンヘッドの大切さに気づき、段々と使いこなせるようになってくるとも言われています。
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルは18年でチャートを一周します。
36歳を過ぎて二周巡る頃には、色々と見えてくることがあるということを示しているのかもしれませんね。
ここまでをまとめると、
ドラゴンテイルは、
過去生に散々やってきたこと、過去に達成できず、今世まで持ち越してきたこと
ドラゴンヘッドは、
今世やるべきこと、ドラゴンヘッドに示されていることをしていくことで、人生うまく回るようになったりもするということですね。
ドラゴンテイルも意識する必要あり
ちなみにですが、
ドラゴンテイルの示していることは、今世全くやらなくて良いか?
というと、実はそういう訳でもありません。
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルは軸で動いていて、常に180度の関係にあり、お互い影響し合っているポイントです。
占星術的にはオポジションと呼んだりもします。
よくお伝えしている話になりますが、過去、現在、未来は全て繋がっています。
過去の経験があるから、今の私たちがいる。
そして今の私たちの経験の積み重ねが未来を作っているということ。
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