インド占星術講座の6回目としまして、インド占星術に挫折しない方法についてお話ししていきます。
インド占星術の世界にたどり着いたということは、
何らかの理由があるはずです。
今世で出会うべくして出会った!
と言っても過言ではないでしょう。
今回は、インド占星術はどう学んだら挫折しないのか?
についてお話していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
インド占星術で挫折しないために大切なこと
まず結論からお伝えすると
「細部にこだわりすぎないこと」です。
インド占星術は、はっきり言って様々な技法があり、読もうと思えばいくらでも読むことができます。
コンビネーション、ヨーガにしてもマイナーなものまで覚えようとすると、キリがありません。
あまり使わないヒンズー語の用語にしても、
学生時代に使っていたような単語帳に書いて一つ一つ覚えようとされている方もいらっしゃいますが、インド占星術で鑑定ができるようになるために大切な部分はそこではありません。
インド占星術やヒンズー語を学術として学び研究したいという方でしたら話は別ですが、
「自分自身のチャートを読めるようになること」「他者鑑定ができるようになること」が目的でしたらそこは重要ではない部分になります。
学びを深めていきたい!
と思われるタイプの方に多いのですが、一つの単元をとにかく深く深く、掘り下げていくと本当にキリがなくて理系の研究室レベルになってしまうのです。
だからインド占星術を学ばれる方に理系の研究者の方が多いのかもしれませんが。
もちろん
学びを深めていくことで、より深くチャートの分析が可能になることは事実です。
でも、最初はそこではありません。
大枠を楽しみながら学ぼう
どうすればインド占星術で挫折しないのか?
「大枠を楽しみながら学ぶこと」です。
一番挫折しない方法は、自分自身のチャートで学ぶことです。
自分に興味がない人なんていませんし、自分のことを知れば知るほど、色々な側面が顕になり、インド占星術の奥深さにハマっていくでしょう。
最初のうちは、ゲシュタルトを作っていく勉強法をお勧めします。
これはインド占星術に限らず、何を学ぶ際にもおすすめの概念で、まずは全体像を捉えた上で、掘り上げていきます。
人の脳は、細部を認識する際に、より多くのエネルギーを消費すると言われています。
大枠を捉えることで、より少ないエネルギーで脳を動かすことができる。
例えばですが、
何の地図も持たずに山登りをしているとします。
登っている途中で、後どれ位登ったら山頂に辿り着くのかわからないと、永遠に山頂に辿り着かないのでは?
という気持ちになりませんか?
でも、山頂まで後何分でたどり着くという情報を知っていれば、楽々登れるはずです。
全体像を把握しておくことで、自分自身の現在地も分かりやすくなります。
大きな木に、枝や葉っぱの肉付けを後からしていく。
こういう形で学んでいくことで、肉付けもしやすくなります。
当然ながら、
チャートを読み解くために必要な基礎知識がなければ、チャートを読むことはできません。
でも、全てのことを覚えようとしないこと。
小難しい言葉にしても、何度も何度も見聞きしているうちに、不思議と自然に覚えていきます。
私も覚えようとして覚えていませんし、
毎日繰り返し繰り返しその言葉を見聞きしてきた中で、いつの間にか身についていました。
暗記よりも理解
暗記よりも、理解の積み重ねをすることを意識していくことで、インド占星術は必ずマスターできます。
理解せずに暗記したことは、
学生時代のテストでもテストが終われば忘れていませんでしたか?
占星術も同じです。
理解の積み重ねで、どんどん木を大きくし、幹や葉っぱを増やしていくことができるようになります。
暗記ではなく、本質部分を理解することで、必ず鑑定できるようになります。
そのために、
まずは最初の段階として、鑑定に必要な基礎知識だけを入れていくこと。
余計なものは削ぎ落とし、
基礎の鑑定ができるようになったら付け加えていく。
このスタイルが、インド占星術で挫折しない方法ですね。
あなたがインド占星術を学ぶ目的は何ですか?
余談ですが、
インド人の先生に最初に言われたことは、
「チャートはコンピューターで作ると、星を感じられないから
本当の意味でチャートを読めない。」的なことを言われました。
実際にインドの学校では、ホロスコープは手書きで作成するようですし、アガスティアのナーディー占星術でもコンピューターは使わずに手書きのチャートを作成していました。
でも、
チャートをソフトを使わずに作成することがインド占星術の目的ではありません。
人それぞれ、目的は異なると思いますが、
もしも鑑定できるようになることを目指しているのであれば、わざわざ手計算でチャートを最初から作れるようになる必要なんてないのかな?
と感じます。
D9チャートなどに関しては、そこそこ簡単に作れますが、
初期の初期の段階では、こういう作り方でD9チャートが出来上がるということだけ知っていればいいことですね。
学びを深めていくうちに、
目的を見失ってしまうのが挫折の原因なのかな?とすごく感じます。
あっちもこっちも見る必要があるのがインド占星術なので、チャートを読むのに時間がかかりすぎる。
というのも挫折ポイントの一つなのかもしれませんね。
でも、
この時間がすごく楽しくて、人物像が浮かび上がってくることに喜びを感じられるようになってきます。
インド占星術の鑑定は、西洋占星術で鑑定を行っていた時よりも深く繋がれるとものすごい感じます。
依頼者様と深く繋げれるということですね。
なぜなら、魂レベルで様々なことがわかるからです。
チャートを読んでいる間、人生の一コマに触れられること。
お悩みがチャートから浮き彫りになってきたり。
そんな鑑定もできるようになります。
ですので、
まずはステップバイステップ。
一つずつ、鑑定できるようになるために必要なことから身につけていくことが本当に大切です。
ある程度
鑑定できるようになってくると、挫折は減っていきます。
鑑定をしながら
足りない部分を足していく。
という学び方の方が、もっとここが学びたい!
とか、ここはどうしたらいいんだろう?という部分が明るみに出てくるため、色々楽しみながら学んでいけます。
最初から
このディープなインド占星術を極めようなんて正直無理です。
一生かかっても学びきれない。
何度か生まれ変わってようやく身に付く。
的なことが、ラオ先生の本には書かれていました。
ですので、
一生涯学べるものに出会えたことに喜ぶべきですし、楽しみながら学んでいけるだけではなく、人様のお役にも立てる。
素晴らしいツールですね。
ちなみに
私のチャートでは5室に惑星が集中。
5室は蠍座です。
学びを深めていきたい、細部を学びたいタイプの人間です。
インド占星術を学び始めた頃、ものすごくラーフケートゥに興味を持ってしまい、頭の中がラーフケートゥで一杯になってしまったこともありましたが、ぐっと我慢の日々でした。
でも、まずは全体像の把握を。
そして、最初から深みにハマってしまう自分自身の性質を熟知しているため、常にゲシュタルトを心がけています。
まとめ
それではまとめです。
今回は、インド占星術で挫折しないための勉強方法についてご紹介しました。
・木を見て森を見ずにならないこと。
・ゲシュタルトを作ることを意識していくこと。
・基礎をマスターすることで、後からいくらでも肉付けしていくことができるということ。
そして、暗記ではなく、
理解するという学び方をすること。
もちろん
人によって、どういう学び方が向いているか違う。
というのはあるものですが、一気に詰め込もうとせずに、チャートを分析していく中で得られた考察こそが、あなたの宝物になっていきます。
本で学んでいるだけでは、いつまで経っても鑑定できるようになりません。
とにかく実践あるのみです。
これはどの占術にしても同じですね♡
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