カバラ生命の樹講座7回目の今回は、カバラの教えを日常に活かす方法についてのお話をしていきます。
カバラの教えは、その神秘的で深遠な哲学だけでなく、実際の生活においても役立てることができます。
仕事、恋愛、人間関係といった日常の様々なシーンにおいて、カバラの知恵を応用することでより豊かで調和の取れた人生を築くことができるでしょう。
今回は、カバラの基本的な考え方を、具体的な日常生活に応用する方法のご提案です。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
仕事におけるカバラの応用:生命の樹で目標を明確化する
カバラの象徴である「生命の樹(ツリー・オブ・ライフ)」は、10個の要素で構成されています。
それぞれが異なる特性やエネルギーを持ち、人生のあらゆる領域をカバーしている…と捉え、この生命の樹を仕事に応用すると、自分の強みや改善すべき点を明確にできるのです。
例えば…、
★ケテル(王冠):目標の全体像を見る力
仕事の最終目標や自分のキャリアビジョンを考える際、「ケテル」を意識します。
長期的な視点で、自分がどこに向かいたいのかを問い直すと、日々のタスクに対する優先順位が明確になるはず。
★ゲブラー(厳格さ)とケセド(慈悲):バランスを取る
仕事上の判断で厳しさが必要な時は「ゲブラー」を、相手に寄り添う優しさが必要な時は「ケセド」を意識しましょう。
この二つのバランスを取ることで、リーダーシップや同僚との関係が円滑になります。
例えば、プロジェクト管理では締め切りを守る厳格さ(ゲブラー)と、チームメンバーへのサポート(ケセド)が成功の鍵です。
恋愛におけるカバラの応用:与える愛と受け取る愛の循環
カバラでは、「与えること」と「受け取ること」のバランスが幸福の基盤だと考えられています。
この考え方は恋愛において非常に役立つでしょう。
片方が一方的に与えるだけ、または受け取るだけでは、関係は長続きしません。
実践のヒントとしては…
★ティファレト(美と調和)を意識する
恋愛では、自分の意見を通すばかりでなく、相手との調和を大切にすることが重要です。
例えばデートプランを考える際、自分の行きたい場所だけでなく、相手の希望も取り入れることで、相互の満足感が得られます。
★ネツァク(忍耐)とホド(感謝)
恋愛には辛抱強さが必要な場面もあります。ネツァク(勝利)のエネルギーを使い、相手との関係を根気よく育てましょう。
同時に、相手への感謝(ホド)を忘れないことが、良い関係を保つ鍵です。
感謝の気持ちは小さな行動でも伝えられます。「ありがとう」と笑顔で伝えるだけでも、相手との絆が深まるでしょう。
人間関係におけるカバラの応用:自己認識と共感力の強化
カバラはまず自分自身を理解することを教えます。
「私は誰か?」「何を恐れているか?」「どうすれば他者に役立てるか?」といった問いを日々持つことで、他者との関わり方が自然と変わり始めるでしょう。
実践のヒントとしては…
★ホド(謙虚さ)を大切にする
人間関係では、相手を支配しようとするのではなく、謙虚さを持つことでより深い絆を築けます。
ホドのエネルギーを意識すると、無理に相手を変えようとせず、ありのままを受け入れる余裕が生まれます。
★ダアト(知識):他者を理解する努力
他者を理解するには、まず相手の話をよく聞くことが大切です。
相手の背景や考え方に触れることで、思いやりを持った関係を築けます。
例えば職場での意見の食い違いが起きた時、「相手がなぜそう考えるのか」を冷静に聞いてみると、誤解が解消されることがあります。
カバラの「内なる平和」を実践する:瞑想と感謝の習慣
カバラでは、日々の生活の中で「内なる平和」を見つけることを重視しています。
瞑想や深呼吸を行うことで、心の静けさを取り戻し、自分の中心に立ち返る時間を作りましょう。
例えば、毎朝、5分だけ静かな時間を作り、自分が感謝していることを3つ思い浮かべます。
この習慣は、生命の樹における「マルクト(現実世界)」を整えるエネルギーとリンクします。
個人的におススメしたいのは、「今日はどのセフィラを意識して過ごすか」を考えるという方法。
例えば、挑戦の日にはゲブラーを、リラックスの日にはホドを意識してみると良いでしょう。
また、何か目標を設定する際には、具体的な行動計画を立てながら宇宙の導きにも耳を傾けてください。
「生命の樹」を描いて、自分の目標を各セフィロトに関連付けることで、計画がより具体的になります。
例えば「キャリアの成功」はケテル、「日々の努力」はマルクトに対応します。
まとめ
カバラの教えは、単なるスピリチュアルな概念に留まりません。
今回紹介したように、私たちの日々の生活に取り入れることで実用的な効果を得られることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
仕事や恋愛、人間関係などの現実的な問題に対し、カバラ的な視点で取り組むことで新たな気づきもあるはず。。
2025年はぜひ、この古代の知恵を活用して自分の内側深くに潜り込み、「新しい自分」を模索してみましょう。