カバラ生命の樹講座9回目の今回は、 カバラで今年の運勢を占う方法についてのお話をしていきます。
カバラって、なんだか抽象的でよくわからない…。
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、実は「今年の運勢」を占うこともできたり等、一般的な「占い」としての側面も持っているのです。
カバラで運勢を占う場合は、「数秘術」と「生命の樹」の教えを組み合わせたアプローチが一般的。
この占いでは、今年のエネルギーやテーマを読み解くことで、自分の成長や運勢の方向性を知ることができます。
今回は、その基本的な方法をご紹介します。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
年の数秘を計算する
カバラで今年の運勢を知るには、まずその年の「年数」を計算します。
難しいことは何もなく、「一桁の数字になるまでその年の西暦の数字を足し合わせる」というシンプルな方法。
例:2025年の場合
2 + 0 + 2 + 5 = 9
この「9」が、その年のテーマを表す数秘ナンバーです。
◆数字と「生命の樹」の対応を見る
カバラでは、数秘の数字を「生命の樹」のセフィラ(10の神聖な属性)に対応づけて解釈します。
それぞれのセフィラは特定のエネルギーやテーマを象徴していますので、以下を参考にしてください。
各セフィラの意味(1〜9まで):
ケテル(王冠): 新しい始まり、直感、神聖な啓示
コクマー(知恵): 創造性、直感的知識
ビナー(理解): 分析、成熟、内省
ケセド(慈愛): 寛容、与える愛
ゲブラー(厳格): 厳しさ、行動への責任
ティファレト(美): 調和、真実、自己実現
ネツァク(勝利): 持続力、情熱
ホド(栄光): 謙虚さ、知識
イェソド(基礎): 夢、感情の安定、直感的な洞察
例:2025年(9)の場合
9は「イェソド」に対応します。
「最終到達点」とも言えるような年であり、夢や直感を頼りに行動することがテーマとなります。
個人の運勢を計算する
次に、自分の誕生日を使って「個人年数」を求めます。個人年数は、その年の「年数」と自分の誕生月・誕生日を足し合わせ、1桁になるまで計算します。
例:2025年1月15日生まれの人の場合
1 + 1 + 5 + 2 + 0 + 2 + 5 = 16 → 1 + 6 = 7
この場合、2025年の個人年数は「7」となります。
生命の木に重ねてみると、これは「ネツァク(勝利)」に対応しますね。
まさに「勝負」の年。
…といっても、他者と争うというニュアンスではありません。
むしろそれは、自分との闘いの年。
自分の情熱を見つけ、それを貫く努力が求められる年であると解釈できるでしょう。
数秘と「生命の樹」を統合する
最後に、年のテーマ(年数)と個人のテーマ(個人年数)を組み合わせて解釈します。
たとえば、2025年に個人年数「7」の人の場合、全体的なエネルギーは「イェソド(9)」にあり、個人テーマとしては「ネツァク(7)」が強調されます。
この年は内面の安定を重視しつつ、自分の情熱を育て、目標に向かって粘り強く行動することが大切です。
運勢を知った後は、それを生かすためにカバラを取り入れた「瞑想」を行うこともおすすめです。
たとえば、生命の樹の特定のセフィラに対応する色のキャンドルを焚いてみたり。
意識的にそのカラーや数字をラッキーカラーやナンバーとして生活に取り入れてみるのも良いでしょう。
「意識する」ということはとても重要な事で、結果的にその年のエネルギーをさらに引き寄せ、味方にすることができるのです。
まとめ
カバラで今年の運勢を占う方法は、数秘術で年数や個人年数を計算し、それを生命の樹のセフィラに対応づけて解釈するというもの。
単純に「数字」だけでとらえるよりも、その年の雰囲気やテーマをイメージしやすいのではないでしょうか。
この占いは、自分の年間…ひいては人生のテーマや目標に気づき、内的な成長を促すための強力な助けとなるはずです。