数秘術についての本やコンテンツを読んでいると、「これってどういう意味?」という謎のキーワードが頻繁に出てきます。
ここでフォーカスするのは「カルマナンバー」。
「カルマ」は仏教でいうところの「業」であり、「行為」を表す言葉です。
「全ての行為と結果はつながっている」という思想が根っこにありますが、数秘術ではどのように解釈できるのでしょうか。
数秘術と仏教にどんなつながりがあるのか?
今回は、数秘術のカルマナンバー について解説していきます。
あなたはカルマを背負っている人なのか?知ることができます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
「カルマナンバー」は過去生からの課題
仏教では「偶然」という考え方は否定されていて、簡単に言うと、「何か行為があったから結果がある」と考えます。
「あー、本当にツイてないな。なんで私ばっかりこんな嫌な目に遭わなくちゃいけないのよ・・・」
日常生活の中で私たちはこんな風に神様を恨みたくなったりすることがありますが、仏教的な見方をすれば
「胸に手を当ててよく考えてごらん。テストの点数が悪かったのは、勉強しなかったせいでしょ。
○○くんに冷たくされた、って言ってるけど、あなただってカレのことをないがしろにしていたんじゃないの。
人のせいにばかりしないで、自分の行為を見つめ直しなさい」
という感じになるでしょう。
一方、数秘術における「カルマ」はもっと過去にさかのぼった「前世」からの課題を指示しているので、今の自分と向き合ったところで答えは出ないかもしれません。
「カルマナンバー」とは、今世で取り組むことになっている未完の体験、引き受けるべき責任を暗示するもの。
過去から引き継いだ「宿題」のようなもので、それをクリアするまでは延々と輪廻転生を繰り返すと言われています。
とはいえ、「前世でこんなことをしたから、因果応報で今世ではこんなひどい目に遭っているんだよ。我慢して乗り越えなさい!」という、単純な”試練”とはちょっと違っているようです。
カルマナンバーはいくつもの生を重ねてもなおクリアできないような特別な使命を与えられているサインであり、その使命を果たすことでこの世界をより良い方向に導いていくことができる。
ある意味では、カルマナンバーの持ち主はこの世に光をもたらすライトワーカーとしての任務を背負っている人々なのかもしれません。
カルマナンバーは4つある!
「生まれ変わり」が本当にあるのだとしたら、誰でも多かれ少なかれ「宿題」の一つや二つ背負っているでしょう。
実際、「なんかいつも同じようなことがキッカケで人間関係がこじれるなあ」とか、「なぜかいつも人助けをする羽目になるんだよなあ」とか。
「気づくといつも仕切り役を引き受けることになっているんだよなあ」・・・といった感じで、人生で与えられる課題に偏りがあるように感じることってありますよね。
数秘k術では、特に「13」「14」「16」「19」の数字を「カルマナンバー」と名付けて重要視しています。
運命数や誕生数、条件付けの数字などでこれらの数字が表れた場合は、すぐに足して一桁にしてしまうのではなく、「特別な意味のある数字なんだ」と認識することが大事です。
ここでは、それぞれの数字が具体的にどんなカルマを意味しているのかを見ていくことにしましょう。
カルマナンバー 13
この数字を持つ人は、なにかと物事を「修復すること」に携わることになるかもしれません。
たとえば、家や会社で何か物が壊れたり不具合が起きる度に修理する役割を任されたり、根気の要る改善作業のリーダーになったり。
人間関係においても、人を説得したり、チームの人間関係の改善に奔走したりといったことがよくあるかも。
それは、「13」が「改善」「組み立て」「ヒーリング」「根気」といった課題を与えられている数字だからです。
職業としては、建築や改装、修繕関係の仕事のみならず、医師や整体師、裁判官、環境問題を扱う活動家など、あらゆる方面での「改善」や「修復」に取り組むことになるでしょう。
ジャーナリストやライターとして、「言葉」を使って人々の考え方の偏りを修復する役割を与えられる人もいるかもしれません。
カルマナンバー14
自分や身の周りの人が、お酒やギャンブル、セックスなどの依存症に苦しんだ。
しかし結果的には自力で生還した!
このような壮絶な過去を持つ方は、カルマナンバー14の影響を受けている可能性があります。
14の持ち主は、「抑制(コントロール)」と「自由」の狭間で葛藤する人生を与えられがち。
どちらが行き過ぎても自分で自分を苦しめることになりますからバランスが大事なのですが、14の持ち主はどちらかが(主には「自由」)が行き過ぎてしまう傾向があるのです。
しかし、自分自身がその苦しみを知っているからこそ、同じ苦しみにもがいている人を救うことができます。
ゆえに、14の持ち主は依存症患者を治療するカウンセラーや自助グループの運営者などの道を選ぶ方が多いのです。
どんなことも、一般的ではなくマイノリティなほうを選びがちで、自分で自分を苦しい方に追いやって追い詰めてしまう傾向もあります。
不安を解消するために無謀な決断・行動をしがちなので注意しましょう。
カルマナンバー16
16の数字の持ち主は、人生の中で何度も「誰もわかってくれない」と感じる体験をすることになるかもしれません。
というのも、あなたの思想がぶっ飛び過ぎているから!
あなた自身は「これで間違いない」と思っていることも、周りの目には「あの人はエキセントリックだ」と映っているのでしょう。
しかし、そこで自分を引っ込めてしまうのではなく、たとえ周りから押しつぶされても何度も何度も這い上がって自分の信条を貫くのが今世の課題。
何度も苦しい挫折を味わうことになるかもしれませんが、その度に新しい価値観やご縁を手に入れ、より強い自分に成長させていくことができる人です。
それだけの精神力が備わっているということですから、ある意味、最強ですよね。
「7」の数字を持っているので、自分の経験や分析を元にして、人生を悟ったような錯覚をすることもあるかもしれません。
実際、占い師や研究者、法律関係、自然に関する職業など「一人で黙々と課題に向き合う」系の仕事に就く方が多いようです。
自己破壊的になると「孤高」ではなく「孤独」になってしまうので、周りの人とのコミュニケーション、心の交流も大切にしましょう。
カルマナンバー19
始まりの「1」と、ゴールの「9」。その両方持っているため、先見の明があります。
先を見越して決断し、大胆に動くことができるので、カリスマ性のあるリーダーにも多い数字。
革新的なエネルギーを秘めた数字でもあり、時には周りに理解されないアイデアを推し進めようとすることがあるかもしれません。
しかし、たとえ失敗して屈辱を味わったとしても、その体験から学び、再び自尊心を取り戻すことができる稀有な人です。
自分が信じた道をブレずに突き進むこと。それこそが、19を持つ人が今世で与えられた課題。
才能を埋もれさせてしまうことなく、力強く前に進んでいきましょう。
ちょっと大胆なくらいでちょうど良い!
【まとめ】カルマは過去から与えられたチャンス!うまく生かして人生を充実させよう
過去生からの課題を背負っていると言われている「カルマナンバー」についてご紹介しました。
どんな人でも過去生からのカルマは背負っていますが、13、14、16、19は特に過去生からの影響力が強く表れる数字だと言われています。
実際に私の周りでも、カルマナンバーの持ち主は幼い頃から何度も事故に遭ったり、いじめに遭ったり、あるいは若くして会社を興すことになったり・・・と、動きの多い人生を送っている方が多いです。
それが良いか悪いかではなく、まずは「こういう数があるんだ」「私はこういう宿命を背負っているんだ」と知ること。
他の人にはない特別な宿命を与えられているわけですから、むしろそれを生かして他の人ができないことを成し遂げられる人生にしましょう。
その宿命を嘆くのではなく、「じゃあどうすれば乗り越えられるんだろう」「この宿命を使ってどんなことを成し遂げられるんだろうか」とポジティブに考えてみることが大事ですね(*´∀`*)
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