売れる占い師さんに必須な力は「当たる鑑定」ではない!
という現実をご存知でしょうか?
お客様がリピートする理由は、当たるか当たらないかではありません。
中にはそう言う部分でリピートされる方もいらっしゃいますが、多くの場合は占い師さんのお人柄に惹かれてリピートされます。
今まで私が多くの占い師さんと接してきた中で、
「この方は稼いでいるだろうな」と思われる方に共通していたのが、
・傾聴力
・カウンセリング能力
を持ち合わせているとう点でした。
リピーター様にとって、占いは補足程度です。
売れる占い師になるために大切なポイントについて、ご紹介していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
人は語りたい生き物
世の中には「会話上手」「話し上手」と言われる人たちがいます。
占い師でも、人気を左右するのは必ずしも「当たる」/「当たらない」ではなく「話やすさ」「親しみやすさ」だったりしますよね。
では、「会話がうまい」と言われる人とは具体的にどんな人なのか。
継続的に売れている占い師さんや、特定の業界でずっと活躍し続けていられる人たちをじっくり観察してみましょう。
おそらく、話の内容が際立って面白いというよりも、話している時の「印象」が良い人が多いということに気付くはずです。
印象とは、具体的には「誰か別の人が話している時の聴き方や返し方が自然で、とても心地よい」というもの。
目の前の相手が話している時、その腰を折って自分の意見を言ったりしない。
相手が話を盛り上げたところで、ちゃんと笑ったりツッコミを入れたりしてリアクションしてくれる。
決して、批判したりバカにしたりする発言をしない(今風に言うと、ディスったりしないということです)。
つまり、会話の印象が良い人は、話し上手なのではなく徹底して「聴き上手」なんですよね。
人は誰でも「自分を見て欲しい」「自分について知ってほしい」という承認欲求を持っていて、自分語りをしたがる生き物。
だからこそ、自分の欲求をうまくコントロールして相手の承認欲求を満たしてあげられる人が長く愛され、生き残れるというわけです。
カウンセリングの超基本!「傾聴」とは?
占いの鑑定も、自分の鑑定結果を聞いて納得してもらいたいならば、まずは相手の話に耳を傾けることから始めなければなりません。
「理解してから理解される」は人間のコミュニケーションの絶対的な大前提です。
相手の話を聞くこと、これには相手の心の扉を開くという意味があります。
しかし、ただボーっと話を聞くだけで良いのかというと、そうではないのが難しいところ。
「聴き方」について考える上で一つ大きなヒントになるのは「傾聴」という心理テクニックです。
傾聴の基本的なスキルをざっくりと確認してみましょう。
話の腰を折らない
相手が話している時に、それをさえぎって自分の意見を伝えるのは最悪な行為です。
相手は自分を否定されたように感じるかもしれませんし、なにより「この人は、私の話なんてどうでもいいと思っているんだ」という印象を与えてしまいます。
これでは信頼関係は築けません。
相手の感情に共感する
相手の話の中で、「悲しかった」「嬉しかった」「苦しい」といった感情を表す言葉に注目しましょう。
そして、「それは辛かったですよね」「そんなことをされたら、誰でも落ち込みますよね」と感情面に寄り添うことを意識してみてください。
それだけでも、相手は「この人は私の話をちゃんと聞いてくれているんだ」「私のことをわかってくれるんだ」と信頼してくれるようになります。
相手の言葉を自分の言葉で言い換える
相手が一通り話し終わったら、「あなたは、こんな出来事があって、今こんな気持ちで、今日はこういうことを知りたいと思ってここにいらしてくださったのですね」と、内容を自分の言葉でまとめます。
この時、「こういう風に感じたんですね」「今、こんなお気持ちなんですね」と、感情面にクローズアップして代弁してあげるとより心の距離を縮めることができるでしょう。
占いとカウンセリングは似て非なるものです。
占い師は心理カウンセラーではないので、「傾聴」のテクニックを身に着ける必要はないのでは?と思われる方もいるかもしれません。
しかし、当たる/当たらない以外の部分でライバルに圧倒的な差をつけられるとしたら、それは会話の満足度を上げることでしょう。
占術だけでは戦えない、生き残っていく自信がないと感じているならなおさら、武器として傾聴力を磨くことをおススメします。
「あなたの役に立ちたい」という誠意は武器になる
傾聴力は武器になる、という話をしましたが、実はそれより大事なのが占いをする際のマインドセットです。
究極的に言えば、「あなたは何のための占いをするのか?」「なぜ、占い師であり続けようとするのか」。
これが「手っ取り早くお金もうけをしたいから」とか「荒稼ぎできるから」というものだったとしたら、本物の傾聴力は身に着かないでしょう。
本当に武器になるのは、目の前のお客様に対する「あなたの人生の役に立ちたい」という気持ちです。
ほんの数分のお付き合いだとしても、多くの占い師の中からあなたを選んでくれたというのは「運命」の出会いであり、一つの奇跡です。
まずはその奇跡に感謝すること。
そして、「私を選んでくれたこの人のために、何かしてあげられることはないだろうか」「この人の人生を良くするために、なにかして差し上げたい」という気持ちで向き合うことが大事です。
これによってはじめて、真の「共感」が生まれ相手はあなたに心を開いてくれることでしょう。
人は社会的な生き物ですから、誰かのために役に立つことで生きがいを感じますし、誰かの役に立てたと思うことで幸福度も上がっていきます。
「誰かの役に立ちたい」というマインドから生まれた行動は、相手を幸せにするばかりではなくあなたの人生をも輝かせてくれるのです。
長い時間をかけて占い師の道を究めていきたいと思うならば、「どんなマインドセットを持つか」というスタートの部分を大事にしていくことが大切です。
【まとめ】「聴く力」は占いの的中率よりも強力な武器になるスキル!
長く愛される占い師であり続けるために必要な「傾聴」のスキルについてご紹介しました。
覚えておきたいポイントを整理します。
・理解して欲しいなら、まずは相手を理解することから
・「傾聴」は占い師として武器になるスキル
・「お客様の人生の役に立ちたい」というマインドは、占い師自身の人生も豊かにしてくれる
どんな占いスキルも、会話テクニックも、お客様との信頼関係がなければなんの意味もありません。
まずは相手を理解すること、そしてその前提として「この人の役に立ちたい」という純粋なマインドを持つことが大事ですね(*´∀`*)
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