ルノルマンカード講座、4回目の今日は、ダイヤのカードの意味について解説していきます。
ハートに続いて、「ダイヤ」のカードセットが持つ意味について見ていきましょう。
「ハート」=感情、愛、想い。これは、わりとわかりやすい対応ですよね。
同様に、「ダイヤ」=貴金属というところから「お金」や「豊かさ」を連想する方も多いのではないでしょうか。
ゆえに、ダイヤのカードセットがタロットの「ペンタクル」と同様、”物質的なこと”を表しているというのは納得のいくところです。
さっそく、ダイヤについて掘り下げていきます。
動画は以下よりご覧いただけます。
カードを並べてストーリーを作る
タロットのリーディングを勉強された方であれば、これだけの枚数のカードがあると「そこに何かストーリー性があるのではないか?」と考えるでしょう。
まずは、ダイヤの記号がふられたカードを並べてみます。
★「ダイヤ」のカードセット
ダイヤ1(31太陽): 幸運が降り注ぐ、祝福
ダイヤ6(2クローバー): 幸運の前触れ
ダイヤ7(12鳥): おしゃべり、コミュニケーション
ダイヤ8(33鍵): 問題解決、ヒント、重要な情報
ダイヤ9(8棺):潮時、終わり、生まれ変わり
ダイヤ10(26本):秘密、知識、記憶、学習に関すること
ダイヤのジャック(10鎌):収穫、切り捨てる、見限る、突然のアクシデント
ダイヤのクウィーン(22道): 分岐点、運命の分かれ道、重要な決断、転機
ダイヤのキング(34魚): 財産、豊穣、たくさんのものを生み出す出会い
太陽の元で元気に繁茂するクローバーは、逞しい生命力の象徴。
そのクローバーをついばみ、おしゃべりをしている鳥たちは、にぎやかな女性のコミュニティを象徴しているようです。
そのおしゃべりには、噂話に交じって需要な情報も混ざっています。
どれだけ仲良しでも、人間関係は永遠に続くものではなくいつか終わりがきます。
たくさんの思い出と秘密を共有した関係に区切りをつけ、「もう必要ないかな」と思う関係性は取捨選択して切り捨てていく。
これを繰り返すことで、自分にとって本当に必要な相手と出会うことができるのです。
上記の順番でストーリーを組み立てるとザッとこんな解釈になるでしょうか。
一方で、ハートがそうであったように、ダイヤの個数ではなくカードそのものに振られている番号で並べてストーリーを紡ぐこともできます。
さっそく、並べ替えてみましょう。
2クローバー ⇒ 8棺 ⇒ 10鎌 ⇒ 12鳥 ⇒ 22道 ⇒ 26本 ⇒ 31太陽 ⇒ 33鍵 ⇒ 34魚
最初に、「なんかイイコトあるかも?」という幸運の兆しがあり、同時にそれまで続いていた”何か”が終わりを迎える。
努力してきたことについて収穫があると共に、大胆に古い流れを切り捨てるような動きも出てくるでしょう。
流れが変われば新しい出会いもある。
鳥が集まってにぎやかに鳴いているように、仲間関係で進展あり。コミュニケーションを通じて、自分の中にくすぶっていた問題を解決するヒントが得られる。
そのヒントは未来を切り開く鍵となりますが、新しい流れが生まれる際には必ず停滞する時期もあります。
停滞は、「サイクル」が切り替わる時には必ずあること。
受け入れて準備(勉強や練習)に時間を費やすと、徐々に思考が研ぎ澄まされて無駄がそぎ落とされていく。
そして道が開けて、たくさんのものを「収穫」できるシーズンへとつながっていく・・・。
かなり大まかではありますが、ざっとこんなストーリーを描くことができるでしょう。
あなたはどっちのストーリーがしっくりきますか?
他にもなにか法則性のある並べ方を思いついた方は、その順番で並べてストーリーを作ってみると良いでしょう。
個別の意味をただ丸暗記していくより、このようにしてストーリーで見ていくとカードともっと深く仲良しになれます。
単純に「富」を暗示するだけのカードではない
タロットカードもルノルマンオラクルカードも、お金関係のメッセージを届けるカードだという点では共通しています。
しかし、いずれも単純に「富」を得るだけのカードではないというのが面白いですね。
タロットカードのペンタクルのスートで描かれているのは、以下のようなメッセージ。
・私利私欲で動いちゃダメだよ
・お金持ちになること自体ではなく、そこに至るまでの努力に意味があるよね
・結局、人は自分自身よりも他の”誰か”のためにお金を使うことで幸せになれるんだよ
これに対してルノルマンオラクルカードのダイヤは次のような気付きを促しています。
・一つに固執するのではなく、時機がきたら切り捨てることも大事
・チャンスはいつも外から(人や情報)入ってくる
・富を得るには準備(努力を含む)が必要
似ているようでいて、そのメッセージには微妙な違いがあります。
ただ、いずれにしても手に入れた「物質(お金、物)」にしがみついていては運を動かすことはできません。
ルノルマンの場合は隣り合わせで出たカードに合わせて意味を解釈していく必要がありますが、ダイヤのカードセットはあなたの中の「こだわり」「執着」に目を向けることを促しているのだと言えるでしょう。
【カード別】これが出たらパッと連想!関連キーワード~ダイヤ編~
ルノルマンカードを使った占いでは、単独で意味を解釈するというよりは、周りに出たカードとの関係性でリーディングしていきます。
ですから、「このカードの意味はコレ」と限定して覚えてしまうよりは、展開したカードの並びに合わせて臨機応変に読んでいったほうがカードの意図を汲みやすくなるでしょう。
ただ、各カードに「これが出たら、これを連想するとリーディングしやすいかも」という関連キーワードやそのカードを象徴する「物」「人」があります。
ここでは、ダイヤのカードにそれぞれ与えられたシンボルをまとめておきます。
・2 クローバー :数字の「2」がつくタイミング(2時間後、2日後、2週間後、2か月後、2月etc)、草原、芝生、ピクニック、四つ葉のクローバー、幸運の御守り
・8 棺:数字の「8」がつくタイミング(8時間後、8日後、8週間後、8月etc)、ベッド、大きな箱、地下室、”死”に関する仕事、整理すること
・10 鎌:数字の「10」がつくタイミング(10時間後、10日後、10週間後、10月etc)、刃物、鋭利なもの、美容・理容に関すること、秋、収穫に関すること、時間に関すること、老人
・12 鳥 :数字の「12」がつくタイミング(12時間後、12日後、12週間後、12月etc)、おしゃべりに関すること、情報に関すること(電話、TwitterなどSNSも含む)、口コミ、音楽、鳥に関すること
・22 道 :数字の「22」がつくタイミング(22時間後、22日後、22日etc)、枝分かれしたもの、道路標識、地図、Googleマップ、時刻表(検索ツールを含む)
・26 本:数字の「26」がつくタイミング(26時間後、26日後、26日etc)、本、ノート、kindle、ファイル、書店、図書館、
・31 太陽 ;数字の「31」がつくタイミング(31時間後、31日後、31日etc)、昼間、日の出、夏、照明、スポットライトが当たる舞台、野外ステージ、金、ゴールド(色)
・33 鍵 :数字の「33」がつくタイミング(33時間後、33日後、33歳etc)、鍵、鍵モチーフのもの、キーホルダー、鍵穴、玄関、門、パスワード、暗証番号、キーパーソン、セキュリティシステム
・34 魚:数字の「34」がつくタイミング(34時間後、34日後、34歳etc)、魚、シーフード、熱帯業、漁業、市場、水族館、魚河岸、プール、水辺のリゾート、財布、キャッシュ、各種金券、クレジットカード
【まとめ】経済観念揺らぐかも?カードリーディングはお金の勉強にも超オススメ!
ルノルマンオラクルカードで「ダイヤ」の記号が記されたカードの意味やリーディングのポイントについてご紹介しました。
押さえておきたいポイントをまとめます。
・ルノルマンオラクルの「ダイヤ」は、タロットカードだと「ペンタクル」に相当する
・扱うテーマは「お金」や「物質」で共通しており、物質的なものへの執着を捨てることを促している
・人間関係や情報(コミュニケーション)など、ハッキリとした形がないものについての重要性も暗示している
「人生は金じゃない」「お金があったからと言って必ずしも幸せであるとは限らない」
このように言う人もいますが、経済的な余裕を手に入れることによってはじめて叶う夢、手に入れられる自由もありますよね。
お金との向き合い方は、人生の幸福度を大きく左右する大事なテーマ。
ルノルマンオラクルやタロットカードの世界に触れてみることで、ご自身の経済観念が大きく変わるような体験をされる方も少なくありません。
カード占い=スピリチュアルと安易にとらえず、「お金についての勉強ツール」としてもぜひ活用してみてください(*´∀`*)
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