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【ルノルマンカード講座7】1から36まで。ストーリー性はあるのか?

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この記事は約11分で読めます。

ルノルマンカード講座、7回目の今日は、1から36までのストーリーについてご紹介して行きます。

タロットカードの大アルカナ22枚には、人生の縮図とも言えるような味わい深いストーリーがあります。

このストーリー性や啓示に魅了されてタロットの世界にハマった!という方も少なくないでしょう。

そのような方からしてみれば、ルノルマンオラクルカードも「全部並べて、ストーリーを作り出したい!」とワクワクするのではないでしょうか。

実際のところ、この36枚に物語性はあるのか?

まずはさっそく、36枚を順番に並べてみましょう!

動画は以下よりご覧いただけます。

一見、なんのつながりもなさそう・・・だけど?

まずは1番の「騎手」。

白い馬に乗った男性が描かれたカードです。

馬を走らせ、”どこか”に向かって急いでいるようにも見えますね。

どこかの”誰か”に、なにか大事な物や情報を伝えに行こうとしているようです。

一見、小包のような物は持っていないようですから、物を届けるわけではなさそう。

じゃあ、何を届けようとしているのか・・・?答えは、2番のクローバー。

四つ葉のクロ―バーは幸運のシンボルですよね。

つまり、彼は何か「良い知らせ」を届けようとして急いでいたのです。

彼から良い知らせを受け取ったあなたは、3番の「船」に乗って旅に出ます。

一体、どこに向かうのか?この段階でヒントはありませんが、良い知らせを受け取って出た旅ですから、行先にはわくわくするようなことが待っているのでしょう。

何か海外旅行のチケットでも当たったのでしょうか?世界一周旅行?それとも、なにか受賞したという知らせを受け、これから受賞パーティーでも開かれるのか?

あれこれ想像が膨らみますが、着いた先は4番「家」でした。

そう、騎手が運んできたのは家族からの知らせだったのです。

家は、あなたにとって「ルーツ」とも言えること。

家に帰るということは、自分のルーツに立ち返ることを暗示していると言っても過言ではありません。

5番の樹木のように、あなたもこの世界にしっかり根を張って生きている。

今は、うわべではなく地中深くに張り巡らせた根っこに目を向けなさい。自分のルーツに立ち帰ってみると良いよ!・・・そんなメッセージも感じ取られるカードです。

このように、一見なんの物語性もなさそうに見えるカードも、自分なりに想像を膨らませてみるとこんなストーリーを紡ぎ出すことができます。

ここでご紹介したのはあくまでも一つのイメージであって「正解」はありません。

あなたもぜひ、カードの絵柄から自由に物語を作り出してみてください。

自然とカードの理解が膨らみ、親近感も増してくるでしょう。

自分の内側と向き合うことで見えてくるもの(5~9)

自分の”根っこ(ルーツ)”にしっかりアクセスしてグラウンディングすると、ずっと見失っていた大切なことに気付くこともありますね。

決定的な弱点に気付いたり、克服できていないコンプレックスやトラウマがあることに気付けたり。

だんだん心の中がモヤモヤしてくる・・・黒い雲が立ち込めてくる・・・というわけで6番の「雲」です。

一見うまくいっているように見える物事の中に、実は問題を抱えていたことが露呈する。

そして、不安にさいなまれて足元の確認が疎かになっているあなたを狙うのは、7番の「蛇」。

見えないところで、でもあなたのすぐ近くでとぐろを巻いてあなたを狙っています。

もしかしたら、誘惑に負けて大きく道を踏み外してしまうかもしれませんね。

でも大丈夫。悪い流れはずっとは続きません。

始まりがあれば終わりもある。悪い流れは断ち切ることができる。

これを暗示するのが8番の「棺」です。

「なんかうまくいかないな」「ネガティブなループに入っちゃってるな~」

そう感じた時は、一旦ストップして休む勇気を持ちましょう。

仕事も、人生そのものも。

あえて歩みを止めて方向性を見直し、捨てるべきものや思想は処分してしまいましょう。

そうすることで悪い流れを変えることができるのです。

誰の人生にもツライ時期はある(9番~12番)

うまくいかないな~とモヤモヤしながら歩き続けるよりも、覚悟を決めてしっかり休もう!そのほうがうまくいくよ。

9番の「棺」のカードにはそんなメッセ―ジも込められていました。

人はいつもいつも前を向いてがんがん歩を進め続けることができるわけではない。

みんなそんなに完璧ではないし、完璧ではないからこそ見えてくるものがあり、周りの人々に対しても優しくできるのでしょう。

人に対して心からの思いやりを持ち、愛を込めて接していれば、あなたもまた愛=9番「花束」を受け取ることができます。

あっちこっちからオファーを受けることになり、求められる喜びに心も満たされていくでしょう。

しかし、全て受けていたらキリがないので、自分にとって必要かそうでないかはしっかり線引きする必要がある。

10番の「鎌」で自分にとって必要な関係を刈り取り、逆に必要でないものは取り去っていくことになるでしょう。

人生、甘いキャンディやきれいごとだけでは生きていけません。

キビシイ試練にさらされることもあるし、自分の中に厳しさを持たなければいけないこともある。

それを表すのが11番の「ムチ」。

まさに自らに鞭打って、ストイックに自分を追い込んでいかなければならない時期は、誰の人生にも必ずあります。

その苦しいところを抜けると、どこからか楽しいニュースや出逢いの予感を運ぶ「鳥」(12番)が現れるでしょう。

焦らず、腐らず。努力の先には「希望」がある(13~16)

希望を失ってしまった時こそ、子供の頃のような純真な気持ちを思い出して!

そんなメッセージを伝えてくれるのが、13番の「こども」です。

実際、未来への希望や目標を見失ってしまった時、子供の頃の友人と会ってみたり当時好きだったことをやってみたりすると思わぬヒラメキが降りてきたり、自分が本当にやりたかったことに気付けたりしますよね。

「初心」に戻ることの意味を教えてくれるのがこのカードなのです。

しかし、新しい目標に向かって進み始めると、一枚うわ手のライバル(14番「キツネ」)や強大な敵(15「熊」)が現れたりして、くじけそうになるかもしれません。

自分の無力さを想い知らされて涙したり、時には小ズルい同僚に騙されたり。

大きな成功を掴もうとすると必ずそこにはそれを阻む存在が現れるものですが、それもまたあなたの受け取り方次第。

ライバルだと思えていた相手も接し方次第で強力な味方になることもありますし、実力のある相手と切磋琢磨していく中であなたの実力にも磨きがかかっていくのです。

どんな環境下でどんなライバルが現れても、焦らず腐らずコツコツと自分に磨きをかけていくことができれば、いつか希望の星があなたを導いてくれるでしょう。(16番「星)

ここでグッと、未来へのビジョンは広がっていくはずです。

人生は旅の連続。「安定」は長く続かない(17~23)

苦しくても諦めずにいれば、コウノトリが幸せの種を運んできてくれるでしょう。(17番「コウノトリ」)

ここで、あなたにとって好ましい大きな変化が生じます。

異動、転勤、引越し、出逢い、結婚、妊娠、出産…etc、それがどんな形であらわれるにしても、隣には信頼できるパートナーがいるから大丈夫。(18番「犬」)

ソウルメイトとも言えるそのパートナーと一緒なら、必ずやカタチに残る成功を築き上げることができるでしょう。(19番「塔」)

塔は「役所」のような場所とも解釈できるので、恋愛なら「役所に婚姻届けを出す」=「結婚」を暗示していることもあります。

自ら築いた塔の敷地には、美しい花が咲き乱れる庭園もあり、親しい人々と居心地の良い空間を作り出すことができる。(20番「庭園」)

友人を招いてBBQでわいわい楽しむ!そんな華やかな雰囲気を感じさせるカードですね。

しかし、一つうまくいったら次のハードルが現れるのが人生というもの。(21番「山」)

居心地の良いコンフォートゾーンから出て、再び未知なる道を行く旅に出る時がやってきました(22番「道」)。

見えないところですでに物事は動き始めています。(23番「ネズミ」)

気づいたら大事なものを失っていた!大事なものを奪われていた!・・・なんてことにならないためにも、慢心しないように。

人生はまさに、「終わりなき旅」なのです。

「愛」はカタチじゃない!これが真理。(24~27)

人生はキビシイ旅の連続ですが、逃げずに向き合い続けていればいつか心が通う出会いもあります(24番「ハート」)

言わずと知れた愛の象徴。

自分を批判することもなく、マウントを取るでもなく、ただありのままの自分を受け入れて同じことで笑ってくれる相手。

そういう相手に心を動かされる時、人は「この人とずっと一緒にいたい」と思い、何かカタチあるもので契りを結びたいと思うのでしょう。(25番「指輪)

でも、本当に大事なのはカタチではありません。

思い出や知識という「カタチに残らないもの」を重ねていくことこそが人間に与えられた特権(26番「本」)

大切な人との間に思い出を積み重ねていくことは、人類だからこそできることです。

そしてそれを自分の中に留めておくのではなく、「言葉」という形で相手に伝えることができるのも人間ならではの能力ですよね。(27番「手紙」)

ここでは、人と人の間に生まれる「愛」についての本質的なテーマが描かれているように感じます。

運命の出会いによって人生は大きく好転!(28~32)

仕事でもプラベートでも、生きていればいろいろあります。

ほろ苦い失恋のひとつやふたつ(あるいはもっとたくさん)も経験し、人は真の愛に気付くことができるのです。

実際、みなさんも、若い頃の恋愛を振り返ると「あ~、あの頃はなんて自分勝手だったんだろう」「あれじゃあフラれてもしょうがないよね」と過去の自分が恥ずかしく思えたりしませんか?

年齢を重ね、経験を積むことで「人を愛する力」も磨かれていきます。

そしてついに運命の相手との出逢いを果たす。(28番「紳士」、29番「淑女」)

成熟した二人が出会うことで、そこに祝福の光がもたらされます。(30番「ゆり」、31番「太陽)

非常にパワフルで幸福な状態。人生の絶頂期と言っても過言ではありません。

追い風が吹くように、あなたをサポートしてくれる存在も現れます。(32番「月」)

タロットカードにおける「月」は不穏な気配を感じさせるカードですが、ルノルマンの場合はむしろ吉兆のサイン。

ソウルメイトとの結合によって運命が大きく動き出し、周りからもサポートを受けやすくなるという状態を表していると言って良いでしょう。

共に分かち合うこと。それが真の幸せ(33~36)

1人でどれだけ悩み、行動しても解決できなかった問題が、”誰か”との出逢いによって解決に向けて大きく動き出すことは人生においてよくあることです。

まさにルノルマンの世界で描かれているのはそのような展開。

人と助け合うこと、他者からのサポートを「ありがとう」と受け取ることを覚えたあなたの元に、問題を解決するための鍵が巡ってきます。(33番「鍵」)

その鍵で何を開けるのか?

実は明確な鍵穴は存在しません。

なぜなら、全ての答えはあなたの内側(無意識=34番「魚」)にあるから。

あなたの内側にある海の中を泳いでいる魚をしっかり見つめましょう。

そこにあなたが求め続けてきた答えがあります。

答えを見つけることができたなら、もうどこかにフラフラしたりせずその場にしっかりと錨をおろすことができるはず。(35番「錨」)

しっかりとグラウンディングして、背負うべき十字架(責任)を受け取りましょう。(36番「十字架」)

「自分さえよければいい」「自分だけが幸せになれたらいい」「人生は自分ひとりでどうにかなる」

いまのあなたの中にはもう、そんな奢った考えはないはず。

人は群れの中で進化し、仲間と共に生きてきた生物です。

だから、究極的にはどこまで行っても「責任」というものから逃れることはできません。

周りから求められる物を、求められるカタチで社会に還元し、互いを認め合いながら「生」を楽しむこと。

背負うべきものを放棄せずに背負い、時には誰かの荷物を半分背負ってあげたり、逆に背負ってもらったりしながら生きていくこと。

そうすることでしか、真の意味で幸せになることはできないのです。

【まとめ】「幸せな生き方」とは?ルノルマンオラクルカードが教える”幸せ”の本質

全部で36枚あるルノルマン・オラクルカードを「ストーリー」で見た場合、どんなメッセージが込められているのか?

今回はそんなテーマの元で36枚を眺めてみました。

タロットカードの大アルカナが「人生は未来永劫、繰り返す(=永遠)」を一つの大きなテーマとしていたのに対して、ルノルマンオラクルは「幸せの本質」を提示してくれているように感じます。

脳科学の世界では「運の良い人は、自分以外の他者のために祈ることができる」「運の良い人は独り勝ちをしない」という説がありますが、まさにルノルマンカードで描かれているのもそのような内容!

もちろんこれは一つのオリジナルな解釈ですので、人によって受け取るメッセージは異なるでしょう。(そもそも、ルノルマンカードは隣合ったカードによって個別の意味も大きく変わってくるので、一概に意味を固定することはできません))

人によってはものすごくネガティブバッドエンドなストーリーになるかもしれません。

ぜひあなたも、自分なりの解釈でカードからの啓示を受け取ってみてくださいね。

そうすることでカードに対する思い入れも深まりますし、リーディングもしやすくなるはずですよ(*´∀`*)

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