ルノルマンカードは、一枚で読むよりも「隣にどんなカードがあるか?」が結構重要です。
中でも、この6番の「雲」は、カードの並び方がリーディングに大きな影響を与えるカード。
具体的にどのように意味が変わってしまうのか?詳しく見ていきましょう!
白い雲か?暗雲か?
「6 雲」のカードには、白い雲と黒い雲が描かれています。(※そうでないルノルマンカードもありますが、だいたいはこのようなデザインになっているはずです。)
そしてその間には青い空が見えている・・・。
果たして、このまま晴れていくのか?それとも雨雲の勢いが増して雨が降り出すのか?
リーディングでは、「この先どうなるかわからない」「不確定な要素が多い状況」といった解釈をされることが多いカードです。
さらに、このカードの両隣にどんなカードがあるか?ということにも注目していきましょう。
例えば、相談者本人を表す「淑女」や「紳士」のカードがあった場合。
白い雲の隣に出ていたのであれば、今抱えている悩みは解決し、状況は明るい方向に進んでいくでしょう。
一方、もし黒い雲の隣に出ていたら。
雨雲が優勢となって雨が降り出す=その人が抱えている状況はこれから悪化していくだろうと読むことができます。
オラクルカードはあまりネガティブな意味のものがないのが特徴ですが、ルノルマンカードにはこのように配置次第でネガティブな意味になるカードもありますので、リーディングの際は両隣にどんなカードがあるかに注目しましょう。
ギルデッドレヴェリーの場合はどうか?
ギルデッドレヴェリーの「6 雲」は、一般的なルノルマンカードとはちょっとデザインが違っています。
左側に黒い雲、右側には「白い雲」というよりも光射す空が描かれていますね。
この場合も解釈の仕方は同じで、「左隣か?それとも右隣か?」で意味が変わってきます。
左の雲は本当に真っ黒なので、見るだけでもなんだか悪いことが起こりそうですよね。
一方、右側はとても明るく、雲がありません。
ある意味では、一般的なルノルマンよりも解釈しやすいでしょう。
例えばこんなカードが隣にあったら…
「淑女」や「紳士」は比較的わかりやすい例です。
では、雲の隣に他のカードが並んでいたらどうなるのか?
いくつか例を挙げてみますね。
★騎士
白い雲の隣であれば、状況が良い方向に向かうことを知らせる嬉しい知らせが届く。黒い雲の隣なら、不穏なニュースが届く兆し。
★家
白い雲の隣であれば、家庭内の問題が解決に向かう兆し。黒い雲の隣なら家庭内にトラブルがあったり、帰宅困難な状況に陥る。
★木
白い雲の隣であれば、健康問題が解決して心身の状態が上向いていく兆し。黒い雲の隣なら、憂鬱な気持ちになるような出来事が待っている。
★鞭
白い雲の隣であれば、今は苦しくてもその困難な状況から抜け出せる暗示。黒い雲の隣なら、抜け出しにくいことを表す。状況は紛糾している。
★鳥
白い雲の隣であれば、ウワサ話はいずれ消えていくことを暗示。黒い雲の隣であれば、盗み聞きや誹謗中傷、よくない噂話などを表す。
★山
白い雲の隣であれば、障壁が消えて道が開けていく兆し。黒い雲の隣であれば、先行きが不透明な状況を表している。
個人的に特に注意が必要だと感じるのは「25指輪」との組み合わせ。
白い雲の隣ならばこの契約が先行き明るいことを表しますが、黒い雲の隣だと契約することがとんでもないトラブルにつながる可能性もあります。
特に結婚に関して見た場合に「雲」×「指輪」の組み合わせが出た場合は、慎重に解釈すべきです。
ネガティブなカードが隣にきたら?
ルノルマンカードには、正直あまり出てほしくないネガティブな意味のカードもあります。
例えば、「14キツネ」。
「たくらみ」「ずるがしこい」「隙を狙う」など、あまり良い意味がないカードです。
このようなカードが「雲」の隣に出たらどう解釈するか?
これは、白い雲ならそのずるがしこさがプラスに作用すると読みます。
例えば、恋愛ひとつとって見ても、多かれ少なかれ「かけひき」や「テクニック」は必要ですよね。
ネガティブに作用すると相手の不信感につながってしまいますが、ポジティブに作用すれば好きな人のハートをくぎ付けにすることもできるでしょう。
白い雲のほうに出たらそのテクニックはプラスに作用し、黒い雲の隣なら逆効果になる。
このように解釈できます。
キツネには「ライバル」という意味もありますが、恋のライバルが現れることによってやる気スイッチがONになることもあれば、「勝てっこない」「もう無理だ」とネガティブモードに入ることもあるはず。
これも、雲の右か左かで読み分けることができます。
【まとめ】見たイメージそのまま!「雲」の解釈は「好転」or「暗転」
隣合うカードの意味に影響を与える「雲」のリーディング例をご紹介しました。
白い雲の側に出ていたら、その問題はもうすぐ解決に向かい、逆に黒い雲の側に出ていたら、相談者が置かれた立場にも暗雲が立ち込めるだろう。
イメージ的にも非常にわかりやすいですよね。
「隣に出るカードで意味が変わる」「組み合わせで読む」と言われるとなんだか難しそうに思えて困惑してしまうかもしれませんが、実はとてもシンプルなのです。
ぜひ、カードの並びを見て瞬間的にパッと感じたイメージを大事にしてくださいね!
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