ルノルマンオラクルカードには様々な種類があります。
描き手が違えばデザインも違いますが、根っこにあるテーマは同じ。
しかし、細かく見ていくと、伝統的なルノルマンカードとは明らかに違う!というカードもいくつかあります。
今回は、ギルデッド・レヴェリールノルマンオラクルの「2 クローバー」に注目してみましょう。
◆ナゼ?花が描かれている
伝統的なルノルマンオラクルカードでは、「クローバー」に描かれているのは四つ葉のクローバーだけ。
しかし、ギルデッド・レヴェリールノルマンオラクルではシロツメクサが描かれているのが印象的です。
特に気にせず、そのまま「クローバー」として読むこともできますが、せっかくならシロツメクサの意味も反映させてみましょう。
わざわざ描かれているのには意味があるはずです。
シロツメクサとは占いの世界においてどのようなことを象徴しているのか。
まずは花言葉をチェックしてみましょう。
★シロツメクサ・・・「約束」「幸福」
★四つ葉のクローバー・・・「幸運」
どちらも「幸せ」を表すアイテムであることに違いはありません。
花も一緒に描かれていることで、「幸せ」の意味合いが強められているようにも感じられますね。
「クローバー」カードには「思いがけない幸運のサイン」という意味がありますが、ギルデッドの場合は想像もできないような幸運が訪れそう。
なんだかわくわくしますね。
実はこんな怖い意味もある
ただ、シロツメクサについてはちょっと怖い花言葉もあります。
それは「復讐」。
全体的には幸福感あふれるムードの花言葉が多い花ですが、一つだけこのような言葉が混ざっているとちょっと怖くなってしまいますよね。
他の花言葉との兼ね合いから考えると、
・愛と幸せを約束し合ったのに裏切られた。愛が憎しみに変わった ⇒ 復讐
こんな解釈ができるかもしれません。
人の感情は表裏一体。愛はちょっとしたことで凶器にも変わるよ!・・・というメッセージを伝える花言葉とも捉えられますね。
また、クローバーは葉っぱの数によっても花言葉が違っていて、この「復讐」は四つ葉のクローバーに与えられているもの。
この背景には、ヨーロッパでは四つ葉=十字架を表すことが関係しているようです。
諸説ありどれが正解なのかは定かではありませんが、十字架にはりつけられて処刑されたイエスキリストの姿を四つ葉のクローバーが重なり、「復讐」という花言葉が生まれたのかもしれませんね。
※、ちなみに三つ葉のクローバーはキリスト教の「三位一体」を表すという説もあります。
隣り合うカードに注目!
ルノルマンカードにおける「クローバー」は、幸運の前兆を意味していて「出たら嬉しいカード」の一つです。
ただ、やはり隣り合うカードに注目することが大事で、場合によってはちょっと心配な意味になるので気を付けましょう。
★隣に「雲」がある場合・・・喜びの後に残念な展開が待っているかも?
★隣に「棺」がある場合・・・嬉しい展開の後に、損失の兆しも。嬉しいことば長く続かないかもしれません。
★隣に「へび」がある場合・・・あなたの成功や幸せを妬む人物が現れるかも
★隣に「ねずみ」がある場合・・・あなたの幸せを奪う人物が現れるかも
いずれも、良い出来事があるのは間違いないけれど、その後の展開に注意したほうが良いよ!という警告ですね。
一般的に、オラクルカードは「天からの信託」を表していて、タロットカードとは違って未来を「予言」するものではないと言われています。
あくまでも「メッセージ」「啓示」であって、予言ではない。
しかし、ルノルマンオラクルカードに関してはこのように未来に対する警告も与えられることがあるので、やはり非常にタロットに近い要素を持っているカードです。
この点も、ルノルマンオラクルカードの人気につながる要素なのかもしれませんね。
一枚では読み切れない部分もあるので、オラクルカードでリーディングする際にはぜひ複数のカードを引いてみることをおススメします!
【まとめ】幸福の”その先”がわかる!「クローバー」で未来が読める
隣合うカードの意味に影響を与える「クローバー」のリーディング例をご紹介しました。
デッキによってクローバーの葉っぱの枚数が違っていたり、シロツメクサが描かれていたりするのも面白いところ。
基本的な意味としては「幸運の前兆」で間違いありませんが、イマジネーションを膨らませると様々な解釈ができるでしょう。
また、隣り合うカードと合わせて解釈すれば、ラッキーなことがあった後の展開を読むこともできます。
良いことがあるね♪ラッキー!
で終わりではなく、その”先”の展開が読めるというのもこのカードの魅力です。
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