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【マルセイユタロット講座10】「魔術師」のカードに隠されたメッセージ

【マルセイユタロット講座10】「魔術師」のカードに隠されたメッセージのアイキャッチ画像 【】 マルセイユタロット講座10回目の今回は、「魔術師」のカードに隠されたメッセージについてご紹介して行きます。 マルセイユ版タロットに登場する最初の人物・「魔術師」は、見たままの人物ではないと言われています。 それは一体、どういう意味なのか? 今回は、魔術師の人物像にフォーカスしてみましょう。 まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。 ■■ あえて机に注目してみよう 魔術師のカードは、ともすれば、そこに描かれている人物が「何をしているのか?」と人物の行動や手元にフォーカスする方が多いでしょう。 カードのタイトル自体が「魔術師」なのですから、それはしごく当然のことであると言えます。 しかし、実はこのカード、人物以外の部分にも面白い仕掛けがしてあり、そこにも深いメッセージが込められているのです。 最もわかりやすいのは、机の脚の部分。 机の上に置いてある物に注目しがちですが、よく見ると、マルセイユ版では机の脚が3本しか描かれていません。 ウェイト版にいたっては、あえて見えないようにしてありますね。 手前の一本も、黒いのか?それともこれは魔術師自身の下半身なのか・・・と曖昧な書き方で描かれています。 つまり、マルセイユでもウェイトでも、机は普通に考えたらとても不安定な状態。 3本なのか、それとも浮いているのかわかりませんが、少なくとも脚が4本ついている一般的な机とはちょっとデザインが違うようです。 しかし、魔術師はその点は全く気にしていないように小道具を並べていますね。 この表情にこそ、このカードに秘められた大事なメッセージが隠されているのです。 カード自体がマジック! このカードを見るとき、「この人物はこれから何をするんだろう」「何を作るの?」と、「これから」に関心を持つ方が多いでしょう。 しかし、実は彼は、脚が3本の机を安定させ、その上に道具を並べるという「奇術」をすでにやっているのです。 そのような目で見ると、どこか頼りなく怪しげに見えていた魔術師が、とたんに「プロ」っぽく見えてくるのではないでしょうか。 とはいえ、”プロ”だからといってこの人物の生計が安定しているのかどうかは疑問です。 なぜなら、彼がいる場所は決して安全とは言い難いものだから。 魔術師の足元を見ると、一歩間違うと崖から転落しそうな場所に立っていることがわかりますよね。 机も不安定ですが、実は彼の立ち位置も相当不安定なハズなのです。 また、片足のつま先はあえて色が塗られていません。 タロットにおいて、色々な解釈がありますが、一般的には右は「未来」。 つまり、暗に「未来はまだ見えない」「先のことはわからない」というメッセージが含まれているのです。 「まさかそんなところに・・・!」という細かい部分にエッジの利いた仕掛が仕込んであるのは、マルセイユ版ならではの面白いところですね。 魔術師は本音と建て前を使い分ける人物!? マルセイユ版タロットの解釈では、「魔術師は”本音”と”建て前”を使い分ける人物だ」という説があります。 なぜそのように言われるようになったのか? それは、彼の不思議な体勢を見るとわかるでしょう。 体と顔の向きがバラバラ。 そこには、「正面を向いて話をしない、どこか信用ならない人物」という意味が込められているのです。 確かに現実でも、「話を聞いているように見せかけて実はスマホを操作している人物」はちょっと不誠実な印象を与えますよね。 恋人同士なら、それが別れる原因にもなるでしょう。 だから、恋愛関係のご相談でこの魔術師のカードが出ると、「あざむき」「裏切り」と解釈されることも。 結婚なら、「自分探し中で定職に就かずフラフラしている」「結婚するにはちょっと心配」なんて意味にも解釈できるかもしれませんね。 一方で、「まだまだ伸びしろがある人物」「未来の可能性に無限大の期待が持てる」と捉えることもできます。 この時代背景から考えると、とんでもないお金持ちに雇われて大出世 ⇒ 自分自身も売れっ子魔術師に昇格して大金持ちに♪…なんてサクセスストーリーも考えられますよ。 どんなことも、解釈次第、自分次第。 ・・・そんな人生の教訓を与えてくれるカードとも言えるのです。 【まとめ 】新しい発見はリーディングのスパイス マルセイユ版タロットのトップバッター、「魔術師」のカードに注目してみました。 このカードは、パッと見た瞬間に「なんだか違和感を覚える」という方も多いかもしれません。 その違和感の正体は?・・・と細かい部分を見て行くと、あちらこちらにメッセージ性を含んだ仕掛けが施されていることに気づくでしょう。 ぜひ、みなさまも違和感のある部分を深堀りしてみてください。 ここで紹介した部分以外にも、なにか新しい発見があるかもしれません。 その発見、積み重ねが、あなただけのオリジナルなリーディングを形作っていくのです。 マルセイユタロット講座
この記事は約4分で読めます。

マルセイユ版タロットに登場する最初の人物・「魔術師」は、見たままの人物ではないと言われています。

それは一体、どういう意味なのか?

今回は、魔術師の人物像にフォーカスしてみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

あえて机に注目してみよう

魔術師のカードは、ともすれば、そこに描かれている人物が「何をしているのか?」と人物の行動や手元にフォーカスする方が多いでしょう。

カードのタイトル自体が「魔術師」なのですから、それはしごく当然のことであると言えます。

しかし、実はこのカード、人物以外の部分にも面白い仕掛けがしてあり、そこにも深いメッセージが込められているのです。

最もわかりやすいのは、机の脚の部分。

机の上に置いてある物に注目しがちですが、よく見ると、マルセイユ版では机の脚が3本しか描かれていません。

ウェイト版にいたっては、あえて見えないようにしてありますね。

手前の一本も、黒いのか?それともこれは魔術師自身の下半身なのか・・・と曖昧な書き方で描かれています。

つまり、マルセイユでもウェイトでも、机は普通に考えたらとても不安定な状態。

3本なのか、それとも浮いているのかわかりませんが、少なくとも脚が4本ついている一般的な机とはちょっとデザインが違うようです。

しかし、魔術師はその点は全く気にしていないように小道具を並べていますね。

この表情にこそ、このカードに秘められた大事なメッセージが隠されているのです。

カード自体がマジック!

このカードを見るとき、「この人物はこれから何をするんだろう」「何を作るの?」と、「これから」に関心を持つ方が多いでしょう。

しかし、実は彼は、脚が3本の机を安定させ、その上に道具を並べるという「奇術」をすでにやっているのです。

そのような目で見ると、どこか頼りなく怪しげに見えていた魔術師が、とたんに「プロ」っぽく見えてくるのではないでしょうか。

とはいえ、”プロ”だからといってこの人物の生計が安定しているのかどうかは疑問です。

なぜなら、彼がいる場所は決して安全とは言い難いものだから。

魔術師の足元を見ると、一歩間違うと崖から転落しそうな場所に立っていることがわかりますよね。

机も不安定ですが、実は彼の立ち位置も相当不安定なハズなのです。

また、片足のつま先はあえて色が塗られていません。

タロットにおいて、色々な解釈がありますが、一般的には右は「未来」。

つまり、暗に「未来はまだ見えない」「先のことはわからない」というメッセージが含まれているのです。

「まさかそんなところに・・・!」という細かい部分にエッジの利いた仕掛が仕込んであるのは、マルセイユ版ならではの面白いところですね。

魔術師は本音と建て前を使い分ける人物!?

マルセイユ版タロットの解釈では、「魔術師は”本音”と”建て前”を使い分ける人物だ」という説があります。

なぜそのように言われるようになったのか?

それは、彼の不思議な体勢を見るとわかるでしょう。

体と顔の向きがバラバラ。

そこには、「正面を向いて話をしない、どこか信用ならない人物」という意味が込められているのです。

確かに現実でも、「話を聞いているように見せかけて実はスマホを操作している人物」はちょっと不誠実な印象を与えますよね。

恋人同士なら、それが別れる原因にもなるでしょう。

だから、恋愛関係のご相談でこの魔術師のカードが出ると、「あざむき」「裏切り」と解釈されることも。

結婚なら、「自分探し中で定職に就かずフラフラしている」「結婚するにはちょっと心配」なんて意味にも解釈できるかもしれませんね。

一方で、「まだまだ伸びしろがある人物」「未来の可能性に無限大の期待が持てる」と捉えることもできます。

この時代背景から考えると、とんでもないお金持ちに雇われて大出世 ⇒ 自分自身も売れっ子魔術師に昇格して大金持ちに♪…なんてサクセスストーリーも考えられますよ。

どんなことも、解釈次第、自分次第。

・・・そんな人生の教訓を与えてくれるカードとも言えるのです。

【まとめ 】新しい発見はリーディングのスパイス

マルセイユ版タロットのトップバッター、「魔術師」のカードに注目してみました。

このカードは、パッと見た瞬間に「なんだか違和感を覚える」という方も多いかもしれません。

その違和感の正体は?・・・と細かい部分を見て行くと、あちらこちらにメッセージ性を含んだ仕掛けが施されていることに気づくでしょう。

ぜひ、みなさまも違和感のある部分を深堀りしてみてください。

ここで紹介した部分以外にも、なにか新しい発見があるかもしれません。

その発見、積み重ねが、あなただけのオリジナルなリーディングを形作っていくのです。

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