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【インド占星術講座】ナクシャトラを読むこと=ピースが一つ加わること

【インド占星術講座】ナクシャトラを読むこと=ピースが一つ加わることのアイキャッチ画像 インド占星術講座
この記事は約5分で読めます。

無料インド占星術講座、
カルマの蓄積されている場所、ナクシャトラを読むことの重要性についてのお話をしていきます。

まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

ナクシャトラ=月の宿

ナクシャトラとは、月の宿のこと。
月を重要視するインド占星術において、月の軌道であるナクシャトラを読むことはとても重要になってきます。

抽象的すぎてよくわからないという方は、12星座をより細かくしたものがナクシャトラだと考えてみるとイメージがつきやすいかもしれませんね。

ナクシャトラはお日柄の選定にも使いますが、個人のチャートのリーディングにも
とても重要な存在です。

ナクシャトラの起点は牡羊座0度で、27番目の最後のナクシャトラは魚座30度で終わります。
1つ1つのナクシャトラがバラバラに存在している訳ではなく、1番目から27番目まで繋がっている。

そして、ナクシャトラにはナクシャトラの支配星があり、
Keからスタートし、ダシャーの順番でKe、金星、太陽、月、Ra、目的、土星、水星と巡り、3回繰り返されます。

インド占星術はヴェーダの叡智に基づくものですが、ナクシャトラに関しても
古代のテキストであるアタルヴァヴェータ、ヤジュルヴァヴェータに記されています。

古代を生きる人々にとって、ナクシャトラはとても重要な存在でした。

その証拠に、インドの叙事詩には
ナクシャトラについての記述が数多く出てきます。
28番目のナクシャトラの神話にもあるとおり、ナクシャトラは戦いの勝利をも決めてしまう、強力な存在だったのです。

28番目のナクシャトラのお話につきましては、
以下よりご覧いただければと思います。

■28番目のナクシャトラ■

ナクシャトラは口伝で伝えられたもの

そんなナクシャトラの秘密ですが、インドの賢者、リシたちにより口伝で伝えられてきました。
ナクシャトラはとても強力なもののため、口伝で伝える際にも暗号として伝承されてきた。

例えばですが、
ナクシャトラを担当する神様の神話だったり、ナクシャトラの目的。
各ナクシャトラを担当する動物であったり、シンボルなどにより、ナクシャトラは伝承されてきました。

私が学ばせていただいた先生によると、
まだまだナクシャトラの秘密はたくさんあり、多くの方々が研究をしている段階だそうです。
実際にインドや欧米では、ナクシャトラはとても重視されています。

ナクシャトラは、チャート内の惑星の内なる動機を知ることができる存在です。
人生には様々な葛藤がつきものです。

その葛藤がどこから来るものなのか?
ナクシャトラを紐解いていくことで、見えてくることが多々あります。

ナクシャトラには、精神面、感情面、そしてカルマレベルでの秘密が隠されているということですね。

ナクシャトラの解釈事例

一つ例を挙げてみます。

前提としてインド占星術ではハウスがとても重要ですが、今回はナクシャトラを理解するために星座と惑星についてお話させていただきます。

乙女座に月がある方がいたとします。
乙女座といえば、水星に支配されている星座になりますね。

でも、月の性質が乙女座っぽいとは感じていないとします。
それどころか、感情部分に太陽的資質があると感じています。

その理由はなぜなのか?
太陽の支配するナクシャトラに月があるからです。

乙女座の太陽支配のナクシャトラは、ウッタラパルグニーというナクシャトラです。

ウッタラパルグニーは、アリヤマンという太陽神によって支配されているナクシャトラでもあり、リーダーシップや栄誉の神様になります。
銀河を守る神様でもあり、人道的な支援もしている、そんな神様になります。

ウッタラパルグニーは、獅子座と乙女座に存在しているナクシャトラですね。
獅子座は王族を意味し、乙女座は奉仕を意味します。

ウッタラパルグニーは、過去の失敗であったり、積んできたカルマ、土星からの制限を認識できる段階のナクシャトラになります。

タマスの領域のナクシャトラなので、物質的なものに惹かれる、でも、モクシャのナクシャトラでもあるため、精神性の追求の道も進みたい。

そんな葛藤を感じる、魂の成長段階にあるナクシャトラです。

太陽の影響が強いナクシャトラに月があるため、太陽の影響の強さを感じるのでしょう。

ナクシャトラを読むことで、一つ視点が加わり
より納得がいくリーディングができるようになります。

インド占星術の鑑定の目的は、当てることではなくその方の人生をより良い方向に導くことです。

もちろん人それぞれ鑑定の目的はあるかと思いますが、
より自分自身について知ることで、納得ができなかった自分自身についての理解が深まっていく。

そのための材料の一つがナクシャトラだということですね。

もちろんナクシャトラだけで読むことはできませんので、ナクシャトラを読むためには出生図のネイタルチャートであるD1チャートがきちんと読めることは大前提になります。

ナクシャトラはD9チャートとも繋がりが深いため、
全体的にチャートを俯瞰してみる材料の一つとしてナクシャトラを使うということですね。

ナクシャトラは、かなり奥が深く
ナクシャトラを知ることで、チャートの理解も深まります。

今後も、少しずつナクシャトラについてYouTubeでも公開していきたいと思います。

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