10月3日の天秤座で迎える日食を伴う新月について、また、新月の過ごし方や新月のお願いごとについても、ホロスコープを交えて解説していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
天秤座の新月のホロスコープ
10月3日時間にして3時49分に、天秤座で新月を迎えます。
天秤座のキーワードは「バランス、パートナーシップ、対人関係」など。
社交の星座で迎える新月です。
新月の太陽と月のお隣には、ドラゴンテイルが位置していることから、日食を伴う新月であることがわかります。
今回の日食は、日本では観測できませんが、金環日食になります。
度数を見ると、天秤座10度、1ハウスと2ハウスの境目で迎える新月ですね。
1ハウスは自分自身を意味する場所、2ハウスはお金や才能、所有を意味する場所、
1ハウスは私、2ハウスは私の持ちものという意味になるので、自分自身に焦点が当たる新月といえますね。
ホロスコープを見てみると、新月のお隣には水星も在住。
1度差でほぼピッタリ重なっている状態です。
アセンダントは乙女座で、アセンダントの支配星である水星は、チャートを牽引する存在でもあります。
そんな水星が新月と寄り添う形になっているため、水星のエネルギーもとても強い新月になります。
自己犠牲を伴っていませんか?
もう一つ、気になるのは、7ハウスの入り口のディセンダントに魚座で逆行中の土星が乗っているということ。
対人関係において、自己犠牲を伴う関係を続けていないか?
考えると良い時と言えます。
水星の意味するコミュニケーションは、この世界で生きていく上でとても大切なことですよね。
これでいいのかな。これで良かったのかな。さっきの言葉、もしかして失敗したかな・・
などと、言葉を発した後で、色々と考えることもあるはずです。
でも、我慢しすぎは良くありません。
対人関係、パートナーシップにおけるパワーバランスを、今一度見直したい新月になります。
そして、公平な視点で一歩引いて、考えてみてください。
もし、我慢しすぎているなら話し合いの場を設けてみるのも一つの方法です。
「私」と「あなた」の関係を、一歩引いた視点で見てみたとき、何が見えるのか?
日食を伴う新月のため、なんとなく自分が自分でなくなるような、自分を失うような、そんな気持ちになる方もいるかもしれません。
一旦失うことで、見えてくることがたくさんあります。
本当に大切なことに、気づけることもあるでしょう。
古い自分、古い価値観とさよならし、手放した上で自分自身をみてみることで、どうしていきたいのか?の部分が見えてくるはずです。
新月に火星の影響もあるため、衝動的に動きたくなったり、感情的になったりすることもあるかもしれません。
そんなかせいは、水の大三角形を作っています。
風のエレメントである天秤座の新月で、風のエネルギーも強いですが、実は水のエネルギーもとても強い新月で、心にも焦点が当たっているのがわかります。
大切な人のために動くけど、それが空回りしていないか。
本当に、お相手はそれを望んでいるのか。
客観的な視点で考えていく必要があることを、宇宙は教えてくれているのではないでしょうか?
よくある話ですが、ただ話を聞いて欲しいだけなのに、アドバイスをたくさんしてしまったり。
お相手のためを思ってすることが、裏目に出てしまうことは多々あります。
なぜそうなってしまうのか?
視点が狭くなってしまっているからです。
一歩引いた視点で考えられるようになることが、人間関係の秘訣ですね。
人それぞれ、持っている地図は異なります。
自分の地図とお相手の地図が一緒だと思ってしまうと、争いが起きます。
だからといって、自己犠牲を強いるのも違う。
良い人間関係に必要なのは、自己開示です。
何を考えているかわからないから、不安になるのが人間です。
ちょうど良い塩梅のバランスを見つけられるようになることで、穏やかな人間関係を築いていけるのではないでしょうか?
天秤座の新月のお願い事は?
今回の天秤座の新月のお願い事は、
・パートナーとのパワーバランスが取れています
・心のバランスが整っています
・客観的な視点で物事が見れています
など
バランスを意識して過ごしていくことで、物事が良い方向に進むようになります。
新月の後、10月9日から双子座に滞在中の木星は逆行をスタートします。
来年まで逆行を続けることになりますので、停滞を感じることが出てくることもあるかもしれません。
そんな時は、一旦見直し期間を取ってみることがポイントです。
天体は、私たちに進むだけが正解ではないよということをこうして教えてくれているということですね。