文字が記されているルーンは全部で24種類あります。
今回は「ヤラ」に注目!
不等号を二つ並べたような形状のルーンです。
そこにはどのような意味が秘められているのでしょうか?
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ヤラは「収穫」「一年」を表すルーン
「ヤラ」は「収穫」「1年」という意味を持つルーンです。
冬の時間がとても長い北欧の人々にとって、温かい季節の訪れはとてもありがたいもの。
日本でも、寒さ厳しい冬から温かい春に移行していく時期は心踊りわくわくする時間ですね。
氷に閉ざされた世界に生きる北欧の人々にとってはなおさらのこと。
春の到来を心待ちにしている彼らの、「季節」への想いがこの文字には込められています。
なぜ「く」が二つなのかというと、これは冬と夏を表しているとする説が有力です。
ハッキリとした四季があり春と秋を楽しむ日本人とは異なり、北欧の人にとっては夏と冬の存在感がとても大きいもの。
この2つの季節が巡り循環することによって、再び収穫の時を迎えるという考え方が根づいています。
ヤラが出た時は、物事を慎重に、丁寧に進めていくべき時。
気になっている物事は、一朝一夕に片付くようなものではありません。
ドンと構え、季節が巡ることを気長に待つこと大事なのだとヤラは教えてくれているのです。
タロットカードで言うと「ペンタクル8」
ルーンの「ヤラ」は、どんな物事であってもどんと構えて据えて待つことが大事だと教えてくれます。
今日始めて、明日必ず結果が出る。・・・そんな単純なことは基本的にはあり得ないのだと。
結局は、どんな天才も努力しなければ才能を花開かせることはできませんし、その努力ができること自体がすでに才能とも言えるでしょう。
同じように努力の大切さを教えているカードはいくつかありませすが、ここでは「ペンタクル8(コイン8)」をご紹介します。
ペンタクルの8は、彫刻家が何枚も同じ金貨を作り続けている様子が描かれているカード。
コツコツと同じ作業を続けることには忍耐が要ります。
とても地味な作業に思えますが、数をこなすことでしか身につかない技能もあるでしょう。
たとえ才能があっても、腰を据えて一つのことにコツコツと取り組むことをしなければプロの域には到達できません。
積み重ねること、続けることのの大切さを表しているカードなのです。
同じように「ヤラ」もまた、月日を重ねることでしか得られないものがあることを教えてくれます。
正位置・逆位置の意味の違いは?
ルーン占いにも、タロットカードと同じように「正位置」と「逆位置」があり、解釈には微妙な違いがあります。
しかし、ヤラの場合は正逆がありません。
ゆえに、解釈は【正位置】の一通りだけです。
【正位置】【逆位置】
★キーワード
年、一年、収穫
★全体運
・時間をかけて進める
・頑張れば認められる
・計画通り
★恋愛
・計算高さのない純粋な交際
・徐々に信頼関係が築かれていく
・結婚までスムーズに進んていく
★仕事
・努力が結果に結びつく
・計画通り、順調に進む
・周りとのチームワーク物事が進む
★健康
・免疫力が高い状態
・薬に頼らず健康でいられる
・治癒が速い
・多少の無理が効く
ヤラが出た時は、時間はかかっても物事が順調に進んでいくことを表しています。
ですから、結果を焦ってはいけません。
逆に、手っ取り早く結果を出そうとして動くと空回りすることもあるでしょう。
仕事なら、奇をてらわず目の前のことを確実にこなしていくことが大事です。
ゆっくり、丁寧に。時間をかけるほどに、最終的には素晴らしい収穫の時期を迎えられるはずです。
まとめ
ルーンの「ヤラ」はタロットカードでいうと「ペンタクル8」のような位置づけ。
時間をかければかけるほど、物事が望んだ方向に展開していくことを表しています。
大事なことは、焦らないこと。
焦りから物事を早く先に進めようとするとかえって失敗してしまいます。
仕事でも恋愛でも、先を焦らずにどっしり構えることが大事ですね。
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