文字が記されているルーンは全部で24種類あります。
今回は「ユル」に注目!
ユルは、針金を変形されたようなカタチに見えるルーンです。
そこにはどのような意味が秘められているのでしょうか?
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ユルは「死と再生」「弓」を表すルーン
ユルは「弓」を表しており、そしてその弓は「イチイの木」で作られています。
「イチイ」と言われてもいまいちピンと来ない方が多いかもしれませんが、古くから、武器を作るのに使われることが多かった常緑針葉樹。
北欧では、墓地や教会の敷地でよく見られます。
とても長生きする植物であり、「あの世とこの世をつなぐ木」という解釈もあるんですよ。
そこから、ユルは「死と再生」を表すルーンとされています。
「なんだか不吉なルーンだわ…」と思われたかもしれませんが、決してネガティブなルーンではありません。
死と再生は常にセットであり、終わりがあれば始まりもある。
だから前を向いていこう、というポジティブなメッセージも込められているのです。
タロットカードで言うと「死神」
死と再生を表すカードといえば、タロットでは「死神」ですね。
13番目という順番も同じ。
新しい始まりを迎えるために、何かを終わらせる必要があることを解いているカードです。
例えば恋愛なら、一度今の関係を見直す必要があるでしょう。
必ずしも「別れる」という選択ではなくても、少し距離を置いてみるなどのアクションが必要かもしれません。
仕事なら、転職したり、働き方・アプローチを変えてみると良いというメッセージです。
死神のカードには、遠くに朝日が昇っている様子も描かれています。
ですから、決して悪いカードではありません。
パソコンだって、一度強制終了したり再起動したりすると動作がスムーズになりますよね。
同じように、私たちの身に起こるあらゆる出来事を前に進めるためには「一旦、リセットする」という勇気を持つことも大切なのです。
正位置・逆位置の意味の違いは?
ルーン占いにも、タロットカードと同じように「正位置」と「逆位置」があり、解釈には微妙な違いがあります。
しかし、ユルの場合は正逆がありません。
ゆえに、解釈は【正位置】の一通りだけです。
【正位置】【逆位置】
★キーワード
死、再生、変化、リセット、
★全体運
・物事が膠着状態にある
・方向転換が必要な時を迎えている
・一旦、手放す勇気が必要
・仕切り直しが必要なタイミング
・このままのやり方ではうまくいかない
★恋愛
・しがみついていても幸せになれない
・腐れ縁を解消する
・関係性を変える必要がある
・一旦、終わらせる
★仕事
・転職する
・方向転換が必要
・苦難な状況をなかなか打破できない
★健康
・病気に対して悲観的になる
・健康状態も低迷する
・メンタル系の病気を発症しやすい状態
・「病は気から」の状態
ユルが出た場合は、自分でも「何かを変えなければ」と思っている時が多いです。
うすうすわかっている・・・それならば、ぜひ今、行動しましょう。
動き出すことには勇気が要るかもしれませんが、その決断によってあなたの人生の可能性は切り拓かれます。
また、シンプルに「身の回りを整えることが大事だ」ということを教えているルーンでもあります。
「なんとなくうまくいかない」と感じる時は、掃除をしたり、生活習慣を改めるなど生活の基礎を見直すことがストレートに開運につながるでしょう。
食生活や睡眠を見直してみるのもオススメですよ。
まとめ
ルーンの「ユル」はタロットカードでいうと「死神」のような位置づけ。
物事が低迷していたり、膠着状態にある時に出ることが多いルーンです。
しかし、リセットすることで物事は確実に良い方向に動き始めるでしょう。
そうしたほうが良さそうだ・・・と、うすうすわかっていても人はなかなか動けないものです。
「ユル」は、そんな迷い多き私たちの背中を押してくれる啓示のルーンなのです。
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