文字が記されているルーンは全部で24種類あります。
今回は「ティール」に注目!
パッと見ると上向きの矢印のように見えるルーンです。
その形だけ見るとポジティブな印象を受けるルーンですよね。
そこにはどのような意味が秘められているのでしょうか?
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ティールは「勇気」を表すルーン
「ティール」とは、実は神様の名前です。
北欧神話における軍神である「チュ―ル神」を表していて、それは「火曜日=TUESDAY」の語源としても知られています。
勇敢な神であるチュ―ル神は、フェンリルという獰猛な狼を魔法の紐で縛る際に、片手を食いちぎられてしまったとか。
そのため、右手がない状態で描かれることが多い神様です。
このチュール神に由来して、ティールには「勇気」「積極性」「勝負強さ」などの意味が与えられています。
「勝利を望むのなら、剣に勝利のルーンを彫り、チュ―ルの名を2回唱えなさい」
・・・北欧神話について書かれた『古エッダ』という写本には、このような歌も出てきます。
このことからも、このティールというルーンが勝利のお守りとして使われていたことが伺えますね。
タロットカードで言うと「ワンド6」「ワンドナイト」
タロットカードで「勝利」といえば、「ワンドの6」でしょう。
このカードには、戦いで勝利を収めて凱旋した騎士の堂々たる姿が描かれています。
ただ、ワンド6はすでに戦いに勝った状態を表しているのに対して、ルーンの「ティール」には「これから戦に向かうぞ!」という勇ましさや勢いが感じられます。
そのような意味では、ワンドのナイトや、戦車のほうが似ているかもしれませんね。
特にワンドのナイトは、「未知なる世界に向けて出発する」「燃える感情に従って動く」など勢いがあるカード。
スピード感があるという意味でも、ティールの世界観に似ていると言えます。
正位置・逆位置の意味の違いは?
ルーン占いにも、タロットカードと同じように「正位置」と「逆位置」があり、解釈には微妙な違いがあります。
ここでは、ティールが正位置で出た場合の意味をご紹介します。
【正位置】
★キーワード
勇気、積極性、勇敢さ、闘争心、勝負強さ、勝利
★全体運
・何も恐れない
・果敢に立ち向かっていく
・強い意志で成就させる
・リーダーシップをとる
・全力で叶える
★恋愛
・支配欲が強い
・押しが強い
・ライバルに打ち勝つ
★仕事
・頭角を現す
・競争相手に勝つ
・集中力が高まる
・リーダー的存在になる
・困難に屈しない
★健康
・大胆な治療法が成功する
・手術が成功する
・ハードな健康法が効果的
続いて逆位置で出た場合の解説です。
【逆位置】
★キーワード
利己的、攻撃的、飽きっぽい、
★全体運
・攻撃的な言動が人を傷つける
・逆に自分自身が傷つけられる
・激しいライバル争い
・険悪なムード
★恋愛
・相手の言動に傷つけられる
・ケンカが絶えない恋
・結婚を阻まれる
・ライバル争いで破れる
★仕事
・激しいライバル争い
・ギスギスした職場
・働きにくい環境
★健康
・ケガに要注意
・痛みを伴うケガや病気
正位置で出た場合には、非常に勢いがある状態。
何かを勝ち取りに行く!というエネルギーに満ちているので、ぜひ積極的に行動しましょう。
待っているだけではせっかくのチャンスを逃してしまいます。
恋愛なら、出逢いの場に積極的に出かけてみると良いですよ。
一方、逆位置で出た場合は注意が必要です。
特にケガが心配。
外出時はいつも以上に交通事故に注意すること!
また、刃物や火の取り扱いも慎重に行うようにしましょう。
まとめ
ルーンの「ティール」はタロットカードでいうと「ワンド6」「ワンドのナイト」のような位置づけ。
とても勢いのあるカードで、まさに上向きの矢印のように調子も上昇中。
このル―ンが正位置で出た場合には、「うまくいかなかったらどうしよう」なんて弱気になる必要はありません。
「今の自分にはまだ無理じゃないだろうか」と思うようなことでも果敢に挑戦するようにしましょう。
逆に、矢印が下向きで出た時は、せっかくの勢いを建設的に生かすことが難しい状態です。
闘争心が利己的に作用することが多いので、人に何か言う時は一呼吸おいて冷静さを取り戻したほうが良いかもしれません。
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