文字が記されているルーンは全部で24種類あります。
今回は「イング」に注目!
普通に見れば、ただの「ひし形」
上から見ても下から見ても同じ形のルーンです。
そこにはどのような意味が秘められているのでしょうか?
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
イングは「豊かさ」を表すルーン
「イング」は、「イング神」を表すルーンです。
イング神とは、北欧神話における豊穣の神・フレイのこと。
優美で上品なオーラをまとうフレイは非常に生命力の強い神であり、太陽や雨の動きをコントロールできると言われています。
つまり、「天候を操れる」神様なんですね。
それゆえ、大地に豊かな実りをもたらすことができます。
「多産の神」としても知られており、巨根がある姿で描かれることも。
北欧で行われるエール祭では、フレイへのいけにえとして多産の豚や猪が捧げられます。
このルーンが出たら、多くの喜び事に恵まれるでしょう。
タロットカードで言うと「女帝」「世界」
タロットカードで「豊かさ」を表すカードは複数あります。
例えば「カップ9」「カップ10」「ペンタクル9」「ペンタクル10」など。
カップ9は「ウィッシュカード」とも呼ばれるカードで、棚ぼた式の幸運に恵まれるという暗示。
ペンタクル9に描かれた女性は、努力の末に豊かさを手に入れた人物だと言われています。
そして「カップ10」「ペンタクル10」は、物心ともに満たされ、その喜びを家族と分かち合う様子が描かれていますね。
ただ、「喜び事」「豊穣」という意味では、やはり「女帝」がしっくりくるのではないでしょうか。
あふれる満足感、愛し愛される喜びを表すカードであり、まさに幸福の絶頂期にあることを表しています。
イングも同様に、とても豊かな状態を表すルーン。
満たされているからこそ、人に優しくできる状態でもあるでしょう。
また、「成功」や「完成」という意味では、「世界」のカードもイングと重なり合うところがありますね。
思い描いたことがまさに完璧な状態が実現しようとしています。
正位置・逆位置の意味の違いは?
ルーン占いにも、タロットカードと同じように「正位置」と「逆位置」があり、解釈には微妙な違いがあります。
しかし、イングには正・逆がありません。
ここでは、イングのキーワードや具体的な意味をご紹介します。
【正位置】【逆位置】
★キーワード
豊かさ、豊穣、余裕、成功、幸福、喜び事
★全体運
・予想以上にうまくいく
・満足できる結果を手にする
・過去の行いが豊かに実る
・与え合える豊かな関係
・理想的な状態で夢が叶う
★恋愛
・愛し、愛される相思相愛な関係
・ピッタリの相手と出会える
・幸福感を味わえる関係
・愛情あふれる結婚
・片思いの相手に告白される
★仕事
・目標達成による満足感
・社会的に有意義な仕事
・人脈が広がる
・楽しめる仕事
★健康
・体力も気力も充実した状態
・ハードな毎日も気力と体力で乗り越えられる
・良好な健康状態
イングには正逆がないので、出たら純粋に喜んで良いルーンです。
心から満足できる幸運な展開が訪れるでしょう。
これまで力を注いできたことが、理想的な状態で成就しようとしています。
まとめ
ルーンの「イング」はタロットカードでいうと「女帝」「世界」のような位置づけ。
喜びと幸せに満ちたルーンで、努力が完璧な形で成就することを予感させます。
これまでツライことがたくさんあったかもしれませんが、それは何一つ無駄なことではなかったと知ることになるでしょう。
恋愛面では、恋人の関係から結婚へと発展していく可能性も秘めています。
このルーンが出た時は、不安になることは何一つありません。
これまで育んできた二人の絆を信じて、恋が大きく実っていくのを穏やかに待ちましょう
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