占い師さんにとって、伝え方の技術を磨いていくことはとっても大切です。
どんな性格の方なのか?
をきちんと見極めた上で伝えていく必要があるからです。
今回は、占いだけに頼らない科学的な性格診断方法について解説していきます。
占い業界は、お客様に満足していただいてなんぼの世界です。
そしてリピーター様があなたの売り上げを支えてくださる大切な存在になります。
今回は、
お客様に満足していただくため、リピートしていただくために大切なお客様の性格を見極める方法について、お伝えしていきます。
占いだけではなく、
科学的に性格を数値化する方法についてご紹介していきます。
この技術を身につけることで、鑑定の満足度が上がり、リピート率も驚くほど上がっていくはずです。
まずは動画でチェックしたいと言う方は、以下よりご覧いただけます。
■■動画■■
占いだけに頼らない!科学的な性格診断方法
占いで人を鑑定する際は、相手の「性格」を見極めることが非常に重要になります。
その人はどんなことに価値を置き、どんなことにこだわり、どんな言葉で傷つくのか。
たとえば、
残念ですが、お相手の男性にはすでにパートナーがいらっしゃるようです
と伝えたとして。
Aさんは
そうですか。じゃあしょうがないですね
と受け止めるかもしれませんが、
Bさんは
納得できません!
と騒ぎだしてしまうかもしれませんよね。
同じ鑑定結果であったとしても、相手の性格に合わせて「伝え方」を変えていく必要があるのです。
では、どうやってその「性格」を見抜くのか。
プロの占い師さんであれば、その人のプロフィールやオーラなどからすぐに導き出せるかもしれませんが、占い師デビューして間もない方だとちょっと難しいかもしれません。
また、占いのみの性格診断に頼るのは少々危険。
ぜひ、科学的な手法も取り入れて総合的に判断しましょう。
ここで例に挙げるのは、「ビッグファイブ」という性格診断方法です。
全部で120問の問に答えることで性格を診断できます。
なにはともあれ、まずはあなたもご自身の性格を診断してみましょう。
クライアントさんと向き合う前に、まずは自分のことを知っておくというのはとても大切なことです。
性格は「数値」で表せる
実際にビッグファイブをやってみるとわかりますが、これは以下の5つの観点で人の性格を数値化するものです。
- 「外向性」・・・社会に対する向き合い方。人間関係における交流力、打たれ強さ。
- 「協調性」・・・他人に対する接し方。他人に対する関心の強さなど。
- 「勤勉性」・・・社会に対する適応力。責任感など。
- 「情動性」・・・心の安定性。攻撃的か?神経質になりやすいかどうかなど。
- 「創造性」・・・論理的かどうか?知的感性、自分をどの程度主張するかなど。
今現在どれだけのストレスを感じているか、精神的な疲れやすさなどについても数字で示してくれるので、その人のことを客観的にとらえるには非常に役立つ指標と言えるでしょう。
120問も答えていると、自分でも「あれ?さっきの内容と似てるけど逆の答えをしちゃってる気もする。自分って一貫性がないな」と感じることもあるかもしれません。
しかし、このテストでは「信頼性」という項目があり、その人の回答の「不自然さ」まで判定してくれます。
このビッグファイブの結果を見ると、その人のことをかなり細部まで知ることができるでしょう。
とはいえ、占いの鑑定に来た人に対していきなり「心理テストやってください」と言うわけにはいきませんよね。
実際にテストをさせるのではなく、占い師であるあなた自身が頭の中でテストして相手を見極める。
そんな技術をコツコツ磨いていくことをおススメします。
このテスト項目が頭に入っていれば、「この人はどういう人だろう」と相手の本質を見極める際にとても役に立つのです。
日常生活でもやってみて!人を観るトレーニング
では、上記の「ビッグファイブテスト」を踏まえて、人を観る時に注目すべき5つのポイントを整理してみます。
・外交的か、内向的か
・引きこもり傾向はあるか
・打たれ弱いか強いか
・無遠慮なタイプ?それとも遠慮深い?
・コミュニケーション能力はどうか
・協調性があるか、それとも自分勝手なタイプか
・八方美人な傾向があるかどうか
・利己的か利他的か
・ルールは守るほうかどうか(時間を守る?それとも遅れても平気なタイプ?)
・責任感はあるほうかどうか
・勤勉か、怠惰か
・厳しいほうを選ぶか、ラクなほうをえらびがちか
・情緒は安定しているか。不安を感じやすいほう?
・感情的になりやすい?それとも理性的?
・競争心は強いかどうか
・攻撃的衝動を抑えられるタイプかどうか
・知的好奇心は旺盛か
・自信はあるほうかないほうか
・リーダーシップはあるほう?それとも依存的?
メンタリストDaiGoさんは、この5つの要素を5本の指に重ね合わせて覚えると良いとおっしゃっていました。
鑑定の時のみならず、プライベートでも、人と会う時は瞬時にこの5つの項目を頭の中で考えて、5点満点で評価してみる。
そんなトレーニングをしてみると、徐々に人を観る目が養われていきます。
「交流5 調和3 適応力2 精神力1 想像力1」みたいな感じですね。
それをスマホのメモ帳などにメモしておき、次に会う時にもその数字を思い出して相手をよく観察する。
これを繰り返していると、「人の性格」をかなり正確に把握できるようになります。
【まとめ】5つの観点で人を観る!トレーニングで性格診断力は鍛えられる
人の性格を科学的に判定する方法についてご紹介しました。
覚えておきたいポイントをおさらいします。
- ・人の性格を科学的に評価するには「ビッグファイブ」という診断テストが参考になる
- ・ビッグファイブでは5つの項目で人の性格を診断する
- ・「交流力」「協調性」「社会適応力」「精神力」「想像性」の5つについてそれぞれ5点満点で数値化するトレーニングをすると人を観る目が養われる
初対面のクライエントさんであっても、予約の時間に遅れてきたなら「調和力」や「社会適応力」はちょっと低めかな・・・と判断できますよね。
また、最初の挨拶の仕方でも「交流力」や「調和力」は判断できます。
一つ一つのしぐさ、言葉、要素を5つの観点で見ていくと、人の性格はけっこう細かい部分までわかるもの。
ぜひ、普段の生活の中でも取り入れていき、鑑定の場でも生かせるレベルまで人を観る目を磨きましょう(*´∀`*)
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