「言葉と同じように、数にも魂が宿っている」
数秘術は、そんな考え方をベースとして受け継がれてきた占術です。
具体的には生年月日から割り出した数字を元にしてその人の運命を読み解いていくものですが、計算方法にはいくつかのパターンがあります。
ここでは、「条件付けの数字」に注目してみましょう。
条件付けの数字とは、自分でも気づいていない無意識の思考パターンのようなものです。
条件付けの数字を知っておくことで、自分の扱い方を知り、自分自身の力で未来を開花していけるようになっていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、
以下よりご覧くださいませ。
数秘術の条件付けの数字とは?
一般的に「数秘術」というと、生年月日の全ての数字を足し合わせて導かれる「誕生数(ソウルナンバーともいいます)」を使うケースが多いです。
この数字からわかることは、その人が生まれ持った性格や能力。
前世での経験などもこの数字から読み解くことができます。
時間でいうと、過去~現在までのあなたのことがわかる数字といったところでしょうか。
これに対して「条件付けの数字」は、より「未来志向」な数字です。
スマホやパソコンに例えてみれば、OSのようなもの。
端末の基本操作に関わる重要なソフトウェアで、これがないとエクセルもワードもLINEも使えません。
それどころか打った文字を画面に表示させることもできないのです。
どんなOSが入っているかでパソコンの処理能力が変わるように、私たちもまた条件付けの数字によって社会に対してどんなインプットができるかが違います。
ゆえに、誕生数が同じ数字だったとしても、条件付けの数字が違えば才能の開花の仕方も時期も違ってくるでしょう。
・条件付けの数字は「私」というプログラムを動かすOSのようなもの
・だから、この数字によって行動パターンが変わる
・結果的に未来が変わる
ざっくりとこのようなイメージに理解しておくと覚えやすいのではないでしょうか。
条件付けの数字は、具体的には、誕生日の月と日の数字を足し、一桁にした数字で表されます。
例:2021年6月15日生まれの場合 ⇒ 6+1+5=12 ⇒ 1+2=3 条件付けの数字は「3」です。
それぞれの数字が秘める「可能性」とは
条件付けの数字は、その人自身も気づいていない無意識の思考パターンについて教えてくれる数字でもあります。
たとえば、同じシチュエーションでも、人によって感じ方も行動も違いますよね。
でも、「なぜそう思ったのか?」「なぜそんな行動をとったのか?」は、訊かれてもうまく説明できないということが多いのではないでしょうか。
それは、無意識の層に埋め込まれているOSが思考や行動をコントロールしているからなのです。(少なくとも、数秘術ではそのように考えます)
逆に言えば、そのOSの存在に気付き、その性質を理解することができれば今まで自分を縛っていた”数”の制約から自由になることができるでしょう。
ここからはそれぞれの数字が秘めている未来の可能性について見ていきます。
★条件付けの数1
「とりあえず、やってみよう」「道はないけど、とりあえず進んでみよう」
何事もそのような発想で動き出す人です。
旧式の体制の組織では居心地の悪さを覚えるでしょうし、周囲の嫉妬から、様々な妨害を受けるかもしれません。
職業や職場を選ぶ際には、あなたのオリジナリティをフルに発揮できるような環境を求めるようにしてください。(各種プランナー、企画営業などが向いています)
大事なのは、どんな時も「他の誰かのようになろう」なんて思わないようにすること。
「1」はオリジナリティを使って荒野を開拓していく人ですから、他との比較から始めたことはうまくいかないかもしれません。
★条件付けの数2
2は、「つなぐ」数字です。
すなわち、誰かと誰かのご縁をつないだり、全く異なる2つの事象を組み合わせて何か新しいものを生み出したり。
感性鋭く、芸術的な発想力に優れているのも特徴的ですね。
仕事でもプライベートでも、一人でやるよりは仲間と、チームで仕事をしたほうがあなたの持ち味が引き出されやすくなるでしょう。
共感性が非常に高く、人が求めるものを提供する能力に長けているので、接客系の仕事はたいてい向いています。
人と人をつなぐ才能はピカイチなので、各種マッチングに関する仕事は適職と言えるでしょう。
人の目を気にしながら動くところがありますが、他の人を立てるためにいつも自分が引っ込む必要はありません。
相手を受け入れつつ自分の考えも伝える、「アサーション」のテクニックを学ぶと良いでしょう。
★条件付けの数3
「楽しいかどうか」「いかに楽しむか」を行動規範とする人。
人からどう思われるか、世間からどう評価されるかよりも、自分が楽しむために生きる。
どうすれば自分が幸せに生きられるかを常に実験しようとする人です。
・・・ある意味では、最も自分を大切にした生き方ができる人とも言えるでしょう。
あなたが楽しいと思えばどんな仕事も適職になりますが、ブームを作る才能に長けているのでファッション系や各種商品開発の仕事には高い適性があります。
自分を表現できることが幸福度にもつながるので、公私ともに「創造性」が失われない毎日を送ることを意識してみてください。
義務で始めたことはたいてい長続きしません。
あくまでも「わくわくすること」を究めて人生の真髄にたどり着く人です。
★条件付けの数4
「あるがまま」、自然と共にあることを大切にする人です。
ファッションやメイクも、ゴテゴテと盛ることを好みません。
人間関係についてもドライで、「人の気持ちは変えられない。だから執着もしない」という信条の持ち主でしょう。
ただ、「4」は秩序を守りたがる数字でもあります。
ゆえに、突然の大きな変化は好みません。
日々の小さなルーティンを重ねていつか大きなものを作り上げようとするのです。
職業としては、感情を挟まず淡々と積み重ねる仕事、特に数字に関する仕事には高い適性があります。
逆に、転勤が多かったり、コロコロと方針が変わる職場はメンタルが不安定になる可能性があるので避けたほうが良いです。
とはいえ習慣化するのが上手な人なので、どんな仕事に就いたとしても基本的には途中で投げ出すことなく長く続けられるでしょう。(その分、無理を重ねて心身を病みやすいので注意!)
★条件付けの数5
4が「地に足を着けて、”ここ”にあること」を求めるグラウンディングの数だったのに対し、5は「変化」の数字です。
4の人は転勤の多い職場は向いていませんが、5の人は異動の多い職場でこそご自身の持ち味を生かすことができます。
非常に順応性が高く、環境の変化を利用して少しずつ自分をバージョンアップさせていくことができるのです。
風のように何かを「運び」「伝える」という意味を持つ数字でもあるので、ネット関係の仕事は天職。
動画クリエーターやインスタグラマーなど、自分なりの表現で何かを伝える仕事、あるいは旅行関係などリアルに動きが多い仕事も向いていますよ。
どんなこともリアルに体験することがあなたの力になるので、「見ただけ」「聴いただけ」「読んだだけ」で終わらせないように!
★条件付けの数6
「6」の数字は妊婦さんをイメージしたものだという説もあるくらい、「愛情」「慈悲」と関わりの深い数字。
6を持つ人は、自分の以外の「誰かのため」に動くこと、誰かの笑顔を見ることで幸せを感じられるという素晴らしい才能の持ち主です。
だから、一人きりで成功してもあまりうれしくなかったりするんですね。
仕事でもプライベートでも、新しいことをする時は「これは誰のためにやるのか」と自問してみるとモチベーションが上がってきます。
人の役に立つことがエネルギーになるので、カウンセラーやコーディネーター、プランナーなど人の相談に乗る仕事が天職。
ただ、物事を感情優位で判断してしまうところがあります。
ハートで感じることは一旦脇に置いて、違った視点から物事を見ることも意識してみてください。
★条件付けの数7
3は「実験する数字」であり、4は「形にする数字、秩序を好む数字」でした。
この2つを組み合わせた「7」は、「実験から得たデータを分析して形にしていく数字」。
ゆえに7の人は根拠のないことを信じません。「それって本当なの?」と疑問を持って追求し、とことん真理を突き詰めることを好む人なのです。
偽物や二番煎じは信じないし、世間で言われている「常識」もかたっぱしから疑ってかかります。
どんなことも時間をかけて検証していきたいタイプなので、「早く、速く」と結果を急かされる環境に身を置くことはおススメしません。
それこそ、占い師やデザイナー、研究者など自分なりの美学を貫けるような仕事を選ぶと大成できるでしょう。
どんな分野でもプロフェッショナルになれる素質を持っている人ですが、広く浅くいろんなことに手を出すと才能がかすんでしまいます。
「これだ!」と思える分野を絞り込んで打ち込みましょう。
★条件付けの数8
8は、4の発展版。
「物事をカタチにしたい」という想いがさらに強い人です。
「これやってみたいなー」「これってどうかな?」と自分の中にポッと浮かんだアイデアをそのままでは終わらせません。
「いつか叶うといいな」とフワフワした状態で終わらせるのではなく、「どうすれば叶うだろうか?」と具体的な方法やアクションに落とし込んでいける人なのです。
目標を達成するエネルギーについては右に出るものがいないくらい強いので、独立起業して何かビジネスを始めるのもおススメの数字。
感情というよりも理論で人を導くコンサルタントなどの仕事も適職です。
「8」は「∞(無限大)」とも重ね合わせることができる非常にパワフルな数字ですが、それゆえにその力をコントロールすることが課題。
強すぎる力が人に向いても自分に向いても幸せを遠ざけてしまうので、前のめりになりがちな自分を自覚し自制する必要があります。
★条件付けの数9
9は、首を垂れた老賢人の姿を表すとも言われていて、1から8まで全ての要素を内包した数字です。
いろんな体験をして、いろんな人と会って、いろんな知識を蓄えて、「さあ、これからどうしましょうか?」「そもそもどこに向かうために生きていたんだっけ?」という根源的なテーマに向き合う数でもあります。
だから9の人は、なにか悟ったような落ち着いた雰囲気をまとっている方が多いですね。
いろんな価値観を受け入れられるので、人に対する偏見も少ないでしょう。
物事をちょっと離れたところから俯瞰することができるので、外野の声に囚われて思考がブレることも世の中の勢いに流されることもありません。
人を教え導くような仕事、例えば教師、占い師、宗教関係、ボランティア活動などはあなたの才能をフルに発揮できるでしょう。
感受性が強いがゆえにネガティブなものを感じ過ぎてしまうところがあるので、瞑想などで「今、ここ」に集中するトレーニングをすることをおススメします。
【まとめ】「当たってる」で終わらせたら意味がない!条件付けの数字を生かして幸せになろう
条件付けの数についてご紹介してきました。
占いのコンテンツを見る時、「私ってどんな人なんだろう」という”資質”に注目する方も多いです。
しかし、幸せになるためにはその資質をどうしたら生かせるか?その具体的で実践的な方法を知るべきです。
条件づけの数字は、「(過去を)当てた」「当たった」を超えた先にある「未来の私」について教えてくれる数。
ぜひこの数字を参考に、あなたがあなたらしく輝ける場所を見つけましょう(*´∀`*)
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