タロットカードを学んでみたけど、なかなかリーディングができない・・
そんな方も多いはずです。
直感でなかなかリーディングができないという方におすすめなのが、チャクラカラーを使ってリーディングする方法になります。
今回は、タロット×チャクラ×カラーでリーディングする方法についてご紹介していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
タロットカードを見ても何も浮かんでこない方へ
タロットリーディング初心者がつまずきがちなのは、「カードを眺めてみても、何もオリジナルなイメージが沸いてこない」というもの。
タロットカードの解説書でも解説動画でもスクールでも、みんなプロの先生は口をそろえて「タロットリーディングに正解はありません」「みなさんの中に浮かぶイメージを大切にしてください」と言いますが、そのイメージとやらが降りてこないから苦労しているんだよ!と言う方は結構多いのではないでしょうか。
そこでぜひ注目して欲しいのが、タロットカードに描かれている「色」です。
まずは全てのカードを目の前に並べてみて。じっくりその色を鑑賞してみましょう!
神聖なるもの、高次の存在は「白」で描かれている
タロットカードと「チャクラ」には密接な関係があります。
チャクラとは、「エネルギーの輪」を意味するヒンズー語で、私たちの身体にあるエネルギーの出入り口のこと。
いわゆる「ツボ」のようなスポットで、頭の上から足の裏まで合計9個があります。
チャクラにはそれぞれ対応する色があり、パワーストーンを選ぶ際にも使われる概念です。
実はタロットカードも、このチャクラの色との対応で見ていくととてもわかりやすいんですよ。
たとえば、「白」は頭頂の上部にある第8チャクラに対応する色。
ここは宇宙とのつながりやエネルギーの統合を司るチャクラで、高次の存在とつながる時に開かれると言われています。
タロットで見てみると、例えば「0 THE FOOL」の太陽や「THE STAR」の星々、コートカードのエースで雲の中から現れる手は「白」で表現されていますね。
これは、人間の力が及ばない高次の存在が介在していることを表しています。
白は目に見えない全てを包括する色だという考え方もあるので、実はすごくパワフルな色ですよね。
「TEMPERANCE」で大天使が着ている服も白ですし、白が描かれているカードが出たら「人智を超えた力が働いている」と読むと理解しやすいのではないでしょうか。
「紫」は高次な世界からのメッセージを伝える色
人智を超えた世界から降りてきたエネルギーをキャッチし、身体に落とし込んでいく「入口」になるのが、頭頂部にある「第7チャクラ」です。
対応するカラーは紫色。
ゆえに、高次のスピリチュアルなエネルギーを自分の身体や意識につなげていきたいときは紫のパワーストーンを身に着けると良いとされています。
ウェイト版のタロットではあまり紫色は目につかないのですが、例えば「THE LOVERS」や「TEMPERANCE」、「JUDGEMENT」の大天使の羽根には部分的に紫が使われていますね。
「THE WORLD」で両性具有の人物がまとっているのも紫のベール。
天使は人間界と高次の世界を結ぶ使者ですから、この色で表現されているのも納得のいくところ。
また、紫は情熱の赤と鎮静の青を組み合わせた色でもありますね。
「情熱と冷静さを併せ持つ」「どちらにも偏らない公平な判断ができる」ということで、「JUSTICE 」の背景にもうっすら紫が含まれています。
「青」は手に入らない遠いものを表す
78枚のカードを広げてみて気づくのは「青」の率が高いな~ということではないでしょうか。
チャクラでいうと、「インディゴブルー(濃い青)」と「スカイブルー(淡い青)」に分けられていますが、タロットでも二つはきちんと描き分けられているのがお見事ですね。
たとえば「CUPS QUEEN」や「CUPS ACE」を見るとわかりやすいですが、空と海の色は同じ青でもきちんと描き分けられていますよね。
海の色がインディゴ。空はスカイブルーです。
まずはインディゴ。
これは頭蓋骨の底、延髄、眉間の間にある第6チャクラに対応する色で、直感の中枢と言われています。
言ってみれば、人生の羅針盤にアクセスするエネルギーの出入り口。
ここが活性化することで、迷いが払拭して進むべき道がクリアになります。
海は人の無意識に例えられたりしますよね。
無意識は、私たち自身も気づいていない想いや能力が眠る空間。深いブルーで海が描かれているカードは無意識からのメッセージ。
あなた自身が自分の内側に深くアクセスしていることを意味しています。
一方、スカイブルーは喉のあたりにある第5チャクラに対応していて、コミュニケーションや言葉、インスピレーションなど「伝える」ためのエネルギーを司ります。
青い石を身に着けるとこのチャクラが活性化して自分を表現するのがうまくなったり、コミュニケーション能力が高まって人間関係がうまくいくようになったりするんですよ。
また、青は人間の手の届かない「遠い存在」を象徴する色でもあります。
「どんなに深くあこがれ、どんなに強く求めても青を手にすることはできない。すくえば海は淡く濁った塩水に変わり、近づけば空はどこまでも透き通る」
谷川俊太郎さんの詩にこんなフレーズがありますが、そこに描かれているのがまさに「青」の本質。
タロットカードでも、青が目立つ時は、その人の力ではどうにもできない力、流れが生じている時。
自力でどうにかできる!どうにかしてやろうという驕りを捨て、「謙虚になったほうがいいよ」と教えているのだと解釈することができます。
「緑」は愛と平和の象徴
「愛」や「思いやり」というと、みなさんは何色を思い浮かべますか?
おそらく「ピンク」と答える方が多いのではないかと思いますが、スピリチュアルな世界ではピンクに加えて緑、グリーンも「愛」の色です。
チャクラでいうと、胸の中心にある「第4チャクラ」が担当。
たとえば「ペリドット」という緑色のパワーストーンを身に着けることでこのチャクラを開き、マイナス感情をプラスに換えることができます。
ウェイト版のタロットでも、緑はいたるところで使われていますよね。(逆に、ピンクは見当たりません。)
たとえば、「THE WORLD 」で両性具有の人物を取り囲むように描かれている植物は緑。
ワンドのカードにそれぞれ描かれている棒にも、全て緑の葉っぱが吹き出しています。
どんな花も、最初の芽吹きは緑ですよね。
同じように人の愛情も、始まりは緑。
いつでも私たちの身近にあって、心身を癒してくれる色です。
だからタロットカードで緑のカードが目立つ時は、「大丈夫。全て失ったとしても、愛は残っているよ」「やがて穏やかな時間は訪れるよ」「新しい芽吹きがあるよ」という意味で受け取ることができます。
「黄色」が目立つ時は自信もってOK!
「タロットはブルー(青)の割合が多い」とお伝えしましたが、負けず劣らずなのはイエロー、黄色ではないでしょうか。
ペンタクルのカードは背景が全て黄色です。
また、大アルカナでも黄色背景のカードは7枚もあります。
黄色は、胸の下、みぞおち付近にある第3チャクラの色。
「火」の要素を司る、パワーと英知の中心です。
人生の幸福感、満足感、生きる喜びに直結するチャクラだと言っても過言ではないでしょう。
知恵を使って何かを生み出す力はダイレクトにこのチャクラに関係しているので、拡大解釈で「稼ぐ力」も第3チャクラの担当だと言えます。
お金を司るペンタクルのカードの背景が全て黄色なのも納得ですね。
大アルカナでも、「THE FOOL」「THE MAGICIAN」「THE EMPRESS」「THE LOVERS」「THE CHARIOT」「STRENGTH」「JUSTICE」と、知恵や力、豊かさを表すカードにはすべからく黄色がふんだんに使われています。
カードを展開してみて黄色が目立った時は、「今のあなたには力があるよ」「自信持っていいよ!」とカードが全力で背中を押してくれているサインです。(逆位置で出た場合は、生み出す力が不十分だというサインかも。とにかく稼ぐ力を身に着けなさい!というメッセージと読むこともできます)
オレンジは本能から生まれる「欲望」の色
黄色と似たところでは、オレンジや赤もよく目につく色ですね。
オレンジはおへその1~2㎝下にある第2チャクラの色で、要素としては「水」。感情のセンサーを司るチャクラです。
ネガティブな感情に支配されやすい方は、オレンジの石をお守りとして身に着けると日々の生活に喜びを見出しやすくなりますよ。
タロットでは、大アルカナ「THE EMPEPOR」の背景や「THE SUN」ののぼりに使われています。
他にも、「WHELL OF FORTUNE」の運命の輪やジャッカルの身体、「STRENGTH」「THE WORLD」のライオン、WANDキングの服の色・・・といろんな部分に使われていることがわかりますね。
「オレンジは本能や欲望を司る色であり、それを制御するのが知性=黄色だ」という解釈もあり、これをわかりやすく表しているのが「STRENGTH」のカード。
欲望は誰にでもあるものですが、それを暴走させないために理性や知恵がある。
全体の割合としてオレンジが多めに出た時は、「ちょっと自分のエゴを押し通し過ぎかも?」と我が身を振り返るキッカケにするといいでしょう。
今を生きる活力を与える「赤」
黄色、オレンジときたら次は赤ですよね。
赤は背骨の付け根にある第1チャクラの色。
ここは生命の源。ヨガの世界では「クンダリーニの中枢」という表現が使われます。
赤は血の色。「生きている」というリアルを表す色です。
たとえばモスコバイトやシナバーのような赤みの強い石を身に着けていると、自分を縛っているあらゆる思い込みから解放されて「今」を生き生きと生きることができるようになります。
タロットでは、「THE EMPEPOR」に代表されるように赤い服を着ている人物が多く描かれていますね。
これは単に「権力」を表しているのではなく、創造性や生命力、力強さの象徴。
展開したカードで赤の割合が多いときは、「意志を強く持って決断しなさい」「力強く一歩踏み出して」というメッセージだと解釈できるでしょう。
また、そのようなパワフルな人物との出会いを予兆する時にもこういったカードが出ることが多いです。
全部あって完璧!「選ぶこと」を促す黒
赤と関連して、実は「黒」も第1チャクラの色。
オニキス、ジェット、モリオンなど黒い石は自分を見失わない強い意志力を授けてくれるパワーストーンですね。
また、ネガティブをよせつけない強力な魔除け効果もあったりします。
タロットでも、例えば「THE DEVIL」の背景が黒。
「THE TOWER」の背景も黒なので、あまり良いイメージを持たれない方も多いかもしれません。
しかし、黒は光(白)の美しさを強調してくれる色でもあります。
闇があるから光が輝く。
全ての色を足し合わせると黒になるように、全ての要素を持った完璧な色とも言えるでしょう。
数秘で言えば、1から8まで全ての要素を持った9。
酸いも甘いも、良いも悪いも全部があってかえって真実が見えにくくなっている。それが黒のカードです。
黒が目立つ時は、一見ネガティブなことを暗示しているように見えても、ある意味ではあなた自身が置かれている環境が恵まれているというサイン。
そこから何を見て、何を見出し選び取るかはあなた自身の自由なのです。
一方、黒と白の中間である「GRAY」が目立つ場合は「あえて答えを出さなくていいよ」「答えを出すことだけが知恵ではないよ」「曖昧さを許しなさい」というメッセージととらえることができます。
「茶色」でグラウンディングして、「今」に集中!
頭頂部から順番にチャクラを見てきましたが、最後は足の裏の第0チャクラです。
大地とつながる場所ですから、対応するカラーはブラウン、茶色。
大地からのエネルギーを吸収して、「今、私はここに生きている」という揺るぎない”自分軸を育ててくれるチャクラですね。
ボージーストーン、スモーキークォーツなどブラウン系のパワーストーンは大地とつながる仲介をしてくれる石であり、身に着けておくことで心身のコンディションを整えてくれる作用があります。
タロットでも、大地はブラウンで描かれているものが多いですね。
また、水の上であってもソード6の船の色はブラウン。
「流れる水のように不安定な世界にあっても、あなたの足元はしっかり固めておいて」「しっかりグラウンディングして大地の力を受け取って!」そんなメッセージを感じ取ることができます。
【まとめ】リーディングに詰まったら「色」「数」「表情」に注目!
チャクラ×色の理論を生かしたタロットリーディングについてご紹介しました。
カードを展開してみたものの「これって何が言いたいのかな?」「全くメッセージが入ってこない・・・」という時は、ぜひ色にも注目してみましょう。
パッと見た時、どの色に偏っているか?
意外と、そのシンプルな着眼点が重要な気づきにつながることもあるものです。
また、色と合わせて「数」や登場する人物や動物の表情にも注目してみましょう。
「この人は私に何を言いたいんだろう?」
と、人物に吹き出しをつけるようなつもりで眺めていると、自然とカードからのメッセージが降ってきますよ!
五感を使ってカードと会話する。カードと仲良くなる。
そんな気持ちで向き合うことをぜひ意識してみてください(*´∀`*)
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