タロットのリーディングは、数秘術も掛け合わせることでリーディングしやすくなります。タロット×数秘術講座8「小アルカナ×数秘リーディング7」をお届けします。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
「自分らしさ」を追求していくステージ(7)
「7」は、6で調和した世界から一歩踏み出して「自分らしさ」を追求していくステージを表す数です。
「みんなで仲良しごっこするのも飽きちゃった。そろそろ、その先に進みたいよ!」というポジティブな変化のエネルギーを秘めています。
4+3で7ですから、「築き上げて安定しているエネルギーを発展させて、さらなる新しい物を作っていく段階」とも捉えられますね。
タロット小アルカナでも、めだった「動き」が出てくるのがこの「7」の世界なのです。
さっそく見ていきましょう!
WAND(棒)7~防衛戦~
「出る杭は打たれる」と言われるように、実力があると嫉妬されたり、勝手にライバル視されたりすることもありますよね。
まさにワンド×7はその様子が描かれていて、ワンド6でチームリーダーになった男性が下からの突き上げを食らっている様子が描かれています。
一人に対して6人で戦いを挑んできますが、決して彼は屈しません。
「そんなことで俺の情熱は揺るがないよ」「出直してこいよ」とでも言いたげな余裕感がありますね。
実際のところ余裕はないのかもしれませんが、それを感じさせないというのがポイント。
「生半可な覚悟でリーダーに昇り詰めたわけじゃない。俺にはやり遂げたいことがあるんだ」という強い意志が伝わってきます。
そのくらい、「7」は力強い数字なのです。
CUP(聖杯)7 ~現実逃避~
カップ6では過去の良き日の思い出に浸っていましたが、思い出に浸り過ぎていると時に人は「今」という現実感覚を失ってしまいます。
あれ?私は何を求めていたんだっけ?何をしたかったんだっけ?これからどうしていきたいと思っていたんだっけ?
真っ黒に塗りつぶされて人物は、「現実の私を見失う」ということの象徴。
ここに描かれているものは全て雲の上の物なので、言ってみれば妄想に過ぎないのでしょう。
6の調和を崩して時計の針を未来に進めるためには、現実感覚を取り戻す必要がありそうです。
本当に求めていること、深層心理の声に耳を傾けてみてね、と伝えているのかもしれませんね。
SWORD (剣)7~狡猾~
ソート6は、「知恵はみんなを幸せにするために使うものだ」という悟りを得るステージ。
でしたが、ソード7はちょっと不穏な雰囲気ですよね。
抜き足差し足で剣を盗み出そうとしているように見えます。
これは嘘をついたりごまかしたり、知恵や情報を使って人を欺くことを意味するカード。
ですが、「嘘を覚えたからホモサピエンスは繁栄できた」という説もあるくらい、嘘は人間社会を生きる上で必要不可欠なものだったりもします。
人を傷つける嘘もあれば、人を救う嘘もありますよね。
嘘を覚えることは必ずしも悪ではなく、知恵を使って”その先”に進むために必要なプロセスとも言えるかもしれません。
実際、このカードは背景が黄色で、太陽の祝福を受けていることを表しているのです。
子どもだって、知恵がつき始めると嘘をついたり意地悪なことを言ったりしますよね。
それも成長段階の大事なステージですから、頭ごなしに「嘘はダメ」とは言えません。
ソード7は、生きていく上で必要な知恵、もっといえば「ズルさ」を獲得し、一つ賢くなって前に進んでいくことを意味しているのです。
PENTACLE(金貨)7~創意工夫~
お金は、「これで十分稼いだから、もういいや」という上限がないものです。
ビジネスで成功をおさめた方でも、それで引退するかといったらそうでない方が圧倒的に多いですよね。
稼げば稼いだだけ税金も高くなりますし、「従業員どうしようか」「工場は増やすべきかな?」と新たな悩みが生まれます。
増えたら増えたで、「さて、どうやって使おうか?」「もっと増やすにはどうしたらいいかな?」と運用方法を考えるステージに入るのです。
ペンタクル7はまさにその段階で、人に分け与えることができるくらいの成功(6)から一歩進んで「使い方」「貯め方」「資産運用」を創意工夫する段階に入っていきます。
この時にも、ソード7で獲得したちょっと小ズルい知恵が役立つかもしれませんね!
本当に、タロットの小アルカナは全体を通して「知恵も使いようだ」というメッセージ性が強いですね。
【まとめ】調和を超えたところにある成功。タロット×数秘「7」の世界は超アグレッシブ!
「7」は、調和した居心地の良い場所からあえて抜け出し、”その先”の世界に旅立つエネルギーを象徴しています。
獲得してきた知恵やスキル、手に入れた道具を使って、どうすれば今より高みを目指せるのか。
実験し、検証し、確実に山道を登っていくのが「7」の世界観です。
私たちの日常でも、成長するためにはコンフォートゾーン(=居心地の良い場所)から抜け出す必要がありますよね。
そこにはちょっとズルい知恵も必要だし、時には嘘をつくこともあるかもしれません。
「綺麗ごとだけでは成功はつかめないのだ」と、現実の厳しさ、成功哲学を教えているとも言えるでしょう(*´∀`*)
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