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【タロットシンボルリーディング講座27】「宝石」「アクセサリー」の象徴と隠された価値観

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この記事は約5分で読めます。

タロットシンボルリーディング講座27回目の今回は、「宝石」「アクセサリー」の象徴と隠された価値観についてのお話をしていきます。

一般的に、スピリチュアルにおける「宝石」は物質的な価値を超えた精神的な価値を象徴し、

エネルギーの浄化、力の源、そしてヒーリングのツールとしての役割を果たします。

宝石は個々のエネルギーを調整し、心身のバランスを整えてくれるもの。

例えば、ダイヤモンドは永遠の愛や純粋さを象徴し、ネガティブなエネルギーを浄化する力があると言われています。

また、アメジストは精神的な成長と洞察力を高めるため、瞑想や精神的な覚醒に使用されることが多いです。

ウェイト版タロットカードにも、「宝石」と思われるものが描かれているカードがあります。

宝石やアクセサリーは、単に視覚的な美しさや華やかさをもたらすものではなく、カードの人物の性格、背景、内面、社会的立場など、さまざまな要素を象徴していることがわかるでしょう。

今回は、ウェイト版タロットカードに登場する「宝石」や「アクセサリー」が何を表しているのか、いくつかの具体例を挙げながら考察していきます。

まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

「女帝」の宝冠とペンダント:豊かさと自然の美

「女帝」のカードには、豊かな大地と共に女帝自身が宝冠やペンダントを身に付けてゆったりと座っている姿が描かれています。

彼女の頭には「星」をあしらった宝冠が飾られ、首元には豊かさと母なる自然を象徴するペンダントが輝いています。

この宝冠の星は、女帝が天上のエネルギーと自然界のバランスを体現する存在であることを示すもの。

また、ペンダントは彼女の母性的な愛情やおおらかさ、心の豊かさを表しているようです。

女帝が身に付けている宝石やアクセサリーは、彼女が「母性」「自然」「美」「創造」のエネルギーを持っていることを強調しており、単なる美しさだけの意味ではないことが見て取れます。

言って見れば、アクセサリーを身に着けた女帝の存在そのものが、「自然と人間の調和」を表しているのです。

「皇帝」のアクセサリー:権力と地位の象徴

「皇帝」のカードでは、彼が身に付けている装飾品がその地位や権力を象徴しています。

彼の衣装に施された細かな装飾や、手に持つ王笏、また肩の部分に見られる小さな装飾品などは、彼が持つ揺るぎない権威と権力を表しています。

皇帝の装飾品には、彼が築き上げてきた「地位」や「支配」を象徴する意味が込められているのです。

このような装飾品を通して、皇帝が「物質的な世界における権威と安定」を求め、強い責任感を持っていることが表現されています。

威厳を感じさせるデザインからも、彼の権力を守り抜く意志の強さが強調されているのです。

「女教皇」の宝石:隠された知恵と霊的な力

「女教皇」のカードでは、頭部に装飾された宝石が彼女の知恵と霊的な力を象徴しています。

女教皇の衣装には月や十字架のようなシンボルが施され、頭上には神聖な知恵を示す宝石が輝いています。

これらのアクセサリーは、女教皇が単なる知識ではなく「神秘的な知恵」を持っていることの象徴。

また、女教皇が身に付けるこれらの装飾は、神秘的な力や隠された知識を扱う能力があることを示しているのです。

宝石やアクセサリーを通して、彼女が「精神的な世界」や「内面の真実」に繋がっていることが視覚的に伝わり、彼女の知識が単なる論理や情報にとどまらず、深い霊的な洞察に根ざしていることを感じさせます。

「恋人たち」のアクセサリー:愛と選択の象徴

「恋人」のカードでは、二人の人物が互いに向かい合い、間に天使が描かれています。

このカードの中では、アクセサリーの装飾は少ないものの、天使が身に付けている冠のような羽根飾りが注目されます。

この羽根は、彼らが神聖な愛によって結ばれていることを象徴しているのです。

アクセサリーが最小限に留まっていることは、恋人たちの関係が純粋であることや、余計な装飾が要らないという意味も含まれています。

また、恋人たちの結びつきは内面の絆によるものであり、外見にとらわれない真実の愛や選択が重要であることの証でもあるのです。

「法王」の指輪:信仰と伝統の象徴

ハッキリと見えないかもしれませんが、「法王は指輪をしている」という説があります。

この場合の指輪は、「信仰」や「伝統」の象徴。

法王が神聖な儀式や教えを司る存在であり、信仰における「リーダー」であることを示しているのです。

指輪が表すのは、彼が属する宗教や伝統に対する強い結びつきと忠誠。

彼が伝える教えが時代を超えて受け継がれることを暗示しており、

「指輪をする」という行為は、その教えや伝統を守り続ける決意を表しています。

また、信徒たちへの加護や祝福を象徴する意味も込められていると解釈できるでしょう。

「節制」の金の冠:調和とバランスの象徴

「節制」のカードでは、天使が金色の冠のようなものを身に付けています。

このアクセサリーは、彼女の持つ調和とバランスの力を表すもの。

金の色は、太陽のエネルギーを象徴しており、天使が地上と天上のバランスを整える存在であることを示しています。

この冠は天使が単に「節制」しているだけでなく、自分の感情やエネルギーを慎重にコントロールし、他者との調和をもたらす力があることを示しているのです。

金色の冠が放つ輝きと美しさが、天使の使命や内なる調和の強さを表現しています。

まとめ

ウェイト版タロットカードにおける「宝石」や「アクセサリー」は、各カードのテーマや人物の個性、価値観を深く表しています。

これらの装飾品は単なる見た目の美しさを超えて、カードが伝えるメッセージを補い、象徴としての役割を担っているのです。

たとえば、女帝の宝石は「豊かさ」や「母なる愛」を、法王の指輪は「信仰」や「伝統」を、女教皇の宝冠は「隠された知識と霊的な力」を示しています。

アクセサリーのデザインや位置、色などにも目を向けることで、カードのメッセージをより豊かに理解することができるでしょう。

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