時間というのは、私たち人間が神様に平等に与えられた唯一のものです。
でも、同じ24時間でも人によって時間の価値は全然違います。
24時間が長いと感じる方も短いと感じる方も。
今回は、そんな時間を有効に使うための考え方について、
・優先順位をつけてレイアウトしていく方法
・あなたの時計の速さを2倍速にする方法
にについて、解説していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
「時間は絶対的なものではない」が基本原則
ビートルズのメンバーとして活躍したポール・マッカートニー氏は、こんなことを言っています。
「未来も過去も存在しない。時間は作り物」
実はこの「時間は作り物」という概念は、ビジネス書や自己啓発系の本によく出てくる考え方です。
多くの人は「1日は24時間」と決まっているもんだと思い込んでいますが、それは所詮、人間が作り出した”物語“に過ぎません。
社会全体として「1日は24時間」というシステムがあったほうが便利だからそうなっているだけであって、みんながみんな24時間という時間枠で生きる必要はないのです。
また、同じ24時間でも人によってその濃度は全く違ったものになります。
「長い」と感じる方もいれば、「短い」「足りない」と感じる方もいる。
「1日は24時間しかない」と思うのか、はたまた「24時間もある」と思うのか。
自分の中にある時間の捉え方、言ってみればあなた自身の時計の速度を変えることで、「24時間」の感じ方は劇的に変わる可能性があります。
時間の使い方について考える上では、まずこの大前提を覚えておくことが超・大事です。
まずは現状把握!何にどれだけ時間を使っていますか?
あれもこれもやらなくちゃいけないし、あれもこれもやりたい。でも時間がない
だから“何か”を犠牲にしなくてはいけない。
今日はできなかったけど、明日はきっと・・・と思っていたけど、結局またその“何か”にかける時間を削る羽目になってしまった。
・・・こういうパターンって多いですよね。
独立・起業してから特に、「自分って時間の使い方が下手だな」と感じるようになったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その“何か”が、例えば「小説家になるために小説を書く」とか「SNSでバズッてシンガーとしてデビューするために曲を作る」とかだったら?
先延ばし、先伸ばしを繰り返すことで人生はあっと言う間に終わってしまいます。
そうならないためにも、まずは今の時間の使い方について「現状把握」することが大事。
一日のうち、どんなことにどれだけの時間をかけているのか。
「家事」「身支度」「SNSダラ見」・・・些細なことも全て把握して、時間の使い方の“クセ”を把握しておきましょう。
そうすると、「時間がない」とか言いながらもしょうもないことに膨大な時間を費やしていることに気付きます。
ちょっと時間を確認するつもりでスマホを開いたのに、LINEの通知が出てからLINEをチェックして、そのついでにゲームもしちゃって・・・
と、そんなこんなで15分、30分なんてあっという間。
そういう行動パターンをしっかり自覚することが時間管理のスタートです。
何が一番大事?優先順位をつけてレイアウト
だいたい自分の時間の浪費癖を把握できたら、今度は1日の中で「すべきこと」「したいこと」を書き出し、優先順位をつけていきます。
次に、一つ一つにかかる時間も割り出してみましょう。
そして、1日24時間の“時間割”で、何をどこに配置すれば無理なく楽しくできそうかを考えてみます。
たとえば、絶対にやらなければいけない気ノリしない仕事は、「朝、最初にやる派」と「最後にやる派」で意見が分かれるでしょう。
脳科学的に見ると、頭を使う難易度高めの仕事は午前中に済ませたほうが良いです。
人が一日の中で使える集中力には限りがあるので、午後になるとそのストックがなくなってモチベーションも落ちてしまいやすい。
だから、集中力を必要とする仕事は午前中の早い時間帯に片づけてしまったほうが良いと言われているのです。
ですから、「絶対にやらなければいけないこと」「絶対にやりたいこと」は先に、先に。
「できなければ別にやらなくていいこと」「今日、できなくてもいいこと」は後に、あとに。
こんな感じで、ブロックを組み立てるように、あるいはパズルのピースを埋めるような感じであなただけのオリジナルな時間割を作ってみましょう。
今の速度の「2倍」を目指して、時間感覚を更新せよ!
とはいえ、本当に多忙で「やらなくちゃいけないこと」がてんこ盛り状態な人は、「どうしても24時間に収まらない」と、睡眠を削ってまで時間を捻出しようとするかもしれません。
しかし、睡眠不足はかえって効率を下げ、本来は8時間で終わる仕事が9時間かかるようになるというデータもあります。
じゃあどうすれば良いのか・・・。
目指すべきは、あなたの時計の速さを2倍速にするということです。
通常、1時間かかっていた仕事は30分で終わらせる。
30分の仕事は15分で。
できる範囲内でこれを意識して継続していくと、人の脳はそのスピードに順応します。
たとえば「朝、服を選ぶのに時間がかかる」という方は、「インスタでフォローしている、この人の服装を毎日真似る」みたいな感じで、「考える」という時間をカットできる方法を模索しましょう。
そうすることで「選択」に割く時間も脳のエネルギーも節約でき、本当にエネルギーを注ぎたいことに集中できるようになります。
また、1日の時間割は前日の夜のうちに決めておくというのもおススメの方法。
寝る前に翌日の計画を立てることで、私たちの“無意識”は眠っている間に勝手にその予行練習をしてくれます。
「いつもは1時間かかっていたこの作業を、今日は30分で終わらせる」というプログラムがすでにインストールされた状態で起きることになるので、その日の朝に計画を立てるよりも物事がスムーズに進みやすくなるんです!
【まとめ】「時間」は全ての人に平等に与えられる資産。使い方で人生は変えられる!
24時間を無駄なく使いこなすための時間管理術についてご紹介しました。
1日の密度や満足感を上げるための考え方、行動のポイントをおさらいします。
- 時間とは絶対的なものではなく相対的なものである
- 自分自身の時間の使い方の「クセ」を知ることが時間管理のファーストステップ!
- 「優先順位」をつけて時間を割り振る
- 一つ一つの仕事にかける時間を今より1/2に短縮できるように努力してみよう
金持ちだろうが貧乏だろうが、社会的地位があろうがなかろうが、「時間」の前に人は皆、平等です。
ということは、与えられた時間を効率よく、フルに使い倒せるかどうかで人生は大逆転できる可能性があるということですよね。
ぜひこれを機にあなたの中の時計を調整し、「1時間」の価値を今の2倍、3倍・・・と高めていくことを目指してみてください(*´∀`*)
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