占い好きな方ならば、きっと「月星座」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
月星座とは、あなたが生まれた時に月が位置していた星座のこと。
太陽星座があなたの「表」の顔を表すとしたら、月星座はあなたの「裏」の顔を表すと言われています。
つまり、月は星占いにおいてその人の「本質」とつながっている星なのです。
今日は、そんな「月」のお話です。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
表には表れない「無意識」を表す星
太陽の光を浴び続けると疲れてしまう。
けれども、月光の元にいるとなんだかとても落ち着いて、一緒にいる人に対しても素直になれる…。
…こんな感覚を覚えたことはありませんか?
月は、占いの世界では「太陽」とは対照的な存在であり、太陽が「表」なら月は「裏」。
太陽が「意識」なら、月は「無意識」の世界を表すと言われています。
意識よりも無意識の領域のほうが圧倒的に広いと言われますが、そうだとしたら月が支配している世界はとても広いということになりますね。
夜になるとなんだか解放的な気分になるという方は、抑圧されている無意識が月の光によって活性化するのかもしれません。
たとえば、太陽星座が「おひつじ座」だとしても、月星座が「うお座」だったら、その人の表と裏はとても対照的でしょう。
はたから見ればいつもエネルギッシュでリーダー的な存在でも、実際はとても繊細なロマンティストで、内にこもりやすい性格かもしれません。
近年、「月星座」がブームになっている背景には、「隠された本当の自分を知りたい」という願望があるのでしょう。
覚えておくと便利なキーワード
星占いを学ぶ上では「イメージ」が非常に大事です。
例えば、「月」をイメージしたときにパッと思い浮かぶのはどのような言葉でしょうか?
夜、ミステリアス、オオカミ、三日月、満月、うさぎ、宇宙飛行士…などは、比較的、思い浮かべやすいイメージではないかと思います。
これらに加えて、月にはこんなキーワードもあります。
・変化
・記憶
・無意識
・やさしさ
・感情
・共感
・保育
・養育
・夜の顔
・海
・雨
・多産
・家庭
・適応力
・フルーツ
・処女性
・女性性
・かに座(月はかに座の支配星です)
・母なるもの
どうでしょうか?しっくりくる言葉もあれば、イマイチぴんとこない言葉もあるかもしれません。
「正解」はありませんので、あなたの中に思い浮かぶ月のイメージを大切に。
そのイメージと、各星座の持つ意味やイメージを組み合わせながら「人」や「人生」について解き明かしていくのが占星術の醍醐味です。
月は「母なるもの」「純潔」を象徴する
太陽は男性性、月は女性性の象徴であり、女性の月経周期と月の満ち欠けには密接な関係があるともいわれています。
太陽が「父」なら、月は「母」です。
月は、ギリシャ神話では「アルテミス」という女神を表します。
アルテミスは「純潔」「貞潔」を象徴する存在で、その裸体を見た者は鹿にされてしまうとも言われていました。
つまり、アルテミスは「処女神」なんですね。
…しかし、「母性」を象徴しつつも「処女神」という点には矛盾が生じます。
母であることと、処女であることは、生物学的には両立しないはず。
ゆえに、月には「曖昧さ」「不確実性」という意味も伴います。
太陽の下ではすべてが明らかにされてしまいますが、月光の元で起きたことは「夢幻だった」という説明で納得してしまうこともあるでしょう。
だから、「処女だけど母である」という矛盾も許されてしまうのかもしれません。
月の力を味方につけるには?
ラッキーな出来事に恵まれることを「ツキがある」と表現したりしますよね。
その「ツキ」とは、まさに月のこと。
潜在意識のあり方を変えることで幸せ体質になれる…というのが「引き寄せの法則」ですが、その潜在意識(無意識)を司っているのが月ですから、まさに月は「幸運の土台」を作る星座だと言っても過言ではないのです。
月の力を味方につけることで、今まで以上に「イイコト」が起こりやすくなり、ツイてる私になれるのです。
そのためには、なんといっても月光浴がおススメ。
特に、新月や満月の夜は月のエネルギーをチャージすると良いでしょう。
その月がどの星座で新月・満月を迎えるのかによっても効果が違いますので、月の満ち欠けや滞在している星座を常に意識して過ごすのがおススメアクションです。
まとめ
私たちにとって最も身近な存在である「月」のスピリチュアルな意味についてご紹介しました。
星占いにおいて、月が表しているのは「隠された私」「本当の私」。
太陽星座に加えて「月星座」を知っておけば、あなた自身も気づいていないかもしれない本当の自分に出会うことができるでしょう。
それによって、時々感じる言葉にならない「モヤモヤ」した感情の理由も納得できるかもしれません。
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