獅子といえば、ライオンを思い浮かべる方も多いことでしょう。
正確には、「獅子」は中国で生まれた言葉で、巨大な犬のことを意味していました。
インドからやってきた大きな犬を見て、「これはライオンに違いない」と考え、獅子と呼んだのが始まりです。
そんなしし座にはどのような性質があるのでしょうか?
今日は、「しし座」の世界をのぞいてみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
イメージに反して、実は親しみやすい星座
ライオンは、「百獣の王」として知られるたくましい動物。
「獰猛」「怖い」「狙った獲物は絶対に逃さない」といったイメージがあるかもしれませんが、実際のライオンは意外とおとなしい動物です。
人を襲うことはほとんどありません。
さらに、実は狩りがあまり得意ではなく、足もそんなに速くないのです。
ですから、狙った獲物を逃すことも多いという意外な事実!しし座さんも、結構そそっかしいところがある、親しみやすい星座です。
オトナになっても子供の頃のようなピュアなハートを持っていて、その人がいるだけで場がパッと明るくなるような華やかさを備えています。
それはまるで、支配星である太陽のよう。
「自己表現の星座」と表現されることからもわかるように、「どうすれば自分が魅力的に見えるか」「どうすれば自分がもっと輝けるか」を本能的に良く知っている星座さんなのです。
しし座の基本データ
【支配星】
太陽
【分類】
火星座
不動宮
【キーワード】
・独創的
・度胸
・個性
・勝負強い
・自己表現
・自己主張
・わがまま
・カリスマ性
・堂々と
・包容力
・ドラマティック
・豪華
・ゴージャス
・ダイナミック
・リーダーシップ
・尊敬
・男性的
【ラッキーアイテム】
・オリーブ
・派手なもの、ゴージャスなもの
・ネコ科の動物
・ゴールドのもの
・北西
・日曜日、月曜日
・数字の1、10、19
・サンストーン
【得意なこと】
・リーダーシップをとること
・物事をダイナミックに動かすこと
・自分の意見を言うこと
・全体を見渡すこと
【苦手なこと】
・こまかいこと
・コツコツ積み重ねること
・変化
・柔軟に対処すること
・多様な意見を受け入れること
しし座さんの裏の顔
自己表現が得意…という特徴は、裏を返せば「自己中心的」「わがまま」とも捉えられますね。
実際、しし座さんは根拠のない自信を持っていることが多く、親しい人に対しては少し押しが強い傾向があるようです。
それゆえに、「偉そう」「ワンマン」「ボス気取り」などと言われてしまうこともあります。
恋愛においても、かなりのメンクイで、求める理想は高い傾向があります。
「自分に見合う、魅力的な恋人を選びたい」「自慢できるようなパートナーを連れて歩きたい」
そんな隠された願望があるのかもしれません。
しかし、そんな「裏」があるにも関わらず、結婚生活は意外とスムーズ。
基本的には楽天家、また、「亭主関白」「姉御肌」な性質があるので、意外と家庭生活はどっしりと安定する傾向があります。
持ち上げられると嬉しいタイプなので、おだて上手なパートナーだと長く良好な関係を維持できるでしょう。
相性の良い星座
相性は流動的なものであって、固定されたものではありません。
しかし、気質的には、同じ火星座であるおひつじ座、いて座の人とは意気投合しやすいでしょう。
いずれも情熱的で行動力のある星座なので、基本的なテンポが一緒。
おひつじ座は「誰よりも速く」、しし座は「誰よりも目立って」、いて座さんは「誰よりも遠くへ」…と、目指す形は異なるものの、情熱が呼応する関係です。
また、風星座であるふたご、てんびん、みずがめ座さんとも好相性。
物事を進める際のスピード感が似ていて、しし座さんのアイデアをサポートしてくれるような存在となるでしょう。
タッグを組めば、お互いに高め合い、素晴らしいものを作り上げることができる関係性です。
他には、おうし座、さそり座も同じ「不動宮」の星座なので行動パターンが似ている相性。
特にさそり座さんは、暴走しがちなしし座さんのストッパーになってくれるような存在です。
分かり合うのに努力が必要な星座
やぎ座、おとめ座のみなさんとは、行動のスピード感も価値観もかなり違いそう。
スピード重視、勢い任せなところがあるしし座に対して、地星座の方は慎重に進めたいタイプです。
お付き合いした場合、その慎重さにうずうずして、じれったさを感じることが多いかもしれません。
ただ、おとめ座は隣り合う星座なので、互いに足りないものを補い合えるような関係になるでしょう。
おとめ座さんの冷静な判断力に、時にはハッとさせられることもでしょう。
また、水星座であるうお座さんに対しても、「つかみどころがない」と感じることが多そう。
かに座もうお座と同じ「水」の星座ですが、隣り合う星座なので、持ちつ持たれつの関係を築けるはず。
火と水はあまり相性が良くないと思われがちですが、互いに心の支えになるような関係性です。
まとめ
「百獣の王」と表現されることもある、「しし座」についてご紹介しました。
最後に・・・、しし座にまつわる神話をご紹介します。
英雄・ヘラクレスには、妻子を自らの手で殺めてしまったことがありました。
それは、女神・ヘラが、彼に凶気を吹き込んだからです。
ヘラにとってヘラクレスは、夫(ゼウス)と不倫相手(アルクメネ)の間にできた子ども。
だから、ヘラにとっては憎い存在だったんですね。
妻子を殺めた罪を償うため、ヘラクレスは「12の難行」に立ち向かいます。
その一つ目が、ライオンの怪物を倒すことでした。
ヘラクレスは素手で見事にライオンを仕留め、その皮を剥いで自らの鎧を作ったとか。
そのライオンが、ゼウスの手によって空に上げられ、「しし座」となったのです。
このしし座のエピソードが表すのは、「母との決別」「母なるものからの分離というテーマ。
一つ前の星座である「かに座」が母なるものを表すのに対して、しし座は、その守られた世界から一歩外へ踏み出す力強さを象徴しています。
だからしし座の元に生まれた人はとても勇敢であり、なによりも「自分らしく生きる」ことを大切にするのです。
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