動物でもなく、人でもなく、てんびん!?なぜ、天秤?
…そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
てんびん座は、まさに「天秤」が象徴する「バランス感覚」のプロフェッショナル。
具体的にどのような性質があるのでしょうか?
今日は、「てんびん座」の世界をのぞいてみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
常に中立。全てにおいて「バランサー」的役割を担う星座
「てんびん座」の「てんびん」は、まさに「天秤」。
「天秤にかける」という言葉があるように、この星座の元に生まれた人はどんなこともまず「天秤」にかけます。
どんな時も、基本的には「中立」「公平」「平等」がモットー!
「情」というしがらみに流されない人たちです。
常に「第三者目線」を持っている星座なので、何事も独りよがりにならないのが長所。
ファッション一つとってみても、トレンドをしっかり意識しつつ、誰から見られても好感度の高い服装を心がけるでしょう。
…なんだか、個性がないな。ちょっと冷たい星座なのかな。
そんな風に思われたかもしれませんが、情に流されないということは、実は一番優しいことなのかもしれません。
情に流されないのは、誰のこともフラットに見ることができるということ。
余計な先入観を持たず、一人一人の本当の魅力に最も気づきやすい人だと言えるでしょう。
てんびん座の基本データ
【支配星】
金星
【分類】
風星座
活動宮
【キーワード】
・バランス
・公平
・平等
・エレガント
・おしゃれ
・器用
・調和
・誠実
・優柔不断
【ラッキーアイテム】
・おしゃれなもの
・スタイリッシュなもの
・トレンドのもの
・美容室やサロン
・花
・西
・金曜日
・数字の2、6
・ローズクオーツ
【得意なこと】
・人間関係における仲裁
・美を表現すること
・おしゃれ
・なにかをデザインすること
【苦手なこと】
・極度の孤独
・なれ合い
・中身のないガールズトーク
・泥臭い努力
・ドロドロした関係
てんびん座さんの裏の顔
てんびん座さんは社交的で、人当たりが良い星座。
「見られる自分」を常に意識しているため、男女共におしゃれでモテる人が多いです。
12星座で最も恋愛の駆け引きがうまい星座と言われることも。
ただ、付き合い始めても一気に距離が縮まるわけではありません。
基本的には「私は私、あなたはあなた」というスタンスなので、ウェットな星座だとさみしさを感じることも。
また、正義感が強いので、「ダメなものはダメ」という厳しい基準を持っていることもあるでしょう。
自分自身がストイックに自分磨きをするタイプだけに、ズボラなパートナーだと厳しい指摘をしてくることもあります。
付き合っても結婚しても、永遠に「恋」していたいという夢見がちでロマンティストなところがあるのです。
相性の良い星座
相性は流動的なものであって、固定されたものではありません。
しかし、気質的には、同じ風星座であるふたご座、みずがめ座の人とは相性が良いでしょう。
いずれも頭の回転が速く、知的な会話を楽しめる星座です。
ベタベタせず、適度にドライな関係を維持しながら付き合えるので、お互いに気楽なはず。
また、火星座であるおひつじ座、しし座、いて座とも好相性。
ちょっと小心者なところがあるてんびん座さんにとって、火星座の大胆さは頼もしく映るでしょう。
他に、やぎ座とかに座は同じ「活動宮」なので、人間関係における行動パターンは「似ている」と感じる部分が多いでしょう。
いずれの星座も、なにかと動き回ったり、人に対して自ら行動を起こしていく傾向があります。
ただ、かに座に対しては「おせっかい」「過干渉」「愛情が重い」と感じてしまうことも多そう。
おうし座とは、同じ「金星」を支配星に持つ者同士、相通ずるものがあります。
美的感覚が優れているもの同士、アーティスティックな分野では良きライバルになれるでしょう。
分かり合うのに努力が必要な星座
さそり座、うお座のみなさんとは、人間関係の距離感がかなり違います。
ウェットなところがある星座なので、基本的にドライなてんびん座にとっては「重い」と感じてしまうかも。
ただ、さそり座は隣り合う星座なので、お互いにないものを補い合える関係でしょう。
美的感覚などは似ている傾向もあります。
また、おとめ座さんも努力が必要な相手。
複雑な精神構造で、なにかと小言を言われたり難癖をつけられたりするかも。
隣り合う星座なので、実は互いに補い合える武器を持っているのですが、一緒にいると窮屈さを感じる相手だと言えるでしょう。
まとめ
「バランサー」という言葉で表現されることの多い、「てんびん座」についてご紹介しました。
最後に・・・、てんびん座にまつわる神話をご紹介します。
てんびん座の「てんびん」とは、ギリシャ神話に登場する正義の女神・アストライアが持っていた天秤です。
彼女がこの天秤で測っていたのは、善と悪。
人間界に醜さや苦しみ、悪がはびこるようになり、神々は呆れ果てて地上を去っていきましたが、アストライアは最後まで人間を信じ、地上に残っていたのだとか。
そこには、「悪と善はそう簡単には判断できない」「全てが悪という人間はいない」という”愛”が見て取れます。
同じように、てんびん座の元に生まれた人々は誰に対しても公平で、中立な立場を貫こうとします。
判断に時間がかかるので、「優柔不断」「八方美人」と言われてしまうことも多いですが、それだけ愛情深く、優しい人たちである証ともいえるでしょう。
てんびん座のみなさんはいつでも心にオリジナルな「天秤」を持ち、様々な物事や人を「秤」にかけて冷静に、客観的にジャッジしているのです。
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