「そうよ私は さそり座の女♪お気のすむまで 笑うがいいわ
あなたはあそびの つもりでも 地獄のはてまで ついて行く 思いこんだら いのちいのちいのちがけよ♪」
…美川憲一さんの歌でおなじみのさそり座。
この歌詞だけ見ると、「なんか、めっちゃ壊そう」「なんか重い星座なの?」と思われるかもしれません。
そんなさそり座には、具体的にどのような性質があるのでしょうか?
今日は、「さそり座」の世界をのぞいてみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
何事も全身全霊!抜群の集中力を持つ星座
「地獄の果てまでついていく」という歌詞にも表現されているように、蠍座はとても「のめり込みやすい」星座です。
それは恋愛に限らず、全てのことにおいて。
「凝り性」と表現したほうが良いかもしれません。
自分が「これだ」と感じたことにはとことんのめり込み、誰も追いつけないようなプロの領域に達することもめずらしくなりでしょう。
一点集中型で、一つのことに全身全霊を注ぎます。
ゆえに、それが恋愛で発揮されると…よく言われるように「嫉妬深い」と言われてしまう状態になるわけです。
しかし、それは決してネガティブなことではありません。
一つのことにエネルギーを注げるのはさそり座さんの天性の才能。
そこまで何かを、誰かを愛せるのは素晴らしいことです。
一度さそり座の人とお付き合いすると、他の人では物足りないと感じるようになるかもしれませんね。
さそり座の基本データ
【支配星】
火星
【分類】
水星座
不動宮
【キーワード】
・集中力
・情熱
・研究熱心
・ミステリアス
・生と死
・性
・オカルト
・暗赤色
【ラッキーアイテム】
・黒いもの
・たまねぎ
・赤ワイン
・爬虫類
・昆虫
・十字架
・南西
・火曜日、木曜日
・数字の9、18、27
・マラカイト
【得意なこと】
・何かに集中すること
・人の本質を見抜くこと
・心理分析
・なにかを研究すること
・コツコツ努力すること
【苦手なこと】
・突発的な出来事
・臨機応変に対応すること
・人が多く、にぎやかな場所
・嫌いな食べ物
さそり座さんの裏の顔
のめり込みやすい。執念深い。
…それはつまり、一度された嫌なことは忘れないということでもありますよね。
さそり座さんは、「怒らせたら怖い星座ランキング」の常連。
感情的にカッとなることはほとんどありませんが、恨みは絶対に忘れません。
虎視眈々と、復讐の時を待ちます。
そして、相手が再起不能になるような「とっておき」の方法でこてんぱに叩き潰すのです。
…本当に、できることならば絶対に敵に回したくない星座かもしれません。
(ただ、人の心の中にある悪も善もひっくるめて人を判断します。表面的な物事だけで人を判断するような星座ではないこともまた、確かです)
また、物事についても人についても、「好き嫌い」がかなり激しい傾向があります。
なので、付き合う人間関係がとても偏っていたり、仕事に対するモチベーションにもムラがあったり…。
職場では「何を考えているのかよくわからない」「つかみどころがない」と思われてしまうことも多いでしょう。
これも、「ミステリアス」と表現される所以です。
相性の良い星座
相性は流動的なものであって、固定されたものではありません。
しかし、気質的には、同じ水星座であるかに座、うお座の人とは相性が良いでしょう。
いずれも恋愛はウェットで、好きな人とはできれば一緒にいたい!一心同体でありたいと思う星座さんたちです。
また、地星座であるおうし座、おとめ座、やぎ座とも好相性。
どの星座も基本的にはまじめで、どこか自分と似た雰囲気を感じるはずです。
安心してお付き合いできるみなさんでしょう。
他に、しし座とみずがめ座は同じ「不動宮」なので、行動パターンに似たところがあります。
いずれの星座も、頑固で自分を曲げないという点で同じ。
ただ、しし座に対しては、そのダイナミックさや目立ちたがり屋な性質に違和感を覚えてしまうかも。
おひつじ座とは、同じ「火星」を支配星に持つ者同士、情熱が呼応するところがあります。
おひつじ座は情熱を表に出しますが、さそり座は内側で燃やすタイプ。
表現方法は異なりますが、実はどちらも「アツい」人たちなのです。
最初は「ちょっとタイプが違うかも」と思っても、イザ付き合ってみると居心地の良さを感じるでしょう。
分かり合うのに努力が必要な星座
ふたご座、てんびん座のみなさんとは、人間関係の距離感がかなり違います。
基本的にドライなので、基本的にウェットなさそり座から見れば「軽い」「信用できない」と感じてしまうかも。
ただ、てんびん座は隣り合う星座なので、お互いにないものを補い合える関係でしょう。
美的感覚などは似ている傾向もあります。
また、いて座さんも努力が必要な相手。
お互いにかなりマイペースなので、かみ合わない…と感じることが多いでしょう。
とはいえ、隣り合う星座なので、実は互いに補い合える関係です。
いて座の人はわりと誰とでもうまく合わせられる柔軟性を持っているので、時間をかけて良さがわかっていく相手ともいえます。
まとめ
「ミステリアス」という言葉で表現されることの多い、「さそり座」についてご紹介しました。
最後に・・・、さそり座にはこんな神話があります。
月の女神・アルテミスがさそりを使ってオリオンを殺したというもの。
理由は、
・アルテミスに恋をしたオリオンが、アルテミスに触れようとしたから(アルテミスは処女神であるため)
・オリオンが自分の狩猟の腕を傲慢に誇ったため、アルテミスの怒りを買った
・アルテミスとオリオンが恋に落ちたことをよく思わなかった、アルテミスの兄・アポロンの画策によって殺された
‥などなど諸説あり、はっきりとした正解はありません。
オリオンが殺されなけばならなかった理由がわからないというところにも、さそり座ならではの「ミステリアス」な要素が隠されているようにも思われます。
愛か、憎しみか。あるいは、まったく違うものなのか。
いずれにしても、「さそり」には人間の内側にある複雑な心の動きが象徴されています。
だからこの星座の元に生まれたみなさんは、人を表面だけで判断することはありません。
人間がとても複雑な生き物であり、その内側に光を闇を秘めていることを、本能的に知っているのです。
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