やぎ…と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?
立派な角。どこか”長老”という言葉を連想させるような、泰然とした表情。牧場。ミルク。チーズ?
もしかしたら、「白やぎさんと黒やぎさん」の歌を思い出す方もいるかもしれませんね。
手紙を読まずに食べてしまう…そんなのほほんとした、牧歌的なイメージがしっくりくる動物かもしれません。
では、12星座はどうでしょうか。
やぎ座には、具体的にどのような性質があるのでしょうか?
今日は、「やぎ座」の世界をのぞいてみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
この世界を「形あるもの」として成り立たせてくれる星座
そもそも、なぜ「やぎ」なのか。
実は、やぎ座の元になっているのは、上半身がヤギ、下半身は魚という不思議な形態を持つアイギパンという存在。
彼は、ギリシャ神話で最も偉大な神様と言われている「ゼウス」の息子です。
ゼウスが怪物・デュポンと戦った際、ゼウスは手足の腱を奪われ、身動きができなくなってしまいました。
その時、腱を取り戻してくれたのが、ヘルメスとアイギパンです。
アイギパンは、デュポンから逃げる際に、上半身がヤギ、下半身は魚という姿に変身しました。
ゼウスは、この姿のまま彼を空に上げたのです。
父を助けるために、そしてピンチを逃れるために、ちょっと風変わりな方法をとったアイギパンの姿は、まさにやぎ座さんそのもの。
やぎ座は「権威」や「伝統」を重んじる星座だと言われていて、社会の中における自分の役割をしっかりと全うしようとします。
決して自分がしゃしゃり出て主役になろうとするのではなく、「与えられた立場で」「確実に結果を出す」ということを大事にする星座なのです。
だから時には頑なにもなりますし、他の人から見れば堅物のように見えることもあるでしょう。
しかし、そんなやぎ座の世界観があるからこそ、この社会は秩序を持って成り立っていると考えることもできます。
やぎ座の基本データ
【支配星】
土星
【分類】
地星座
活動宮
【キーワード】
・権威
・伝統
・格式
・真面目
・慎重
・渇望的
・誠実
・努力
・野心
・凝り性
・アンティーク
・四角
・遺跡
【ラッキーアイテム】
・黒や茶色のもの
・懐石料理
・ハンコ
・南
・火曜日、土曜日
・数字の8、17、26
・オニキス
【得意なこと】
・計画を立てること
・立てた計画をそのまま実行すること
・コツコツ積み重ねること
・人と協力して何かを成し遂げること
・着実に成果を上げること
【苦手なこと】
・完全なる自由
・先の見えない努力
・秩序のない状態
・いい加減な人
・今が良ければ良いという短絡的な思考
やぎ座さんの裏の顔
誠実で真面目。気遣い上手。最も結婚に向いている星座。
…このように表現されることも多いやぎ座さんですが、実はかなり頑固でプライドが高い一面があります。
基本的には、自分のこだわりを曲げずに貫きたいタイプ。
実はかなりの野心家ですから、虎視眈々とチャンスを狙います。
それでいて、意外と人に流されやすいところもあります。
「組織が健全に維持されること」をなにより重んじているため、一人だけ破天荒な行動で輪を乱すことはないでしょう。
権威や肩書に弱いのも、結局は「社会的に認められたい」「社会という枠組みの中で認められたい。成功したい」という思いの表れ。
実は自信がないからこそ、努力を重ねて「権威」を得ようとするのかもしれません。
しかし、リーダーになると、プライドの高さが前面に出てくる傾向もあります。
相性の良い星座
相性は流動的なものであって、固定されたものではありません。
しかし、気質的には、同じ地星座であるおうし座、おとめ座の人とは相性が良いでしょう。
いずれも穏やかで、慎重な星座。物事を焦らずゆっくり、確実に進めていくという点でも、相通じるものがあるはずです。
また、水星座であるかに座、さそり座、うお座のみなさんとも好相性。
特にさそり座さんとは、こだわりたいポイントが似ていて意気投合しやすい傾向もあります。
他に、おひつじ座とてんびん座は同じ「活動宮」なので、行動パターンに似たところがあります。
いずれの星座も、なにかと人のために動くことが好きで、いわゆる「気遣い上手」と言われることが多いでしょう。
人のために行動することが苦にならず、さりげなく親切ができる人たちです。
分かり合うのに努力が必要な星座
風星座である、ふたご座、みずがめ座の人とは、理解し合うのに時間がかかるかもしれません。
特に、ふたご座に対しては「努力もしないのになんでも器用にこなす」という点が気に食わないと思ってしまうこともありそう。
基本的に、軽いノリの人や努力しない人に対して「苦手なタイプ」と線引きしてしまうところがあるので、相手の本当の姿が見えてくるまではなかなか心を開けないかもしれません。
みずがめ座に対しても、一つ一つの発想が「宇宙人みたいで理解不能…」「ついていけない」と感じることも。
しかし、隣り合う星座同士ですから、互いにないものを学び合い、補い合える相性でもあります。
やぎ座さんは、基本的に「精神論だけの人」「無駄にアツい人」も苦手なので、火星座とは努力が必要な相性。
特にしし座に対しては、プライド同士がバチバチにぶつかり合う関係になりやすいでしょう。
いて座に対しても、あまりの「自由さ」にイライラさせられることが多そう。
それでも、隣り合う星座なので、その天真爛漫さにどこか憧れている部分があることも否定できないはずです。
まとめ
上半身はヤギ、下半身は魚…という、ちょっと不思議な「やぎ座」の世界についてご紹介しました。
ギリシャ神話に象徴されるように,やぎ座の元に生まれた人々は、どんな形であれ「結果を出すこと」「目標を達成すること」に強くこだわります。
ですから、どんなにラブラブな時期であっても、恋人よりも仕事を優先することも多いでしょう。
一見、「冷たい」「真面目過ぎる」と思われるかもしれませんが、やぎ座さんはいつでも、近い未来ではなく遠くの未来のために努力しているのです。
目先の幸せ、楽しいコトに流されず、自分がなすべき使命を確実に全うする。
そんなやぎ座さんを伴侶にすれば、言うまでもなく未来は安泰でしょう。
長い時間をかけて、確実に成功や幸せを勝ち取る!…クールに見えて、実はそんな闘志にあふれたアツい星座さんなのです。
コメント