「みずがめ」という言葉から、「亀」を連想する方が多いようです。
しかし、みずがめ座の「かめ」は「瓶」のほう。
液体を入れる瓶のほうの「かめ」です。
なぜ、水瓶が星座になったのか。
今日は、「みずがめ座」の世界をのぞいてみましょう。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
クールに見えてフレンドリー！付き合うほどにその魅力にドはまりする星座
みずがめ座の起源は、美少年ガニュメデスの物語。
ガニュメデスは人間の少年でしたが、彼の美貌に惹かれたゼウスが、鷲に姿を変えて彼を天界へと連れ去ってしまったのです。
そして彼は、神々の祝宴においてゼウスの盃を満たす従者となりました。
「みずがめ座」で表現されているのは、ガニュメデスが水瓶を持っている姿なのです。
彼はトロイに残してきた父母が気がかりだったため、ゼウスは「父母が空を見上げればいつでもそこに息子の姿を見られるように」との配慮で、水瓶をかつぐガニュメデスの姿を空に上げたのだと言われています。
おそらく、このエピソードを知ったみずがめ座さんは「なるほど！」と妙に納得した方が多いことでしょう。
なぜなら、みずがめ座さんはお酒そのものや、飲み会の場が好きな方が多いからです。（※あくまでも、傾向としてそういう人が多いという話です）
感情をあまり表に出さず、一見「クール」「近づきにくい」と思われがちですが、実はとてもフレンドリーな星座。
性別も年齢も、立場の違いさえも越えて心を通わせることができる力を持っています。
だから、飲み会の席では、まさにガニュメデスのようにいろんな人とお酒を飲みかわすことができるでしょう。
自分とは意見が違う人の話も「なるほど」「面白い」と自分のものにしてしまう不思議な才能があり、自然と多才になる傾向もあります。
みずがめ座の基本データ
【支配星】
天王星
【分類】
風星座
不動宮
【キーワード】
・自由
・個性
・友情
・知的
・博愛
・友愛
・理想主義
・フレンドリー
・ユニセックス
・革新的
・SＦ
・宇宙
【ラッキーアイテム】
・蛍光色のもの
・栄養バランス食品
・宇宙っぽいもの
・最新のデジタル家電
・メタリックなもの
・個性的な服
・南東
・土曜日、日曜日
・数字の４、13、31
・セレスタイト
【得意なこと】
・ゼロから考えること
・情報を扱うこと（ネット検索など）
・人間観察
・目に見えないものを察知すること
・物事を多角的にとらえること
【苦手なこと】
・束縛されること
・長いだけの会議
・おせっかい
・女子トーク
・なれ合いの関係
・共感を求められること
みずがめ座さんの裏の顔
「友愛の星座」と言われる星座で、とても友達想いな方が多いでしょう。
ただ、一方で、風の星座さんらしくとても「ドライ」な面もあります。
困っている友達を放っておくことはできない性分ですが、だらだらと結論のない女子トークに付き合うのは正直苦手。
誘われると出かけていきますが、内心は「めんどうくさい」「そろそろ帰りたい」と思っていたりすることも。
また、恋愛に関しても、好きになった人には一途な星座ですが、ちょっとした”ノリ”で一夜の関係を持ってしまうこともあります。
しかし、恋愛観そのものが世間の基準からかなり離れているので、本人的には「浮気」ではありません。
あくまでもノリ、あくまでも遊び。
しかし、それを受け入れられないパートナーや浮気相手だと、めんどうくさい修羅場になってしまうこともあるでしょう。
それでも、なぜか状況をドロドロさせないのもみずがめ座さんの不思議な能力です。
相性の良い星座
相性は流動的なものであって、固定されたものではありません。
しかし、気質的には、同じ風星座であるふたご座、てんびん座の人とは相性が良いでしょう。
どの星座の方も、「過度に近すぎない距離感」がちょうど良いと感じる相手で、恋人になってからも友達の延長のような感覚で気楽に付き合える相性です。
また、火星座であるおひつじ座、しし座、いて座さんとも好相性。
特にいて座さんとは、自由人同士とても気が合うでしょう。
人に対してフレンドリーなところも似ているので、二人の周りには自然と人が集まってくるはずです。
他に、おうし座とさそり座は同じ「不動宮」なので、行動パターンに似たところがあります。
いずれの星座も、粘り強さが特徴で、簡単には自分を曲げません。
そのような「こだわり」が共鳴し合う相性と言えます。
その分、たまに互いに頑固になってしまうこともあるでしょう。
分かり合うのに努力が必要な星座
水星座である、かに座、うお座の人とは、理解し合うのに時間がかかるかもしれません。
特に、かに座に対しては、その愛情が「重い」「おせっかいだ」と感じてしまうことが多いかも。
ただ、かに座がその甲羅の内側に感情を溜めているように、みずがめ座もまた水瓶の中に感情をため込んでいます。
お互いに、なかなかその感情を人にさらけださない頑なさがあるところは似ているので、実はとても分かり合える関係ともいえるかもしれませんよ。
うお座に対しては、「距離感が近すぎてウザイ」と思ってしまうこともありそうですが、隣り合う星座同士ですから、互いにないものを学び合い、補い合える相性でもあります。
他に、地星座であるおとめ座、やぎ座に人に対しては「細かい」「真面目過ぎる」と感じてしまいそう。
しかし、おとめ座さんとは実は理論派なところが共通していますし、やぎ座は隣り合う星座でお互いに補い合う相性。
なによりも、みずがめ座自身が誰に対しても寛容で理解を示すことができる懐の広い星座ですから、基本的に「決定的に合わない」という相手はいないはず。
ただし、一度怒らせるといつの間にかしれっと縁を切っていたりすることもあるので、実は怒らせると怖い星座でもあります。
まとめ
神々の従者として空に上げられた「みずがめ座」の世界についてご紹介しました。
ギリシャ神話に象徴されるように，みずがめ座のみなさんには「人間なのに神の世界にいる」みたいなちょっとぶっ飛んだところがあります。
宇宙へのあこがれを強く持っている方が多いのも、「どこか遠い世界に行きたい」という憧れを常に心のどこかに秘めているからなのかもしれません。
誰も見たことがない世界を、なんなら自分の手で作り出してしまうような革新的なところもみずがめ座さんらしい性質。
だからといって、決して非常識な星座というわけではありません。
むしろ、誰よりも「常識」「あたりまえ」を意識しているからこそ、それをぶち壊してしまいたくなるのかもしれません。
とても自由奔放でぶっ飛んだ個性を持っているように見えて、実は小心者で慎重な性質も併せ持っている、現実的な星座でもあるのです。
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