星座についての解説において、「火星座」「地星座」「水星座」「風星座」という表現を使いましたが、
「火ってなに?」「「水ってどういうこと?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
星座は、「火」「地」「風」「水」の4つのエレメントに分類することができます。
今回は、そんな「エレメント」の考え方についてご紹介します。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
この世のものは4つの要素で構成されている
西洋占星術が生まれた当時は、「この世のものは全て、火、土、風(空気)、水の4つの要素で作られている」と考えられていました。
それが、「エレメント」です。
その考え方に基づいて、星座も4つに分類されています。
・火のグループ…おひつじ座、しし座、いて座
・土(地)のグループ…おうし座、おとめ座、やぎ座
・風のグループ…ふたご座、てんびん座、みずがめ座
・水のグループ…かに座、さそり座、うお座
それぞれのエレメント毎に異なる性質があり、同じエレメントに入っている星座は共通した性質を備えています。
自分のホロスコープを作ったら、全体的にどのエレメントに星が多く入っているのかを見てみましょう。
火が多い?風が多い?…その傾向によってもその人の価値観や性格を垣間見ることができます。
エレメントの性質
では、エレメント別にどんな性質があるのか見ていきましょう。
◎火星座
「情熱」という言葉がしっくりくる星座。
自分の内側に生まれる情熱に忠実に、「ここにないもの」を求めて「ここではないどこか」に走り出していくようなエネルギーを秘めています。
性格としては、ややせっかちな傾向があるでしょう。
恋愛は能動的で、「待つ」よりも自らアプローチしていく「攻め」の恋をする傾向があります。
◎地星座
「地に足を着ける」という言葉がぴったりな星座。
とても現実的で、物事を慎重に進めていく人が多いでしょう。
気持ちだけで突っ走ることはほとんどないので、火星座とは対照的だと言えます。
理想論で終わらせることなく、何事も必ず「形」として結果を残そうとする人々です。
恋愛も慎重。
相手の気持ちがハッキリわからないと動き出せないという方も多いでしょう。
◎風星座
まさに風のように、「自由」であることを愛する星座。
人と人の間も自由に駆け抜けていく、風通しの良い人間関係を構築できる人々です。
とても頭が良く、情報を扱うのも得意。
好奇心が旺盛なのも特徴的です。
恋愛も「自由」を重んじるため、べったりした関係は苦手な傾向。
ラブラブであってもお互いに自由な時間を失いたくないと考えるみなさんです。
◎水星座
「水」は、東洋・西洋問わず占いの世界では「愛情」や「お金」を表すもの。
ゆえに、水星座は感情が豊かで、優しい星座だと言われています。
人間関係のスタイルは、まさに「ウェット」で、人との心の結びつきを何より大事にする人々です。
時には自分を犠牲にして相手を優先することもあるでしょう。
恋愛も、やはり「尽くす」ことが多くなりやすい星座です。
行動パターンで分ける方法もある
エレメントとは少し異なりますが、12星座を「行動パターン」で分ける分類方法もあります。
◎活動宮
おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座
活動的な星座です。
待っているよりは、自分から物事に働きかけるタイプ。
◎不動宮
おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座
いわゆる「頑固な人」です。変化を受け入れることよりも、現状を固く守ることにエネルギーを注ぎがち。
根性があり、粘り強い人々でもありますね。
◎柔軟宮
ふたご座、おとめ座、いて座、うお座
周囲に合わせて自分を変えられるフレキシブルな星座です。
特に、対人面の適応力に優れていて、「譲れない頑固さ」はあまりないタイプです。
…もちろん星座が全てではありませんが、こういったエレメントの分類は自分や相手の性格や行動の傾向を理解する上で役に立つツールと言えるでしょう。
まとめ
エレメントについてご紹介しました。血液型もそうですが、「4つの分類」は人間にとって覚えやすい数だそう。
好きな人や苦手な人について、「もっと深く理解したい!」「どういうタイプなのか、ざっくりで良いから知りたい」という時にも参考になるはずです。
また、この「エレメント」の考え方は、洋の東西を問わず占いの基本となるものです。
「火」は直感、「土」は感覚、「風」は思考、「水」は感情にあたるとも言われていて、これはタロットカード占いの世界にも反映されていますね。
エレメントの知識があると、他の占いについて勉強する時にも理解がスムーズになりますので、ぜひ覚えておいてください!
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