やらなきゃいけないことがあるのに、なかなかやる気スイッチが入らない・・・
コレは誰にでもあることです。
あなただからではありませんので、自分を卑下する必要はありません。
今回は、なかなかやる気スイッチが入らないときにどうすればいいのか?
「やる気スイッチの押し方」について、ご紹介していきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
ミラー催眠で自己効力感を高める
やらなきゃいけないことがある…
頭ではわかっているのに、そんな時に限ってついついSNSをダラ見してしまうことってありませんか?
テレワークになって、なおいっそうそんな自分の“怠け者”な一面に嫌気がさしているという方も多いことでしょう。
しかしそれは別に、あなたが怠け者だからそうなっているわけではないのです。
隠された無意識で
この作業は時間がかかりそうだ。どうせ私のことだから、
途中で怠けたりして、結局丸一日費やしてしまうかもしれない
と思い込んでいたりする・・・。
その誤った思い込み、「私にはできないかもしれない」というセルフエフィカシー(自己効力感)の低さゆえになかなか「やる気」になれないということは結構多いのです。
そんな時は、鏡の前に立ち、自分と向き合いましょう。
そして、
大丈夫だよ。ビビらなくていいよ。あなたならきっとできるから。
始めたら、あっという間に片づけられるよ
と語りかけてみましょう。
これは「ミラー催眠」と呼ばれる方法で、自分自身の無意識にプラスの自己暗示をかけることができます。
コロナ渦で鏡の需要が増えているそうですが、その現象もこのミラー催眠と無関係ではありません。
自宅で過ごす時間が多くなり、多くの人が自分と向き合うことの大切さを実感するようになったことの表れかもしれませんね。
今できる100%の2倍を目指してみる
やる気が出ないもう一つ原因として、目標が高過ぎる、あるいは低すぎるということも上げられるでしょう。
足し算しかできない人がいきなり積分をやろうとしても無理ですから、すぐに挫折してしまうでしょう。
逆に、微分積分の難解な問題を解くのが得意な人に簡単な足し算の問題ばかりやらせても飽きてしまいます。
やる気スイッチをONにしてモチベーションを長く維持するためには、「難しすぎず、簡単過ぎもしない、適度な難易度の目標」を設定することがとても大事です。
目安となるのは、今自分が100%の力を発揮してできることの2倍を目指すということ。
これは海外の研究で導き出された数字で、心理戦略コンサルタントの山本マサヤさんも推奨している目標設定の方法です。
具体的には、今1時間かかっている作業を30分で終わらせるように頑張ってみる。
先月の受注が10件なら、今月は20件を目指してみる。
今の実力が50点なら、いっそ100点を目指してみましょう。
絶対に手が届かないわけではなく、ちょっと無理をすれば手が届きそうだ・・・という、そのくらいの高さにある目標設定がおススメです。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、1回クリアできたら後は身体と心が慣れていくはず。
慣れたらまたその2倍・・・と設定を変えていくことで、モチベーションを維持したままどんどんグレードUPしていけるというわけですね。
ポモドーロテクニックを使って自分を上手に奮い立たせる
自分で目標を決められるような仕事であれば、すでにご紹介した通り「目標設定の仕方を変える」という方法でモチベーションを高められる可能性があります。
でも、上司や先輩、取引先から頼まれた仕事、課せられたノルマについてはなかなかモチベが上がらないという方も多いでしょう。
「これやっておいて」って頼まれたけど、なんかやる気が出ない・・・。
そんな時は、単純に自分に「ご褒美」を用意すればうまく自分を奮い立たせることができます。
たとえば、「これができたら、GODIVAのチョコ1個食べていいよ」とか「いつもより高いコーヒー飲んでヨシ!」とか。
膨大な量があって長く時間がかかりそうな仕事の場合は、25分~40分くらいずつに分けて、「25分でガッと集中してご褒美を与えて5分休む」といったサイクルを繰り返すことで仕事を効率よく片付けていくことができるでしょう。
繰り返していくうちに脳が「25分」に慣れて、だんだんその時間が短く感じられるようになってきます。
また、この方法でうまく仕事を片付けられるようになってくると、「達成できた」という満足感や快感が精神的な報酬となり、物質的なご褒美に頼らなくてもやる気スイッチを押せるようになりますよ。
【まとめ】一度にやろうと思わないこと!「短時間集中+休憩」で心理的ハードルを下げて。
おそらくどんな職種の方にも共通するであろう悩み、「やる気スイッチがなかなかONにならない」を解決する方法をご紹介しました。
押さえておきたいポイントをまとめます。
- 「自分ならできる」という自己効力感を高めると仕事に取り掛かるまでの心理的ハードルが下がる
- 目標設定は高過ぎても低すぎてもモチベーションを落としてしまう
- 「ご褒美」をうまく使って短時間集中で自分を奮い立たせる
人の集中力はせいぜい25分しか続きません。
ですから、長時間みっちり仕事をしようとしても無理が生じます。
まずは、目の前の仕事を大きな岩として捉えるのではなく、細かいブロックが集まったものだと捉えなおしてみること。
そして、一気に片づけようと思わず、短時間の集中と休憩を繰り返すことで少しずつ片づけていこうと考え方に変換できれば、
「とりあえず始めるか」と立ち上がるまでの時間を短くしていくことができるでしょう(*´∀`*)
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